鹿の角
2023年04月06日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
4月6日の木曜日でございます。
4月6日で、「白の日」。
さらには、「城の日」でもありました。
この語呂合わせの記念日、ホントに多いです。
まぁ、分かりやすいけどね。
だからと言って何もないんですが、数字を見るとまず語呂合わせしちゃいますね。
これはクセなのかも…。
車のナンバーとか必ず見ますし(笑)
そして語呂合わせしちゃいます。
変なクセですな。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は最先端のサイエンステクノロジーなお話しです。
なんでも、中国の研究で鹿の角の幹細胞を移植し、マウスに角を生やすことに成功したんだとか…。
再生医療の進展につながる可能性って言ってますけど、大丈夫かいな。
古来より鹿の角は漢方として珍重されてきましたが、今後は再生医療にとって重要なカギをにぎるようになるかもしれないと…。
中国の研究チームによると、鹿の角は再生医療に必要な「前駆細胞(ぜんくさいぼう)」の供給源になる可能性があるのだそうです。
前駆細胞とは、幹細胞から発生し体を構成する最終分化細胞へと分化することのできる細胞のことです。
最新の研究によりますと、鹿の角の幹細胞をマウスの頭に移植してみたところ、マウスに角のような軟骨が形成されたと報告しています。
人間にも再生能力はあります。
たとえば、肝臓の一部を切り取っても、残った部分が再生して元の大きさにまで回復します。
そこまで強力ではないですが、肺や腎臓、膵臓も再生はします。
自然界を見渡してみれば、切れた尾がまた生えてくるトカゲ、ヒレが元通りになるゼブラフィッシュ、ハサミを復活させるロブスター、内臓どころか脳まで回復するウーパールーパーなどなど、再生の達人がたくさんいます。
ですが再生能力の王様といえば、100回以上切断されても、それぞれの断片から増殖してしまうプラナリアという生き物でしょう。
ここまで極端な再生能力とまでは言わずとも、少しでいいからその力を拝借できれば、きっとさまざまな人を助けられるだろうと考えたわけですね。
そこで中国、西北工業大学の研究グループが注目したのが、ほ乳類でありながら、定期的に体を再生させる鹿でした。
鹿のオスの立派な角は、毎年生きた組織として生え変わります。
その構造は再生する両生類の手足のものに似ており、おそらくは脊椎動物の組織を再生させるのに役立つだろうと考えられたわけです。
じつはマウスも切れた指先を再生させることができます。
今回の研究では、そんなほ乳類の再生の名人である鹿とマウスを比較。
その結果、鹿の角を再生させる「前駆細胞」が、マウスの指先のものと似ていたと報告しています。
ですが、それはウーパールーパーの手足やゼブラフィッシュのヒレのものとは違っていたという話しです。
このことは、ほ乳類でありながら再生能力を持つ鹿とマウスには比較的よく保存された細胞・分子メカニズムがあるだろうことを示しているそうです。
今回の研究ではさらに、鹿の角が再生するとき、細胞がどのように変化しているのか詳しく調べるために、7万4730個の細胞のRNA配列が解析されています。
その結果、手足を再生させるカエルやウーパールーパー、指先を再生させるマウスとはっきりとした関連があることがわかったそうです。
こうした分析結果を実際に確かめてみるため、研究チームは鹿の前駆細胞をマウスに移植してみました。
すると、マウスの頭蓋骨にまさしく角のような軟骨が形成されたそうなんです。
それは移植された前駆細胞が成長してできたもので、ほかの場所から細胞が集まってきたわけではないということらしいです。
つまり今回の研究では、再生に不可欠な前駆細胞を分離することに成功しているわけです。
将来的には、鹿の角が人間の再生医療に使われる再生細胞の供給源になる可能性もあるとのことです。
まぁ、何とも言えない話ですが、鹿の角にそんな力があるとはねぇ。
さすが中国人、眼の付け所が違います。
そして、実際にマウスにつのを生やしちゃうってとこも中国らしいですね。
