弘泉堂鍼灸接骨院
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食べる電池
2023年05月15日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。

5月15日の月曜日でございます。

5月も半分来ましたね〜。

もうボチボチ梅雨入りどうのこうのと言いだす頃になってきましたね。

沖縄とか奄美なんかではそろそろ梅雨入りですもんね。

わたくし院長、雨は嫌いです(笑)

まぁ大体の人は嫌いだと思うんですが、特に嫌いでございます。

雨だと全てのやる気が出ないんですよねぇ…。

ですが、これからの時期、そうも言うてられません。

慣れていかないとね。

まぁ、雨も朝起きて雨だったら、チッって思いますけど、どうせ雨だと思っていたら少しはマシですしね。

てことで、今日もネタにいきましょう。

今日のネタはサイエンスでエコなお話しでございます。

なんでも、海苔とビタミンから食べられる電池が開発されたんだとか…。

体調管理モニターや小型医療機器の動力に最適なんだそうですよ。

タリア技術研究所(IIT)の研究チームが、我々日本人にはなじみの深い「海苔」を使って、食べられる電池を開発したそうなんです。

この食べられる電池は、従来の電池にはない高い安全性があります。

さらにくり返し充電することが可能で、体内に入れて作動させる小型の医療機器やソフトロボットを動かすことができますし、子どもの誤飲を防止にもつながります。

食べられる電池は、真の持続可能な未来を切り開く手助けになるのだそうです。

パリパリと美味しい”海苔”で電池を開発したのは、イタリア技術研究所(IIT)の研究チームです。

研究の中心人物であるマリオ・カイローニ氏は長年、食品やその副産物の電子特性を追求し、それらを組み合わせた食べる電子素材の発明を目指してきたのだそうです。

そもそも電池とは、「負極」が「電解液」に反応してできた電子が「正極」へ流れることで、電気を供給します。

このとき負極と正極が接触するとショートしてしまうので、これを防ぐために薄い「セパレータ」で絶縁しています。

今回の食べられる電池の場合、負極にタマネギやソバなどに含まれる「ケルセチン」、正極にお肉やお魚などに含まれる「ビタミンB2(リボフラミン)」を採用したんだとか…。

海苔はセパレータとしての役割になるそうです。

食べられるというだけあって、それ以外の電池の素材もすべて口にしても問題ないもので、さらにこれで生じる電圧は0.65Vと低いので、やはり食べても問題ないそうです。

とは言え、電池なわけですからもちろん実用性もあります。

48μAの電流を12分流すことができるそうです。

電流をもっと低めれば1時間以上もつので、低電力LEDのような機器なら十分に使えるそうなんです。

食べて安全、電気も十分という特徴を活かせば、将来的には「お腹の診断や治療」をする食べるセンサーや、「食品の保存状態をチェック」するモニタリング機器への電源供給など、さまざまな用途に応用できるとのことです。

また、繰り返し充電することが可能だそうで、充電はいったん体外に取り出す必要があるものの、何十回と充放電を繰り返しても十分な充電状態を維持できたそうです。

また食べても安心なので、子供のおもちゃに使って、「うっかり誤飲事故を防ぐ」こともできますね。

研究チームは、すでにより発電力が高くかつ小型な食べる電池も開発しているそうで、いずれは「食べるソフトロボット」の動力源としても期待しているそうです。

今回の食べる電池は電気自動車を走らせほどの電力はもちろんありません。

ですが有害物質をまったく使用せず、スマホなどに使用されているリチウムイオン電池よりずっと安全で、環境にやさしい。

世の中には藻類の光合成や牛のふんで作った電池など、変わり種の電池が開発されていますが、そうした安全な電池で、真に持続可能な未来を実現することが研究チームの願いであるそうです。

こりゃいいね。

まぁ、電力としてはまだまだですが、そんなもん、いくらでも改良されるでしょう。

真に持続可能な未来…。

こういう研究は是非頑張ってもらいたいですね。

ではまた〜。






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