環境DNA
2023年06月09日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
6月9日の金曜日でございます。
なんでも今日はドナルドダックの誕生日だそうです。
ちなみに1934年生まれだそうですから、89歳って事になりますな。
昭和9年ですからね。
今でも元気に活躍されてるのは何よりですな(笑)
てか、ディズニーって儲かってるやろねぇ。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は神秘的な歴史サイエンス。
なんでも、2万年前のペンダントから古代女性のDNAの回収に成功したそうなんです。
人類の歴史の解明につながる可能性があると専門家たちはみています。
ロシアの有名なデニソワ洞窟で発見された、鹿の歯で作られたペンダントがおよそ2万年前にシベリアに住んでいた女性の遺伝情報が詰まったまさにタイムカプセルのようなものであることがわかりました。
ドイツ、マックスプランク研究所の進化人類学者たちは、古代の遺物を破壊することなく、環境DNA(環境中に放出された生物由来のDNA)を安全に調べる方法を見つけ出しました。
この方法でこれまで謎に包まれていた人類の歴史が明らかになるかもしれないそうです。
今のところ、染色体の名残り以外は、この女性の痕跡は見つかってません。
ですが、汗や皮膚の細胞とともにこのペンダントに吸収された遺伝子から、この女性が旧石器時代から北ユーラシアにいた集団に属していたのではないかと考古学者たちは推測しています。
この驚くべき発見によって、歯や骨からできた先史時代の遺物は、古代遺伝物質の手つかずの宝庫なのではないかという考えが展開できそうです。
遥か昔のわたしたちの祖先が、こうした大昔の遺物をどのようにして使い、持ち歩き、身に着けていたかについての情報をひそかに隠している可能性が非常に高いわけなんですね。
「私たちの研究は、先史時代の考古学において、文化的・遺伝的な記録をどのように結びつけることができるかを再定義するものだ」と研究著者は書いています。
事実上、すべての生物は、細胞が剥がれ落ちて分解すると、周囲に微量なDNAの痕跡を残すそうなんです。
近年、研究者たちは、空気中や土壌中の環境DNAの名残りを見つけることが驚くほど上達しました。
わずかな量の遺伝物質の痕跡を使うだけで、従来の技術では追跡がほとんど不可能だった、絶滅の危機に瀕した個体群の存在を検出できるようになったそうなんです。
大昔にその地域から移動したり、完全に絶滅してしまった種の名残りすら発見することができるそうです。
2022年12月、国際的な科学者チームが、環境DNA解析を行って、200万年前にさかのぼる最古の遺伝物質の解読に成功しました。
環境DNA抽出に関わる最新イノベーションでは、歯や骨など多孔質な人工物に、特殊な科学物質を浸透させて、閉じ込められていたDNAの断片を洗い出します。
「私たちは、清潔な研究室の中に古代遺物用の洗濯機を作ったと言えるかもしれません」マックス・プランク研究所の進化人類学者エレナ・エッセル氏そう言ってます。
最高温度90℃でこれら遺物を洗浄することによって、遺物を傷つけることなく、その洗浄液からDNAを抽出することができるのんだとか…。
長年の試行錯誤の末、この洗濯機技術は、ロシア、シベリアの洞窟で見つかった鹿の歯のペンダントに応用されました。
ペンダントから回収された人間のDNAは、とてつもない量だったそうで、まるでペンダントが実は鹿の歯ではなく、人間の歯だったのではと思うほどだと研究者は言うてます。
人間のDNAの中にある染色体の数は、この人物が女性であることを示しています。
同じ時代の人々の記録と照合すると、およそ1万7000年前から2万4000年前にシベリアのさらに東に住んでいたふたつの集団にシーケンスがもっとも似ていたそうです。
現代の人々と比べると、遺伝物質は、アメリカ先住民ともっとも近かったと…。
この女性が想像どおり、この鹿の歯のペンダントをずっと身に着けていたのだとしたら、時間の経過とともに、ペンダントが皮膚の細胞、汗、血液、唾液を吸収し、本人も知らないうちに、DNA情報が詰まったロケットになっていた可能性があるという仮説が考えられます。
何度も扱われたものから、人間のDNAを分離できることに、法医学者は驚かないでしょうが、2万年もたってから、それができるとは、まさに驚愕だと言わざるをえません」と法医学者のマティアス・マイヤー氏は言ってます。
マックス・プランクの研究チームは現在、骨や歯から作られたほかの先史時代の遺物にも、この非侵襲性技術を応用することを計画しています。
環境DNA分析を手がかりとして、そのほかの見落とされた過去の状況を明らかにすることが期待されています。
この分野もすごい進歩してるんですねぇ。
環境DNA…。
これを応用出来たら、犯罪捜査とかにも役立ちそうですですよね。
空間からそこに犯人がいたって特定出来れば、もう逃げようもないですもんね。
