プラ菌
2023年05月26日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
5月26日の金曜日でございます。
5月も残り5日程となり、ボチボチ梅雨ですなぁ。
まぁ、梅雨だから何ってわけではないんですがね。
これから気温も上昇しますし、熱中症対策もしていかないとね。
てことで、今日のネタですが、梅雨のジメジメと関係ある様なない様な菌の話でもしてみたいと思います。
なんでも菌類最速、140日で丈夫なプラスチックを分解する菌類が、土の中から発見されたそうなんです。
ご存知の通り、ポリプロピレンは軽くて丈夫で柔軟で耐久性が高いので、プラスチックの中でも最も幅広い用途で使用されている丈夫な素材なんですが、放っておいたら数百年は分解されないというデメリットがあります。
そんな強靭な素材を、たった140日で完全に分解できる「菌類」が土壌から見つかったそうなんですよ。
ポリプロピレンを食べてくれるカビやキノコの仲間が発見されたそうなんです。
シドニー大学の研究チームによれば、それを活用した生物学的ごみ処理法は、産業として実用的な規模にまで広げることもできるそうです。
今回の発見は、菌類を利用したプラスチックごみ処理法の実用化に向けて重要な足がかりになるとのことです。
ポリプロピレンはその耐熱性や加工性、耐薬品性に優れており、スーパーやコンビニのお弁当の容器やペットボトルのキャップ、家電用品の部品、医療機器、繊維や紙幣など、様々な製品に使用されている。
ですがとにかく分解されにくいという困ったネックがありました。
今回、ポリプロピレンの高速分解に成功したのは、土の中に生息する2種の菌類で、「Aspergillus terreus」と「Engyodontium album」というそうです。
実験では、それらの菌類が90日でポリプロピレンのサンプルの25〜27%を、140日で完全に食べ尽くすことが観察されました。
研究チームが文献で調べた限りは、菌類によるプラスチック分解の最速記録であるそうです。
今回の実験では、Aspergillus terreusとEngyodontium albumが一緒になって、ポリプロピレン製の粒やフィルムを分解できることがわかりました。
たとえアルミニウムでコーティングされたポリプロピレン・シートであっても分解できるそうです。
2つの菌類がプラスチックを分解する詳しい方法はまだわかっていません。
ですが、おそらくプラスチックを単純な分子に劣化させて、吸収するなり排泄するなりしているのだろうと考えられているそうです。
なお、これらの菌類にプラスチックを食べさせるには、紫外線・熱・薬品などで前処理を行い、”エサ"を食べやすくしておく必要があるそうです。
ですが、それはあくまで自然環境中で起きるプロセスを模倣したものでしかないありません。
プラスチックは、炭素を中心とする原子が鎖のようにつながった高分子物質のことで、理論上、それをリサイクルするには鎖の1つ1つを解いて、別のものに組み立ててやればいいわけです。
ですが一口にプラスチックと言っても100種近くもあります。
その上、ゴミとして捨てられるときにはさまざまな物と一緒に混ざってしまうのが現状です。
現実に、そうしたプラスチックごみを分別してリサイクルすることはほぼ不可能で、現時点では焼却されるか、埋め立てられるのがほとんどなんですねぇ。
研究チームを率いたシドニー大学のアリ・アッバス氏は、「プラスチックを循環を実現する破壊的なリサイクル技術、とりわけ生物学的プロセスを利用した技術の開発を支援する必要があります」と、プレスリリースで語っています。
このところプラスチックを生物学的に処理する方法は大きく注目されており、中にはAIに強力なプラスチック分解酵素を開発させる研究もあるそうです。
まぁ、ゴミがね。
出すぎちゃってるわけですよ。
そりゃ便利ですからねぇ。
便利を優先すると必ず問題が残ります。
かと言って、手に入れた便利は手放せないもんねぇ。
ですけど、せっかく作ったプラスチックを今度は手間をかけて分解するとか、なんか根本的に間違ってる気はしますよね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月26日の金曜日でございます。
