チンパンジーの危険行動
2023年03月06日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
3月6日の月曜日でございます。
3月も2週目に入りましたが、まだまだ肌寒いですなぁ。
昼間は暖かい日もあるんですが、朝晩はまだ春とは言い難いです。
そしてボチボチ世間では卒業シーズンでもありますね。
今年は、卒業式はマスクを着用しなくて良いとかなんとか話題になっておりましたが、まぁ思い出に残ることですしね。
卒業して、次の学校に上がる人も、社会人になる人も新しい門出ですから、頑張りなはれ(笑)
若いうちに色々経験しとくんですな。
てことで、若人にエールを送ったところで、今日のネタにいきましょう。
今日のネタはこの若人ってワードに少々関連のある、動物ネタでございます。
なんでも人間の若者と同じように、若いチンパンジーも危険行動を冒すという共通点があることが分かったそうです。
人間の若者は、時にリスクを顧みず、大胆な行動を起こすことがあります。
アメリカ心理学会から発表された研究によると、チンパンジーも思春期になると、人間の十代の若者と同じような危険な行動をとることがあるんだとか…。
この研究は、なぜ、若者が無謀な行動に出るのかについて、昔から言われている自然か育成かという論争をとりあげたものなんだそうです。
つまり、育った環境のせいなのか、生物学的な要因なのか、ということですね。
米ミシガン大学の心理学と人類学の准教授、アレクサンドラ・ロサッティ氏によると、思春期にある若いチンパンジーは、人間の若者とと同じように、好奇心旺盛な状態なんだそうです。
この発見は、思春期にある人間の心理学的に重要な特徴のいくつかが、人間に最も近い霊長類にも見られることを示しています。
研究者たちは、コンゴ共和国の保護区で、野生生まれのチンパンジー40匹を対象として、食べ物をもらえることに関連するふたつの実験を行ないました。
チンパンジーたちは、おやつをもらうために、自発的にこの実験に参加したそうです。
チンパンジーは50歳くらいまで生きることがあり、8歳から15歳くらいのときにいわゆる思春期を体験します。
人間と同様、チンパンジーもこの時期にホルモンの量が急激に変化し、仲間と新しい絆を作りはじめ、攻撃的な行動が多くなり、社会的地位をめぐって競争します。
最初の調査では、思春期にあるチンパンジーと大人のチンパンジーに、ふたつの容器のうちどちらかを選ぶというギャンブル的なタスクを課しました。
ひとつの容器には、チンパンジーの大好物のピーナッツだけが入っています。
もうひとつの容器には、嫌いなキュウリのスライスか、好きなバナナのスライス、どちらかが入っていると…。
安全策をとって必ずピーナッツをゲットできるほうを選ぶのか、それとも、まずいキュウリスライスが出る危険を冒してでも、バナナスライスを手に入れるほうを選ぶのか、それを観察したそうです。
彼らの感情的な反応や、うめき声、すすり泣き、悲鳴などの発声、テーブルを叩いたり、自身をひっかくなどの行動が記録されました。
同時に、ホルモン量を追跡するために、唾液サンプルも採取されました。
何度か実験を繰り返す間に、思春期のチンパンジーは、大人のチンパンジーよりも、危険な賭けに出る確率が高いことがわかったそうです。
両者とも、キュウリを引いてしまったときは、同じように拒否反応を示しました。
もうひとつの実験は、人間の子どもを対象にした有名なマシュマロテストをモデルにしたもので、チンパンジーが、バナナスライスひとつをすぐにもらえるか、それとも1分待って3つもらえるか、どちらを選ぶのかを調べました。
若いチンパンジーも大人のチンパンジーも同じ割合で、待たされてもたくさんもらえるほうを選択したそうです。
人間の十代は、成人よりも衝動的になる傾向があるので、待たずにすぐに受け取るほうを選ぶ可能性が高いんだそうです。
これまでの研究では、チンパンジーは、ほかの動物に比べて非常に忍耐強いことが示されています。
この研究からは、満足感を得るのを先延ばしにする、つまりたくさんもらうために我慢する能力は、人間と違ってチンパンジーはかなり若い頃にすでに成熟していることがわかります。
とはいえ、思春期のチンパンジーは、たくさんバナナスライスをもらうために待たされることに不満を持っていて、大人のチンパンジーよりも、1分待たされている間に癇癪をおこしたりする行動が見受けられたそうです。
思春期のチンパンジーと人間において、より危険を冒す行動は生物学的に深く根づいているように見受けられます。
まぁ、人間もチンパンジーもほぼ仲間ですからねぇ…。
人間の若人の場合もそうですが、まだ経験値が足りないというだけの行動のような気もしますしね。
本人たちは特に危険な行動だとは思ってないと思います。
それよりホントに危険なのは、経験値もありどうなるかも分かったうえで、危険行動に出る大人でしょ。
