ビビアナイト
2023年03月15日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
3月15日の水曜日でございます。
3月も折り返しまできましたね〜。
なんか、わたくし院長、3月15日と聞くと、何となく卒業式を思いだすんですよね。
きっと、小学校か中学校の時、3月15日が卒業式だったんじゃないかなぁと推察してるんですが、今となっては調べる気にもなりませんが(笑)
ま、どちらにせよ卒業式シーズンではありますね。
今年はマスクなしでやるだのなんだの色々取り沙汰されてますが、まぁ、折角の式典ですしね。
なしでも良いんじゃないでしょうかね。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日のお話しは、何とも不思議な鉱物のお話しです。
その鉱物の名前は「ビビアナイト」といいまして、なんと死体に形成されるそうなんです。
ちょっとダークなおとぎ話のようですが、人間や動物の遺体にできる不思議な鉱物なんですね。
死体に形成されることだけでなく、空気に触れると色が変わるところも神秘的な鉱物です。。
濃青色や緑青色が美しい結晶でありながら、腐敗した遺体に形成されるのは一体なぜなんでしょう?
ネクロクリスタルの異名を持つビビアナイトの謎に触れてみましょう。
ビビアナイトは「含水リン酸塩鉱物(Fe3(PO4)2・8H2O)」でできた鉱物で、化石や動物の排泄物といった有機物、さらには動物の死体のうえなどで形成されます。
死体に形成されるんですが、よく見られるのは骨や朽ち木などの有機物や鉄分が多く含まれた「堆積物」などです。
また「熱水鉱床」やリンが豊かな「花こう岩ペグマタイト」(大粒の鉱物結晶でできた火成岩)でも産出するそうです。
ビビアナイトの結晶は非常にもろく、取り扱いには注意が必要だそうです。
また土の中にあるときは、淡い白や透明なんだそうですが、空気に触れると酸化して変色し、濃青色や緑青色になるんだとか…。
ちなみにビビアナイトという名称は、1817年にこれを発見したイギリスの鉱物学者ジョン・ヘンリー・ビビアンに因んでいるそうです。
ではビビアナイトはなぜ死体に形成されるのでしょう?
その秘密は歯や骨をはじめ、人や動物の体にはリン酸塩がたっぷりと含まれています。
これは遺体が腐り始めると周囲に漏れ出すのですが、そこにたまたま鉄と水があると、これらが反応してビビアナイトができるそうなんです。
そうした死体にできるビビアナイトのほとんどは、数百年前に埋葬された遺体の骨や歯のうえで見つかるそうなんですが、もっとずっと古い数千年前のマンモスの牙などで見つかったこともあるそうです。
何ともロマンある話ですが、珍しいケースとして、もっと新しい人間の遺体にできているものもあるそうです。
たとえば1960年代、ドイツのバルヒェン湖で複数の遺体が発見されたことがあります。
そうした遺体は骨が剥き出しで、一部は屍ろう(脂肪がろう状になったもの)で覆われていたそうなんですが、そのうちの一体には鉄板が留められており、そこにビビアナイトが形成されていたんだとか…。
衣服の分析からは、遺体は30年から50年ほど水中にあっただろうことがわかっているそうです。
鉄板が侵食されて漏れ出た「鉄(II)イオン」が、人体のリン酸塩と反応したことで、短期間のうちにビビアナイトが形成されたようなんですね。
1998年に発見されたビビアナイトは、ベトナムで死んだ米軍兵の遺体にできていたそうです。
その遺体は、1963年に行方不明となった爆撃機B-26Bの乗組員で、機体と一緒に湿気を含んだ土に埋もれたことで、ビビアナイトが成長したと考えられています。
さらに1991年、オーストリア・アルプスのエッツ渓谷で5300年前の古い人間の遺体(アイスマン)が発見されたが、その皮膚の内外や肺の組織からもビビアナイトが発見されました。
1996年にはスイス、ブリエンツ湖からも屍ろうとビビアナイトに覆われた遺体が発見されています。
その遺体は、1700年代にそこで溺死した人のものだと考えられているそうです。
まぁ、遺体に出来てるのはちょっと怖いですけど、その遺体を守ってるようにも思います。
これ、結構アクセサリーとしても売られてたりするんですが、まさか死体からとったもんじゃねえよなって疑っちゃいますな。
呪われる気しかしません(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月15日の水曜日でございます。
3月も折り返しまできましたね〜。
なんか、わたくし院長、3月15日と聞くと、何となく卒業式を思いだすんですよね。
きっと、小学校か中学校の時、3月15日が卒業式だったんじゃないかなぁと推察してるんですが、今となっては調べる気にもなりませんが(笑)
ま、どちらにせよ卒業式シーズンではありますね。
今年はマスクなしでやるだのなんだの色々取り沙汰されてますが、まぁ、折角の式典ですしね。
なしでも良いんじゃないでしょうかね。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日のお話しは、何とも不思議な鉱物のお話しです。
その鉱物の名前は「ビビアナイト」といいまして、なんと死体に形成されるそうなんです。
ちょっとダークなおとぎ話のようですが、人間や動物の遺体にできる不思議な鉱物なんですね。
死体に形成されることだけでなく、空気に触れると色が変わるところも神秘的な鉱物です。。
濃青色や緑青色が美しい結晶でありながら、腐敗した遺体に形成されるのは一体なぜなんでしょう?
