1日=19時間
2023年07月21日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
7月21日の金曜日でございます。
7月も残すところ10日となりました。
ついに8月がきますねぇ。
今でも十分暑いのに、さらに暑くなる8月ですよ。
もうどこまで暑くなるか、逆に楽しみですな(笑)
では今日もネタにいきましょう。
今日は歴史ミステリーなお話しでもいってみましょう。
なんでも、かつて地球では1日が19時間しかなかった時期が10億年続いたことがあるんだそうです。
普通、1日は何時間と聞かれたら、小さな子供でも24時間と答えることができるでしょう。
ですが地球の歴史を遡ると、1日が19時間だった時期があったそうなんです。
約20億年から10億年前、地球が一回転するのに19時間しかかからなかった時期が10億年続いたそうです。
最新の研究によると、地球の自転は常に一定ではないということらしいんです。
その理由は、月と太陽の綱引きの影響によるものだそうで、そしてそれは、私たち生物の進化とも関係しているという話しです。
では、大昔の1日の長さなどどうやればわかるのでしょう?
中国科学院、地質地球物理学研究所などの研究チーム行った今回の研究では、地球の「ミランコビッチ・サイクル」が手掛かりの1つになったそうです。
太陽を公転している地球ですが、案外その足取りはふらふらしています。
地球の姿をよく観察してみると、その軌道は一定の周期で揺らぎがあるそうなんです。
それがミランコビッチ・サイクルといわれるものです。
たとえば地球の軌道は、10万年周期で円になったり楕円になったりと、伸び縮みしているそうなんです。
この離心率の変化により、それに合わせて太陽との距離が変わるわけです。
また地球の地軸の傾きも、4.1万年周期でぐらぐらと揺れているそうです(地軸の傾きの変化)。
この変化によって、季節ごとの差に影響が出ます。
さらに地球の自転軸は、まるで回転するコマの軸のようにゆっくりと動きます(歳差運動の変化)。
これは1.8万〜2.3万年周期で起きており、季節の始まりや終わりのタイミングに影響するそうです。
こうした揺らぎのために、時代によって地球各地が浴びる太陽の光の量が変わってきます。
その痕跡が岩の中に刻み込まれるそうで、これを調べることで、時代ごとのミランコビッチ・サイクルを推測することができるんだそうですよ。
とりわけ地軸の傾きと歳差運動は、地球の自転とも関係しているため、ここから時点の速さ――つまりは1日の長さを知ることができます。
こうした地球の自転についての研究からは、かつて地球は今よりもずっと速く回転していただろうことが明らかになっています。
つまり地球の1日はだんだんと長くなっていると考えられるのです。
ですが、その大昔の1日の長さについて、まだ証明されていない仮説があります。
それによると、地球の歴史の中には、1日の長さが一定で安定していた時期があったかもしれないというものです。
この仮説の根拠は、月と太陽が引き起こす潮汐の"綱引き"で、月の引力は海を満ち引き(海洋潮汐)させますが、太陽は大気をあたためることで、それと同じような満ち引き(大気潮汐)を起こします。
そして月の潮汐はある種の摩擦を作り出して、地球の自転にブレーキをかけます。
ところが、太陽の潮汐はアクセルを踏ませます。
つまり自転を速めようとするんですね。
現在、月の潮汐と太陽の潮汐では、月のほうがずっと強いです。
ですが大昔、地球が月から受ける影響はずっと小さかったそうなんです。
すると、過去のどこかの時点では、月のブレーキと太陽のアクセルの力が釣り合う時期があったと考えられるんです。
その時期、地球の自転スピードは一定だったに違いないと…。
今回の研究では、ここ数年で集められたミランコビッチ・サイクルのデータを分析し、まさにそのことを裏付けています。
それによると、地球の自転スピードが一定だったのは、20億年前から10億年前であるということです。
この時期、地球の自転スピードは1回転が19時間ほどで安定していたそうで、つまり1日が19時間だったわけなんです。
興味深いことに、この時期は地球の歴史の中でも、とりわけ酸素が増加した2つの時代に挟まれています。
このことは、地球の自転が大気や私たち生物にも影響を与えていた可能性を示しているそうです。
なぜなら、昼の長さが光合成によって作られる酸素の量を左右するからで、光合成する細菌が現代のレベルにまで酸素を増やすには、昼が今のように長くなければならなかったという仮説がありますが、今回の発見はこれを裏付けているかもしれませんね。
天文学と地質学による研究は、意外にも進化学や生物学にまで結びつくんですねぇ。
ま、過去はいいとして、これからの地球はどうなっていくんでしょう?