5月も残り5日程となり、ボチボチ梅雨ですなぁ。
まぁ、梅雨だから何ってわけではないんですがね。
これから気温も上昇しますし、熱中症対策もしていかないとね。
てことで、今日のネタですが、梅雨のジメジメと関係ある様なない様な菌の話でもしてみたいと思います。
なんでも菌類最速、140日で丈夫なプラスチックを分解する菌類が、土の中から発見されたそうなんです。
ご存知の通り、ポリプロピレンは軽くて丈夫で柔軟で耐久性が高いので、プラスチックの中でも最も幅広い用途で使用されている丈夫な素材なんですが、放っておいたら数百年は分解されないというデメリットがあります。
そんな強靭な素材を、たった140日で完全に分解できる「菌類」が土壌から見つかったそうなんですよ。
ポリプロピレンを食べてくれるカビやキノコの仲間が発見されたそうなんです。
シドニー大学の研究チームによれば、それを活用した生物学的ごみ処理法は、産業として実用的な規模にまで広げることもできるそうです。
今回の発見は、菌類を利用したプラスチックごみ処理法の実用化に向けて重要な足がかりになるとのことです。
ポリプロピレンはその耐熱性や加工性、耐薬品性に優れており、スーパーやコンビニのお弁当の容器やペットボトルのキャップ、家電用品の部品、医療機器、繊維や紙幣など、様々な製品に使用されている。
ですがとにかく分解されにくいという困ったネックがありました。
今回、ポリプロピレンの高速分解に成功したのは、土の中に生息する2種の菌類で、「Aspergillus terreus」と「Engyodontium album」というそうです。
実験では、それらの菌類が90日でポリプロピレンのサンプルの25〜27%を、140日で完全に食べ尽くすことが観察されました。
研究チームが文献で調べた限りは、菌類によるプラスチック分解の最速記録であるそうです。
今回の実験では、Aspergillus terreusとEngyodontium albumが一緒になって、ポリプロピレン製の粒やフィルムを分解できることがわかりました。
たとえアルミニウムでコーティングされたポリプロピレン・シートであっても分解できるそうです。
2つの菌類がプラスチックを分解する詳しい方法はまだわかっていません。
ですが、おそらくプラスチックを単純な分子に劣化させて、吸収するなり排泄するなりしているのだろうと考えられているそうです。
なお、これらの菌類にプラスチックを食べさせるには、紫外線・熱・薬品などで前処理を行い、”エサ"を食べやすくしておく必要があるそうです。
ですが、それはあくまで自然環境中で起きるプロセスを模倣したものでしかないありません。
プラスチックは、炭素を中心とする原子が鎖のようにつながった高分子物質のことで、理論上、それをリサイクルするには鎖の1つ1つを解いて、別のものに組み立ててやればいいわけです。
ですが一口にプラスチックと言っても100種近くもあります。
その上、ゴミとして捨てられるときにはさまざまな物と一緒に混ざってしまうのが現状です。
現実に、そうしたプラスチックごみを分別してリサイクルすることはほぼ不可能で、現時点では焼却されるか、埋め立てられるのがほとんどなんですねぇ。
研究チームを率いたシドニー大学のアリ・アッバス氏は、「プラスチックを循環を実現する破壊的なリサイクル技術、とりわけ生物学的プロセスを利用した技術の開発を支援する必要があります」と、プレスリリースで語っています。
このところプラスチックを生物学的に処理する方法は大きく注目されており、中にはAIに強力なプラスチック分解酵素を開発させる研究もあるそうです。
まぁ、ゴミがね。
出すぎちゃってるわけですよ。
そりゃ便利ですからねぇ。
便利を優先すると必ず問題が残ります。
かと言って、手に入れた便利は手放せないもんねぇ。
ですけど、せっかく作ったプラスチックを今度は手間をかけて分解するとか、なんか根本的に間違ってる気はしますよね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院