この研究も、今後に注目しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月6日の木曜日でございます。
4月6日で、「白の日」。
さらには、「城の日」でもありました。
この語呂合わせの記念日、ホントに多いです。
まぁ、分かりやすいけどね。
だからと言って何もないんですが、数字を見るとまず語呂合わせしちゃいますね。
これはクセなのかも…。
車のナンバーとか必ず見ますし(笑)
そして語呂合わせしちゃいます。
変なクセですな。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は最先端のサイエンステクノロジーなお話しです。
なんでも、中国の研究で鹿の角の幹細胞を移植し、マウスに角を生やすことに成功したんだとか…。
再生医療の進展につながる可能性って言ってますけど、大丈夫かいな。
古来より鹿の角は漢方として珍重されてきましたが、今後は再生医療にとって重要なカギをにぎるようになるかもしれないと…。
中国の研究チームによると、鹿の角は再生医療に必要な「前駆細胞(ぜんくさいぼう)」の供給源になる可能性があるのだそうです。
前駆細胞とは、幹細胞から発生し体を構成する最終分化細胞へと分化することのできる細胞のことです。
最新の研究によりますと、鹿の角の幹細胞をマウスの頭に移植してみたところ、マウスに角のような軟骨が形成されたと報告しています。
人間にも再生能力はあります。
たとえば、肝臓の一部を切り取っても、残った部分が再生して元の大きさにまで回復します。
そこまで強力ではないですが、肺や腎臓、膵臓も再生はします。
自然界を見渡してみれば、切れた尾がまた生えてくるトカゲ、ヒレが元通りになるゼブラフィッシュ、ハサミを復活させるロブスター、内臓どころか脳まで回復するウーパールーパーなどなど、再生の達人がたくさんいます。
ですが再生能力の王様といえば、100回以上切断されても、それぞれの断片から増殖してしまうプラナリアという生き物でしょう。
ここまで極端な再生能力とまでは言わずとも、少しでいいからその力を拝借できれば、きっとさまざまな人を助けられるだろうと考えたわけですね。
そこで中国、西北工業大学の研究グループが注目したのが、ほ乳類でありながら、定期的に体を再生させる鹿でした。
鹿のオスの立派な角は、毎年生きた組織として生え変わります。
その構造は再生する両生類の手足のものに似ており、おそらくは脊椎動物の組織を再生させるのに役立つだろうと考えられたわけです。
じつはマウスも切れた指先を再生させることができます。
今回の研究では、そんなほ乳類の再生の名人である鹿とマウスを比較。
その結果、鹿の角を再生させる「前駆細胞」が、マウスの指先のものと似ていたと報告しています。
ですが、それはウーパールーパーの手足やゼブラフィッシュのヒレのものとは違っていたという話しです。
このことは、ほ乳類でありながら再生能力を持つ鹿とマウスには比較的よく保存された細胞・分子メカニズムがあるだろうことを示しているそうです。
今回の研究ではさらに、鹿の角が再生するとき、細胞がどのように変化しているのか詳しく調べるために、7万4730個の細胞のRNA配列が解析されています。
その結果、手足を再生させるカエルやウーパールーパー、指先を再生させるマウスとはっきりとした関連があることがわかったそうです。
こうした分析結果を実際に確かめてみるため、研究チームは鹿の前駆細胞をマウスに移植してみました。
すると、マウスの頭蓋骨にまさしく角のような軟骨が形成されたそうなんです。
それは移植された前駆細胞が成長してできたもので、ほかの場所から細胞が集まってきたわけではないということらしいです。
つまり今回の研究では、再生に不可欠な前駆細胞を分離することに成功しているわけです。
将来的には、鹿の角が人間の再生医療に使われる再生細胞の供給源になる可能性もあるとのことです。
まぁ、何とも言えない話ですが、鹿の角にそんな力があるとはねぇ。
さすが中国人、眼の付け所が違います。
そして、実際にマウスにつのを生やしちゃうってとこも中国らしいですね。
この研究も、今後に注目しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院