いつかは「1日24時間」でなくなるんでしょうか…。
ま、わたくし院長の生きてるうちにはおこらないわな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月21日の金曜日でございます。
7月も残すところ10日となりました。
ついに8月がきますねぇ。
今でも十分暑いのに、さらに暑くなる8月ですよ。
もうどこまで暑くなるか、逆に楽しみですな(笑)
では今日もネタにいきましょう。
今日は歴史ミステリーなお話しでもいってみましょう。
なんでも、かつて地球では1日が19時間しかなかった時期が10億年続いたことがあるんだそうです。
普通、1日は何時間と聞かれたら、小さな子供でも24時間と答えることができるでしょう。
ですが地球の歴史を遡ると、1日が19時間だった時期があったそうなんです。
約20億年から10億年前、地球が一回転するのに19時間しかかからなかった時期が10億年続いたそうです。
最新の研究によると、地球の自転は常に一定ではないということらしいんです。
その理由は、月と太陽の綱引きの影響によるものだそうで、そしてそれは、私たち生物の進化とも関係しているという話しです。
では、大昔の1日の長さなどどうやればわかるのでしょう?
中国科学院、地質地球物理学研究所などの研究チーム行った今回の研究では、地球の「ミランコビッチ・サイクル」が手掛かりの1つになったそうです。
太陽を公転している地球ですが、案外その足取りはふらふらしています。
地球の姿をよく観察してみると、その軌道は一定の周期で揺らぎがあるそうなんです。
それがミランコビッチ・サイクルといわれるものです。
たとえば地球の軌道は、10万年周期で円になったり楕円になったりと、伸び縮みしているそうなんです。
この離心率の変化により、それに合わせて太陽との距離が変わるわけです。
また地球の地軸の傾きも、4.1万年周期でぐらぐらと揺れているそうです(地軸の傾きの変化)。
この変化によって、季節ごとの差に影響が出ます。
さらに地球の自転軸は、まるで回転するコマの軸のようにゆっくりと動きます(歳差運動の変化)。
これは1.8万〜2.3万年周期で起きており、季節の始まりや終わりのタイミングに影響するそうです。
こうした揺らぎのために、時代によって地球各地が浴びる太陽の光の量が変わってきます。
その痕跡が岩の中に刻み込まれるそうで、これを調べることで、時代ごとのミランコビッチ・サイクルを推測することができるんだそうですよ。
とりわけ地軸の傾きと歳差運動は、地球の自転とも関係しているため、ここから時点の速さ――つまりは1日の長さを知ることができます。
こうした地球の自転についての研究からは、かつて地球は今よりもずっと速く回転していただろうことが明らかになっています。
つまり地球の1日はだんだんと長くなっていると考えられるのです。
ですが、その大昔の1日の長さについて、まだ証明されていない仮説があります。
それによると、地球の歴史の中には、1日の長さが一定で安定していた時期があったかもしれないというものです。
この仮説の根拠は、月と太陽が引き起こす潮汐の"綱引き"で、月の引力は海を満ち引き(海洋潮汐)させますが、太陽は大気をあたためることで、それと同じような満ち引き(大気潮汐)を起こします。
そして月の潮汐はある種の摩擦を作り出して、地球の自転にブレーキをかけます。
ところが、太陽の潮汐はアクセルを踏ませます。
つまり自転を速めようとするんですね。
現在、月の潮汐と太陽の潮汐では、月のほうがずっと強いです。
ですが大昔、地球が月から受ける影響はずっと小さかったそうなんです。
すると、過去のどこかの時点では、月のブレーキと太陽のアクセルの力が釣り合う時期があったと考えられるんです。
その時期、地球の自転スピードは一定だったに違いないと…。
今回の研究では、ここ数年で集められたミランコビッチ・サイクルのデータを分析し、まさにそのことを裏付けています。
それによると、地球の自転スピードが一定だったのは、20億年前から10億年前であるということです。
この時期、地球の自転スピードは1回転が19時間ほどで安定していたそうで、つまり1日が19時間だったわけなんです。
興味深いことに、この時期は地球の歴史の中でも、とりわけ酸素が増加した2つの時代に挟まれています。
このことは、地球の自転が大気や私たち生物にも影響を与えていた可能性を示しているそうです。
なぜなら、昼の長さが光合成によって作られる酸素の量を左右するからで、光合成する細菌が現代のレベルにまで酸素を増やすには、昼が今のように長くなければならなかったという仮説がありますが、今回の発見はこれを裏付けているかもしれませんね。
天文学と地質学による研究は、意外にも進化学や生物学にまで結びつくんですねぇ。
ま、過去はいいとして、これからの地球はどうなっていくんでしょう?
いつかは「1日24時間」でなくなるんでしょうか…。
ま、わたくし院長の生きてるうちにはおこらないわな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院