お疲れ様です。院長です。

7月7日の金曜日でございます。

あら。

七夕ですやん。

毎年、七夕って晴れるか曇るか話題になりますが、そりゃ時期が悪いわね。

梅雨ですもん。

確率的に晴れないよねぇ…。

ま、それだけにロマンチックなんでしょうか…。

ま、今日くらい夜空を見上げてみるのもいいかと思います。

では今日もネタにいきましょう。

今日は七夕には全然関係ない、最先端のサイエンステクノロジーなお話しです。

何でも、幹細胞を操作することで老化した髪の毛を再生させる方法を発見したんだとか…。

これが本当なら、世界中のそういった人々が歓喜するでしょうな（笑）

米ノースウェスタン大学の研究グループが、新たに考案された発毛法でマウスの毛を蘇らせることに成功したそうなんです。

ぽんぽんとブラシで頭を叩いて頭皮を柔らかくして発毛をうながす方法は以前から知られていましたが、最新の方法は、頭皮ではなく毛包の幹細胞を柔らかくするのだそうです。

毛包の再生を担う組織幹細胞「毛包幹細胞」は加齢とともに柔軟さを失い、毛が生えにくくなります。

それを小さな「マイクロRNA」で柔らかくしてやるんだとか…。

まだマウス実験の段階ですが、これにより新しい毛髪の生成が可能になるという事らしいです。

帽子に仕込んだデバイスでこっそり育毛するとか、ハゲきる前に毛包を摘出して保管、培養して頭皮に戻すなど、世間にはさまざまな発毛法がありますが、今回の実験的発毛法は、硬くなった毛包幹細胞を柔らかくするというものです。

発毛は毛穴の奥底にある「毛包幹細胞」が分裂することで始まりますが、歳をとるとこれが硬くなって、だんだんと毛が生えにくくなります。

そこで、その髪の毛の素である毛包幹細胞を柔らかくすることで、毛が生えやすいようにしてやるってわけなんです。

ですが、そんなものをどうやって柔らかくすればいいのでしょう？

ノースウェスタン大学の研究チームが使ったのは「microRNA（マイクロRNA）」です。

私たちの体の設計図はDNAによって書かれています。

この設計図から実際に体の中で使われる材料を作るには、まずその内容をRNA（正確にはメッセンジャーRNA）に書き写さねばなりません。

必要な材料（タンパク質）は、これを元に作られます。

マイクロRNAはこのRNAの一種ですが、とても小さくて、材料の情報が何も書かれていません。

そのかわり、RNAにくっつくことで、その働きを調整しています。

発毛に有望なマイクロRNAは過去にも発見されていますが、今回の研究では「miR-205」というマイクロRNAが使われました。

その実験では、マウスの幹細胞を遺伝子操作して、miR-205が普通よりもたくさん作られるようにしました。

すると毛を生やしてくれる毛包幹細胞が柔らかくなり、若いマウスからも老いたマウスからも毛が生えてきたそうなんです。

その効果は素晴らしく、実験開始からたった10日で発毛が始まったとのことです。

さて、そうなると気になるのはこれが人間にも効くのかという点でしょう。

この実験では、新しい毛包幹細胞が作られたわけではありません。

毛包内にあるのに硬くなってうまく毛を生やせなくなった幹細胞を刺激することで発毛をうながしているわけです。

研究チームのポール・E・スタイナー教授は、この研究は細胞の働きを制御することで発毛を促進できるだろうことを示していると、プレスリリースで説明しています。

今回のように遺伝子を操作せずとも、ナノ粒子を使えば頭皮に直接マイクロRNAを注入できるはずなので、次はこの方法をマウスで試してみるそうです。

そしてそれにうまくいけば、ついに人間にも発毛効果があるか確かめる実験に取り掛かるとのことですので、そういう方たちはもう少し待っていれば、ひょっとして夢のフサフサが実現するかもしれません。

わたくし院長、今のところは大丈夫なんで、何とかこのままいきたいと願っております。

ではまた〜。







京都　中京区　円町　弘泉堂鍼灸接骨院