我々大人が、若者の手本にならないとねぇ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月6日の月曜日でございます。
3月も2週目に入りましたが、まだまだ肌寒いですなぁ。
昼間は暖かい日もあるんですが、朝晩はまだ春とは言い難いです。
そしてボチボチ世間では卒業シーズンでもありますね。
今年は、卒業式はマスクを着用しなくて良いとかなんとか話題になっておりましたが、まぁ思い出に残ることですしね。
卒業して、次の学校に上がる人も、社会人になる人も新しい門出ですから、頑張りなはれ(笑)
若いうちに色々経験しとくんですな。
てことで、若人にエールを送ったところで、今日のネタにいきましょう。
今日のネタはこの若人ってワードに少々関連のある、動物ネタでございます。
なんでも人間の若者と同じように、若いチンパンジーも危険行動を冒すという共通点があることが分かったそうです。
人間の若者は、時にリスクを顧みず、大胆な行動を起こすことがあります。
アメリカ心理学会から発表された研究によると、チンパンジーも思春期になると、人間の十代の若者と同じような危険な行動をとることがあるんだとか…。
この研究は、なぜ、若者が無謀な行動に出るのかについて、昔から言われている自然か育成かという論争をとりあげたものなんだそうです。
つまり、育った環境のせいなのか、生物学的な要因なのか、ということですね。
米ミシガン大学の心理学と人類学の准教授、アレクサンドラ・ロサッティ氏によると、思春期にある若いチンパンジーは、人間の若者とと同じように、好奇心旺盛な状態なんだそうです。
この発見は、思春期にある人間の心理学的に重要な特徴のいくつかが、人間に最も近い霊長類にも見られることを示しています。
研究者たちは、コンゴ共和国の保護区で、野生生まれのチンパンジー40匹を対象として、食べ物をもらえることに関連するふたつの実験を行ないました。
チンパンジーたちは、おやつをもらうために、自発的にこの実験に参加したそうです。
チンパンジーは50歳くらいまで生きることがあり、8歳から15歳くらいのときにいわゆる思春期を体験します。
人間と同様、チンパンジーもこの時期にホルモンの量が急激に変化し、仲間と新しい絆を作りはじめ、攻撃的な行動が多くなり、社会的地位をめぐって競争します。
最初の調査では、思春期にあるチンパンジーと大人のチンパンジーに、ふたつの容器のうちどちらかを選ぶというギャンブル的なタスクを課しました。
ひとつの容器には、チンパンジーの大好物のピーナッツだけが入っています。
もうひとつの容器には、嫌いなキュウリのスライスか、好きなバナナのスライス、どちらかが入っていると…。
安全策をとって必ずピーナッツをゲットできるほうを選ぶのか、それとも、まずいキュウリスライスが出る危険を冒してでも、バナナスライスを手に入れるほうを選ぶのか、それを観察したそうです。
彼らの感情的な反応や、うめき声、すすり泣き、悲鳴などの発声、テーブルを叩いたり、自身をひっかくなどの行動が記録されました。
同時に、ホルモン量を追跡するために、唾液サンプルも採取されました。
何度か実験を繰り返す間に、思春期のチンパンジーは、大人のチンパンジーよりも、危険な賭けに出る確率が高いことがわかったそうです。
両者とも、キュウリを引いてしまったときは、同じように拒否反応を示しました。
もうひとつの実験は、人間の子どもを対象にした有名なマシュマロテストをモデルにしたもので、チンパンジーが、バナナスライスひとつをすぐにもらえるか、それとも1分待って3つもらえるか、どちらを選ぶのかを調べました。
若いチンパンジーも大人のチンパンジーも同じ割合で、待たされてもたくさんもらえるほうを選択したそうです。
人間の十代は、成人よりも衝動的になる傾向があるので、待たずにすぐに受け取るほうを選ぶ可能性が高いんだそうです。
これまでの研究では、チンパンジーは、ほかの動物に比べて非常に忍耐強いことが示されています。
この研究からは、満足感を得るのを先延ばしにする、つまりたくさんもらうために我慢する能力は、人間と違ってチンパンジーはかなり若い頃にすでに成熟していることがわかります。
とはいえ、思春期のチンパンジーは、たくさんバナナスライスをもらうために待たされることに不満を持っていて、大人のチンパンジーよりも、1分待たされている間に癇癪をおこしたりする行動が見受けられたそうです。
思春期のチンパンジーと人間において、より危険を冒す行動は生物学的に深く根づいているように見受けられます。
まぁ、人間もチンパンジーもほぼ仲間ですからねぇ…。
人間の若人の場合もそうですが、まだ経験値が足りないというだけの行動のような気もしますしね。
本人たちは特に危険な行動だとは思ってないと思います。
それよりホントに危険なのは、経験値もありどうなるかも分かったうえで、危険行動に出る大人でしょ。
我々大人が、若者の手本にならないとねぇ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院