弘泉堂鍼灸接骨院
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ジャックダニエルとウイスキー菌
2023年04月03日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。

4月3日の月曜日でございます。

4月ですねぇ。

1日、2日が土日でしたから、実質今日が新年度の始まりって事になりますか。

新入社員の方では、今日が初出社って方もおられるでしょうな。

頑張れ(笑)

先は長いぞ。

てことで、きょうもネタにいきましょう。

なんでもジャックダニエルの蒸留所から「ウイスキー菌」が流出し、地域汚染で訴訟問題に発展してるんだとか…。

アメリカ・テネシー州で、ウイスキーの蒸留所から長年にわたり漏れ出たカビ(真菌)が、地域を汚染し、住民に健康被害を与える恐れがあるとして、訴訟問題に発展しています。

この地域には、ウイスキーの老舗ブランドで有名な「ジャックダニエル」の本拠地となる蒸留所が複数ります。

そこで作られているウイスキーの熟成プロセス中に発生する、いわゆる“ウイスキー菌”が、近くの民家や道路標識、車両などを真っ黒に覆ってしまうという事態に見舞われているそうなんです。

テネシー州リンチバーグの小さな町の住民は、以前からジャックダニエルの蒸留所から漏れ出る“ウイスキー菌”に悩まされてきました。

このウイスキー菌は、バウドイニア・コンプニアセンシス(Baudoinia Compniacensis)と呼ばれる真菌で、2007年に初めて発見されました。

「天使の分け前」としても知られる熟成プロセス中において、この真菌はウイスキー樽の気孔からアルコールが蒸発した後の酒で成長します。

それが、蒸留所から空気中に蔓延しているようなんです。

空気中に放出されるエタノール蒸気によって助長されたカビは、民家や車、道路標識、樹木などあらゆるものに付着し、周辺の町は黒くすすけた状態になっているんだとか…。

ジャックダニエル蒸留所の近くに住む人々の多くは、この真菌が健康に影響を与え、周囲の空気の質を破壊しているのではないかと懸念しています。

というのも、ウイスキー菌による汚染は今回が初めてのことではなく、2018年にジャックダニエルの工場から最初に排出物が漏れ始めて以来、テネシー州の小さなコミュニティを覆い続けてきたからです。

しかし、ジャックダニエルは、すでに6つの蒸留所を持つリンカーン郡の蒸留所をさらに増やしていく計画を立てているようで、住民らはその建設に断固として反対の声をあげているところです。

今年1月、蒸留所の近くに住み汚染の被害を受け続けている住人たちは、蒸留所に換気システムを設置しない限り、今後の14の蒸溜所の建設を阻止すべきだと、地元の都市計画事務所を訴え、町への損害の責任を負うよう求めました。

これはややこしい問題ですねぇ。

起訴問題に発展しているんですが、施設が違法に建設されたという件について、ジャックダニエル側は「規則に従っている」と否定しています。

蒸留所のメルビンキー・ブラー副署長は、論争の的となった2018年の公聴会でも、このように主張し、業界大手の事業を擁護しました。

健康被害を抱えている住民の方々への「同情と共感」はありますが、蒸留所の建設について、当社はすべての適切な規制に準拠しています。と…。

さらに、ジャックダニエルの広報担当者は、次のような長い声明を発表しました。

立地と建設の過程で、私たちはリンカーン郡と緊密に協力し、地元の役人から求められたすべての情報を提供するだけでなく、規制要件、厳格な業界ガイドライン、および倉庫を構築する際に従う厳格な内部基準を順守しました。

ジャックダニエル蒸留所や熟成中の蒸留酒を扱う他の蒸留所を訪れたことがある人なら、誰でも、微生物叢(そう)の存在に気付いたでしょう。

微生物叢は、蒸留所や倉庫の周りの木、建物、その他の構造物に生えています。

熟成中に樽から放出されるエタノールは、「天使の分け前」とも呼ばれ、微生物叢の多くの食料源の1つにすぎません。

暖かく湿気の多い環境でより一般的ですが、食品加工会社やパン屋、水域に隣接するダムなど、蒸留とは関係のない地域やその周辺でも見られます。

私たちは微生物叢に慣れていますが、見た目や不便さを好まない人がいることも理解しています。

入手可能な情報に基づいて、個人やその財産に害はないと考えています。

ジャックダニエルの声明では、換気の微調整の実行可能性についても言及されています。

解決策として一部で提案されている空気ろ過技術については、言うのは簡単ですが、実行することはできません。

蒸留所には換気が必要なのは周知で、施設では自然に喚起できるように設計されていて、熟成プロセス中にウイスキーが新しい焦げたオーク樽に出入りできるようになっています。

既存の独立機関および政府の調査によると、ジャックダニエルまたはその他の熟成ウイスキーの味と品質に重大な悪影響を与えることなく、エタノールの放出を防止する合理的に利用可能な制御技術は、現在では存在しないことが示されています。

このように結論付けたジャックダニエル側ですが、ウイスキー菌が長年にわたり周辺の住人にとって苦痛となっていることは否めず、早急になんらかの解決法が必要でしょう。

とは言え、なかなか簡単にはいきそうもないですよねぇ…。

わたくし院長、ジャックダニエルはあまり好きではないですが、基本的にウイスキー派なんで何となく心配です。

日本でも、蒸留してるところはありますし、ウイスキー菌が害を及ぼすなんて聞いたこともないですしねぇ。

今後の展開に注目しましょう。

ではまた〜。












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