(324)サンデーイルネス(仮)黄斑ジストロフィ(先天性黄斑変性症)について
2023年05月14日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
5月14日のサンデーイルネスでございます。
あっという間に連休も終り、5月も2週間が過ぎました。
徐々に気温も上がってますし、次は梅雨ですなぁ…。
これから梅雨にかけてが一年でも一番身体に負担がかかる時期ですし、体調の変化には気を配りましょう。
この時期に調子を落としちゃうと、つぎにくる夏を乗り越えられませんからねぇ。
今のうちに夏を乗り切る体力をつける位でないとね。
ですが、梅雨に入るとどうしても外出も減りますし家でじっとしてることも多くなります。
最近じゃ、youtubeなんかでも、宅トレ動画とかたくさん出てますし、家の中でも身体は動かしましょうね。
汗をかくってのも重要で、汗をキチンとかくことによって体温調節がうまくいきますしね。
自律神経系も整いやすくなりますから、たまには汗をかきましょう。
少し身体を動かすことで、適度な疲れから睡眠の質も向上しますしね。
蒸し暑い夜は寝にくいですもんね。
何とか自力で、これからの地獄の季節と戦いましょう。
ってことで、今日も本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「黄斑ジストロフィ(先天性黄斑変性症)」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かと言いますと、黄斑部の網膜(もうまく)、網膜色素上皮(もうまくしきそじょうひ)、脈絡膜(みゃくらくまく)などが徐々に変性萎縮(へんせいいしゅく)に陥(おちい)る病気です。
黄斑部は中心視力を担う場所ですから、多くの場合、視力が低下します。
黄斑ジストロフィとひと口にいっても病気の種類は多数あります。
少し専門的になりますが、スターガルト型黄斑ジストロフィ、卵黄様(らんおうよう)黄斑ジストロフィ、錐体(すいたい)ジストロフィなどを例としてあげておきます。
原因は何かと言いますと、原因は遺伝子の異常です。
ジストロフィという病名は眼科にかぎらずよく出てきますが、遺伝子の異常によって組織や臓器が徐々に変性することを意味します。
ちなみに網膜色素変性症(もうまくしきそへんせいしょう)もジストロフィに含まれる病気です。
黄斑ジストロフィのいくつかでは、どの遺伝子に異常があるのかがわかっています。
症状の現れ方としては、病気の種類によって違いますが、視力低下、中心暗点(中心が見えにくい)、傍中心暗点、羞明(しゅうめい)(まぶしい)、後天性色覚異常などが現れます。
ある程度年齢が高くなってから症状が現れること、幼少時にすでに発症していて気づいた時にはかなり進行していることもあります。
眼底検査でおおよその診断はつきます。
両眼対称性であること、進行性であること、家族にかかった人がいること、薬物や感染症など外因がないことなどが重要な手がかりになります。
蛍光(けいこう)眼底検査、網膜電図などの電気生理学的検査も診断を確実にするには必須です。
異常を起こす遺伝子が突き止められているものでは、遺伝子の検索が決め手になります。
では治療の方法ですが、網膜色素変性症と同様、有効な治療法は見いだされていません。
症状に応じて、遮光(しゃこう)眼鏡、弱視(じゃくし)眼鏡、拡大読書器などの補助具を使用することが有用です。
その他のリハビリテーションも重要です。
いつの日か、先端的医療の進歩が根本的治療を可能にすることが期待されます。
もし異常を感じたら、専門医の診察を受け、正しく診断してもらうことがまず基本になります。
病気を受け入れ、その後のことを考えるのが合理的だと思います。
多くの場合、黄斑ジストロフィは、視力の大幅な低下が避けられません。
残存機能を活用すること、弱視学級や盲学校での勉学、職業訓練など、将来を見通して現実的に対応することが有益となるでしょう。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月14日のサンデーイルネスでございます。
あっという間に連休も終り、5月も2週間が過ぎました。
徐々に気温も上がってますし、次は梅雨ですなぁ…。
これから梅雨にかけてが一年でも一番身体に負担がかかる時期ですし、体調の変化には気を配りましょう。
この時期に調子を落としちゃうと、つぎにくる夏を乗り越えられませんからねぇ。
今のうちに夏を乗り切る体力をつける位でないとね。
ですが、梅雨に入るとどうしても外出も減りますし家でじっとしてることも多くなります。
最近じゃ、youtubeなんかでも、宅トレ動画とかたくさん出てますし、家の中でも身体は動かしましょうね。
汗をかくってのも重要で、汗をキチンとかくことによって体温調節がうまくいきますしね。
自律神経系も整いやすくなりますから、たまには汗をかきましょう。
少し身体を動かすことで、適度な疲れから睡眠の質も向上しますしね。
蒸し暑い夜は寝にくいですもんね。
何とか自力で、これからの地獄の季節と戦いましょう。
ってことで、今日も本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「黄斑ジストロフィ(先天性黄斑変性症)」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かと言いますと、黄斑部の網膜(もうまく)、網膜色素上皮(もうまくしきそじょうひ)、脈絡膜(みゃくらくまく)などが徐々に変性萎縮(へんせいいしゅく)に陥(おちい)る病気です。
黄斑部は中心視力を担う場所ですから、多くの場合、視力が低下します。
黄斑ジストロフィとひと口にいっても病気の種類は多数あります。
少し専門的になりますが、スターガルト型黄斑ジストロフィ、卵黄様(らんおうよう)黄斑ジストロフィ、錐体(すいたい)ジストロフィなどを例としてあげておきます。
原因は何かと言いますと、原因は遺伝子の異常です。
ジストロフィという病名は眼科にかぎらずよく出てきますが、遺伝子の異常によって組織や臓器が徐々に変性することを意味します。
ちなみに網膜色素変性症(もうまくしきそへんせいしょう)もジストロフィに含まれる病気です。
黄斑ジストロフィのいくつかでは、どの遺伝子に異常があるのかがわかっています。
症状の現れ方としては、病気の種類によって違いますが、視力低下、中心暗点(中心が見えにくい)、傍中心暗点、羞明(しゅうめい)(まぶしい)、後天性色覚異常などが現れます。
ある程度年齢が高くなってから症状が現れること、幼少時にすでに発症していて気づいた時にはかなり進行していることもあります。
眼底検査でおおよその診断はつきます。
両眼対称性であること、進行性であること、家族にかかった人がいること、薬物や感染症など外因がないことなどが重要な手がかりになります。
蛍光(けいこう)眼底検査、網膜電図などの電気生理学的検査も診断を確実にするには必須です。
異常を起こす遺伝子が突き止められているものでは、遺伝子の検索が決め手になります。
では治療の方法ですが、網膜色素変性症と同様、有効な治療法は見いだされていません。
症状に応じて、遮光(しゃこう)眼鏡、弱視(じゃくし)眼鏡、拡大読書器などの補助具を使用することが有用です。
その他のリハビリテーションも重要です。
いつの日か、先端的医療の進歩が根本的治療を可能にすることが期待されます。
もし異常を感じたら、専門医の診察を受け、正しく診断してもらうことがまず基本になります。
病気を受け入れ、その後のことを考えるのが合理的だと思います。
多くの場合、黄斑ジストロフィは、視力の大幅な低下が避けられません。
残存機能を活用すること、弱視学級や盲学校での勉学、職業訓練など、将来を見通して現実的に対応することが有益となるでしょう。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院