てな実用性もありそうなんで、この研究も頑張って下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月9日の金曜日でございます。
なんでも今日はドナルドダックの誕生日だそうです。
ちなみに1934年生まれだそうですから、89歳って事になりますな。
昭和9年ですからね。
今でも元気に活躍されてるのは何よりですな(笑)
てか、ディズニーって儲かってるやろねぇ。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は神秘的な歴史サイエンス。
なんでも、2万年前のペンダントから古代女性のDNAの回収に成功したそうなんです。
人類の歴史の解明につながる可能性があると専門家たちはみています。
ロシアの有名なデニソワ洞窟で発見された、鹿の歯で作られたペンダントがおよそ2万年前にシベリアに住んでいた女性の遺伝情報が詰まったまさにタイムカプセルのようなものであることがわかりました。
ドイツ、マックスプランク研究所の進化人類学者たちは、古代の遺物を破壊することなく、環境DNA(環境中に放出された生物由来のDNA)を安全に調べる方法を見つけ出しました。
この方法でこれまで謎に包まれていた人類の歴史が明らかになるかもしれないそうです。
今のところ、染色体の名残り以外は、この女性の痕跡は見つかってません。
ですが、汗や皮膚の細胞とともにこのペンダントに吸収された遺伝子から、この女性が旧石器時代から北ユーラシアにいた集団に属していたのではないかと考古学者たちは推測しています。
この驚くべき発見によって、歯や骨からできた先史時代の遺物は、古代遺伝物質の手つかずの宝庫なのではないかという考えが展開できそうです。
遥か昔のわたしたちの祖先が、こうした大昔の遺物をどのようにして使い、持ち歩き、身に着けていたかについての情報をひそかに隠している可能性が非常に高いわけなんですね。
「私たちの研究は、先史時代の考古学において、文化的・遺伝的な記録をどのように結びつけることができるかを再定義するものだ」と研究著者は書いています。
事実上、すべての生物は、細胞が剥がれ落ちて分解すると、周囲に微量なDNAの痕跡を残すそうなんです。
近年、研究者たちは、空気中や土壌中の環境DNAの名残りを見つけることが驚くほど上達しました。
わずかな量の遺伝物質の痕跡を使うだけで、従来の技術では追跡がほとんど不可能だった、絶滅の危機に瀕した個体群の存在を検出できるようになったそうなんです。
大昔にその地域から移動したり、完全に絶滅してしまった種の名残りすら発見することができるそうです。
2022年12月、国際的な科学者チームが、環境DNA解析を行って、200万年前にさかのぼる最古の遺伝物質の解読に成功しました。
環境DNA抽出に関わる最新イノベーションでは、歯や骨など多孔質な人工物に、特殊な科学物質を浸透させて、閉じ込められていたDNAの断片を洗い出します。
「私たちは、清潔な研究室の中に古代遺物用の洗濯機を作ったと言えるかもしれません」マックス・プランク研究所の進化人類学者エレナ・エッセル氏そう言ってます。
最高温度90℃でこれら遺物を洗浄することによって、遺物を傷つけることなく、その洗浄液からDNAを抽出することができるのんだとか…。
長年の試行錯誤の末、この洗濯機技術は、ロシア、シベリアの洞窟で見つかった鹿の歯のペンダントに応用されました。
ペンダントから回収された人間のDNAは、とてつもない量だったそうで、まるでペンダントが実は鹿の歯ではなく、人間の歯だったのではと思うほどだと研究者は言うてます。
人間のDNAの中にある染色体の数は、この人物が女性であることを示しています。
同じ時代の人々の記録と照合すると、およそ1万7000年前から2万4000年前にシベリアのさらに東に住んでいたふたつの集団にシーケンスがもっとも似ていたそうです。
現代の人々と比べると、遺伝物質は、アメリカ先住民ともっとも近かったと…。
この女性が想像どおり、この鹿の歯のペンダントをずっと身に着けていたのだとしたら、時間の経過とともに、ペンダントが皮膚の細胞、汗、血液、唾液を吸収し、本人も知らないうちに、DNA情報が詰まったロケットになっていた可能性があるという仮説が考えられます。
何度も扱われたものから、人間のDNAを分離できることに、法医学者は驚かないでしょうが、2万年もたってから、それができるとは、まさに驚愕だと言わざるをえません」と法医学者のマティアス・マイヤー氏は言ってます。
マックス・プランクの研究チームは現在、骨や歯から作られたほかの先史時代の遺物にも、この非侵襲性技術を応用することを計画しています。
環境DNA分析を手がかりとして、そのほかの見落とされた過去の状況を明らかにすることが期待されています。
この分野もすごい進歩してるんですねぇ。
環境DNA…。
これを応用出来たら、犯罪捜査とかにも役立ちそうですですよね。
空間からそこに犯人がいたって特定出来れば、もう逃げようもないですもんね。
てな実用性もありそうなんで、この研究も頑張って下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院