(322)サンデーイルネス(仮)ウイルス性肝炎について
2023年04月30日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月30日のサンデーイルネスでございます。
いよいよゴールデンウイークが始まりましたね。
ここ数年、何かと制約付きの休みでしたが、今年は何もないうえ、マスクも任意って事ですから、観光地は賑わいますな。
まぁ、たまには遊ばないとね。
わたくし院長は、出不精ですから、特にどこにも行かないですし、休みを持て余すタイプですが、それでも休みは楽しいです。
てか、仕事が嫌いです(笑)
みなさんも楽しんでくださいね。
てことで、今日も本題に入りましょう。
今日のイルネス辞典は、「ウイルス性肝炎」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、肝臓に各種の肝炎ウイルスが感染し、肝機能障害を起こす病気です。
原因はA型、B型、C型などの肝炎ウイルス、EBウイルス、サイトメガロウイルス、ヘルペスウイルスなどの感染が原因です。
感染経路はさまざまです。
A型肝炎ウイルスによる肝炎は、海産物(生牡蠣(かき)など)を食べたあとに多く発症します。
B型肝炎ウイルスは母子感染、とくに出産時の母体血との接触(産道感染(さんどうかんせん))が原因になります。
新生児・乳幼児の一部はキャリア化し、のちに肝病変へ進行することがあります。
C型肝炎ウイルスは、以前は輸血による感染が多くを占めましたが、最近は、母子感染によるものの割合が多くなっています。
EBウイルスは、唾液(だえき)を介して感染します。
サイトメガロウイルスは、妊婦の初感染に伴う先天性感染と、分娩時の産道感染や輸血後感染などがあります。
症状の現れ方として、発熱、黄疸(おうだん)、易(い)疲労感(疲れやすい)、食欲不振などの症状が続く場合もありますが、一般的に小児では無症状が多くなります。
急性B型肝炎は、皮疹(ひしん)(発疹(ほっしん))を伴う場合もあります(ジアノッティ病)。
EBウイルス感染(伝染性単核球症(でんせんせいたんかくきゅうしょう))でも、皮疹(発疹)が現れたり首や頭部などのリンパ節がはれることがあります。
先天性サイトメガロウイルス感染症では、小頭症(しょうとうしょう)や脳室(のうしつ)周囲の石灰化、網膜炎(もうまくえん)などが起こることがあります。
出生後の感染では、血液検査で軽度の肝機能障害を認めますが、無症状のことがほとんどです。
発熱、易疲労感、食欲不振などの症状が続き、黄疸や肝腫大がみられる場合は、血液検査が必要です。
ウイルス性肝炎では、ALT(GOT)やAST(GPT)などの肝細胞由来の酵素が上昇します。
家族歴、海外渡航歴や輸血の有無などを確認し、疑わしいウイルスの免疫グロブリンM(IgM)クラスの抗体価を確認します。
これらのウイルスのDNAやRNAを確認したり、その量を測定し、病勢を評価する場合もあります。
治療の方法は、ウイルス性肝炎は、小児では無症状で経過することが多く、自然に治っていることもしばしばあります。
肝細胞由来酵素が増加している場合は、グリチロンなどの肝細胞庇護薬(ひごやく)などが処方されます。
症状が強い場合は、肝臓の炎症を抑える目的でステロイド薬を用いることもあります。
B型やC型肝炎では、インターフェロンによる治療も行われます。
成人に比べて、発熱などの副作用の出現率は低いと考えられています。
発熱、易疲労感、食欲不振などの症状が続く場合は、小児科医に相談してください。
必要に応じて血液検査を行います。
また、肝機能障害が確認された場合は、劇症肝炎(げきしょうかんえん)など急激に症状が進行する場合もあるので、定期的に受診することが必要です。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月30日のサンデーイルネスでございます。
いよいよゴールデンウイークが始まりましたね。
ここ数年、何かと制約付きの休みでしたが、今年は何もないうえ、マスクも任意って事ですから、観光地は賑わいますな。
まぁ、たまには遊ばないとね。
わたくし院長は、出不精ですから、特にどこにも行かないですし、休みを持て余すタイプですが、それでも休みは楽しいです。
てか、仕事が嫌いです(笑)
みなさんも楽しんでくださいね。
てことで、今日も本題に入りましょう。
今日のイルネス辞典は、「ウイルス性肝炎」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、肝臓に各種の肝炎ウイルスが感染し、肝機能障害を起こす病気です。
原因はA型、B型、C型などの肝炎ウイルス、EBウイルス、サイトメガロウイルス、ヘルペスウイルスなどの感染が原因です。
感染経路はさまざまです。
A型肝炎ウイルスによる肝炎は、海産物(生牡蠣(かき)など)を食べたあとに多く発症します。
B型肝炎ウイルスは母子感染、とくに出産時の母体血との接触(産道感染(さんどうかんせん))が原因になります。
新生児・乳幼児の一部はキャリア化し、のちに肝病変へ進行することがあります。
C型肝炎ウイルスは、以前は輸血による感染が多くを占めましたが、最近は、母子感染によるものの割合が多くなっています。
EBウイルスは、唾液(だえき)を介して感染します。
サイトメガロウイルスは、妊婦の初感染に伴う先天性感染と、分娩時の産道感染や輸血後感染などがあります。
症状の現れ方として、発熱、黄疸(おうだん)、易(い)疲労感(疲れやすい)、食欲不振などの症状が続く場合もありますが、一般的に小児では無症状が多くなります。
急性B型肝炎は、皮疹(ひしん)(発疹(ほっしん))を伴う場合もあります(ジアノッティ病)。
EBウイルス感染(伝染性単核球症(でんせんせいたんかくきゅうしょう))でも、皮疹(発疹)が現れたり首や頭部などのリンパ節がはれることがあります。
先天性サイトメガロウイルス感染症では、小頭症(しょうとうしょう)や脳室(のうしつ)周囲の石灰化、網膜炎(もうまくえん)などが起こることがあります。
出生後の感染では、血液検査で軽度の肝機能障害を認めますが、無症状のことがほとんどです。
発熱、易疲労感、食欲不振などの症状が続き、黄疸や肝腫大がみられる場合は、血液検査が必要です。
ウイルス性肝炎では、ALT(GOT)やAST(GPT)などの肝細胞由来の酵素が上昇します。
家族歴、海外渡航歴や輸血の有無などを確認し、疑わしいウイルスの免疫グロブリンM(IgM)クラスの抗体価を確認します。
これらのウイルスのDNAやRNAを確認したり、その量を測定し、病勢を評価する場合もあります。
治療の方法は、ウイルス性肝炎は、小児では無症状で経過することが多く、自然に治っていることもしばしばあります。
肝細胞由来酵素が増加している場合は、グリチロンなどの肝細胞庇護薬(ひごやく)などが処方されます。
症状が強い場合は、肝臓の炎症を抑える目的でステロイド薬を用いることもあります。
B型やC型肝炎では、インターフェロンによる治療も行われます。
成人に比べて、発熱などの副作用の出現率は低いと考えられています。
発熱、易疲労感、食欲不振などの症状が続く場合は、小児科医に相談してください。
必要に応じて血液検査を行います。
また、肝機能障害が確認された場合は、劇症肝炎(げきしょうかんえん)など急激に症状が進行する場合もあるので、定期的に受診することが必要です。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院