ネクロクリスタルの異名を持つビビアナイトの謎に触れてみましょう。
ビビアナイトは「含水リン酸塩鉱物(Fe3(PO4)2・8H2O)」でできた鉱物で、化石や動物の排泄物といった有機物、さらには動物の死体のうえなどで形成されます。
死体に形成されるんですが、よく見られるのは骨や朽ち木などの有機物や鉄分が多く含まれた「堆積物」などです。
また「熱水鉱床」やリンが豊かな「花こう岩ペグマタイト」(大粒の鉱物結晶でできた火成岩)でも産出するそうです。
ビビアナイトの結晶は非常にもろく、取り扱いには注意が必要だそうです。
また土の中にあるときは、淡い白や透明なんだそうですが、空気に触れると酸化して変色し、濃青色や緑青色になるんだとか…。
ちなみにビビアナイトという名称は、1817年にこれを発見したイギリスの鉱物学者ジョン・ヘンリー・ビビアンに因んでいるそうです。
ではビビアナイトはなぜ死体に形成されるのでしょう?
その秘密は歯や骨をはじめ、人や動物の体にはリン酸塩がたっぷりと含まれています。
これは遺体が腐り始めると周囲に漏れ出すのですが、そこにたまたま鉄と水があると、これらが反応してビビアナイトができるそうなんです。
そうした死体にできるビビアナイトのほとんどは、数百年前に埋葬された遺体の骨や歯のうえで見つかるそうなんですが、もっとずっと古い数千年前のマンモスの牙などで見つかったこともあるそうです。
何ともロマンある話ですが、珍しいケースとして、もっと新しい人間の遺体にできているものもあるそうです。
たとえば1960年代、ドイツのバルヒェン湖で複数の遺体が発見されたことがあります。
そうした遺体は骨が剥き出しで、一部は屍ろう(脂肪がろう状になったもの)で覆われていたそうなんですが、そのうちの一体には鉄板が留められており、そこにビビアナイトが形成されていたんだとか…。
衣服の分析からは、遺体は30年から50年ほど水中にあっただろうことがわかっているそうです。
鉄板が侵食されて漏れ出た「鉄(II)イオン」が、人体のリン酸塩と反応したことで、短期間のうちにビビアナイトが形成されたようなんですね。
1998年に発見されたビビアナイトは、ベトナムで死んだ米軍兵の遺体にできていたそうです。
その遺体は、1963年に行方不明となった爆撃機B-26Bの乗組員で、機体と一緒に湿気を含んだ土に埋もれたことで、ビビアナイトが成長したと考えられています。
さらに1991年、オーストリア・アルプスのエッツ渓谷で5300年前の古い人間の遺体(アイスマン)が発見されたが、その皮膚の内外や肺の組織からもビビアナイトが発見されました。
1996年にはスイス、ブリエンツ湖からも屍ろうとビビアナイトに覆われた遺体が発見されています。
その遺体は、1700年代にそこで溺死した人のものだと考えられているそうです。
まぁ、遺体に出来てるのはちょっと怖いですけど、その遺体を守ってるようにも思います。
これ、結構アクセサリーとしても売られてたりするんですが、まさか死体からとったもんじゃねえよなって疑っちゃいますな。
呪われる気しかしません(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院