食品用除菌スプレー
2022年12月27日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
12月27日の火曜日でございます。
さぁ、今年最後の支払い週間がやってきました。
今年も残り5日って事で、もうやり残しはないですか?
ま、あったところで、気にしない(笑)
来年にずれても気持ちの問題だけですからね。
大掃除っつっても、1月になっても掃除はするわけですから、そこそこで十分ですよ。
てことで、ラストの忙しさがここ2〜3日で襲ってきそうですが、ボチボチいきましょう。
では今日のネタですが、コロナになってからというもの除菌関連の商品がドンドン売り出されてます。
今まで、手洗いうがい位はしてたとしても、アルコールで消毒とかしてなかったですもんね。
で、今日ご紹介するのは、細菌を食べるウイルスを利用して、強力な食品用除菌スプレーが開発されたんだとか…。
細菌を食べるウイルスを利用して、レタスやお肉についている大腸菌などを消毒するスプレーらしいんですが、その原材料は「バクテリオファージ(ファージ)」と呼ばれるウイルスなんです。
ウイルスと言っても、人体には無害なんですが、細菌にとっては感染すれば跡形もなく破壊されてしまう恐るべきウイルスなんだそうです。
カナダ、マクマスター大学の研究チームは、このファージを連結して、小さなビーズにする方法を考案。
そうしてできた直径20ミクロンほどのビーズには、数えきれないほどのファージがてんこ盛りで、食品を強力殺菌して食中毒を防いでくれるそうなんです。
バクテリオファージというウイルスで消毒というアイデアはじつは新しいものではありません。
1940年代に抗生物質が登場する以前、ファージによる殺菌や治療法の研究は大いに有望視されていたそうなんです。
ところが抗生物質が出回るようになったことで、ファージへの関心は薄れてしまいます。
ですが最近になって、ファージに転機が訪れたわけです。
それは抗生物質が効かないスーパーバグ(抗生物質耐性菌)が登場して大問題となっているからなんですね。
抗生物質を乱用すると、それが効かない細菌が誕生してしまうわけです。
そこで細菌を「食べてしまう」ファージに再び熱い視線が注がれるようになったわけなんです。
今回のファージ消毒スプレーは、マクマスター大学のゼイナブ・ホセニドゥスト准教授の研究室で以前研究されていた、ファージ同士をくっつけてゲル状にする化学的手法がベースになっています。
「ファージはまるで極小のレゴのように結合します」と、ホセニドゥスト准教授は説明しています。
それによる組織化された自然な構造によって、ファージの耐久性が上がり、パッキングや保管がしやすくなるのだそうです。
その威力は素晴らしく、ファージは標的の細菌に接触すると連鎖反応的に増殖して、殺菌力が爆発的にアップします。
トーヒッド・ディダー教授によれば、その反応は抗生物質よりも強力で、漂白剤すら敵わないという話しです。
さらにファージによる殺菌は、その効果のほかに、もう1つのメリットがあります。
それは殺したい菌(今回は大腸菌O157の除去に成功)に特化させられるので、味・香り・食感をよくしてくれる善玉菌を殺さずにすむことなんです。
米国食品医薬品局(FDA)はすでに食品へのファージの使用を承認しているので、新開発のファージ消毒スプレーが市販される見込みはかなり期待できるとのこと。
研究チームによると、今回の方法を応用すれば、サルモネラ菌やリステリア菌など、食中毒を引き起こすほかの細菌向けのスプレーも作れるのだとか…。
またファージ消毒スプレーは、食品だけでなく、灌漑用水やその設備の殺菌にも有効で、細菌汚染を根本から食い止めることができるそうです。
研究チームは今後、傷口の消毒など、医療でのファージスプレーの応用を試す予定であるそうです。
安全性と有効性の証明に時間がかかるため、医療品としてのスプレーの登場は少し先の話になるでしょうけど、食品向けの製品ならこれは意外と早く登場しそうですな。
言うても、毎年々、食中毒による死者も出てることですし、こういった予防が出来るものは必要でしょう。
是非、とっとと市販して下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月27日の火曜日でございます。
さぁ、今年最後の支払い週間がやってきました。
今年も残り5日って事で、もうやり残しはないですか?
ま、あったところで、気にしない(笑)
来年にずれても気持ちの問題だけですからね。
大掃除っつっても、1月になっても掃除はするわけですから、そこそこで十分ですよ。
てことで、ラストの忙しさがここ2〜3日で襲ってきそうですが、ボチボチいきましょう。
では今日のネタですが、コロナになってからというもの除菌関連の商品がドンドン売り出されてます。
今まで、手洗いうがい位はしてたとしても、アルコールで消毒とかしてなかったですもんね。
で、今日ご紹介するのは、細菌を食べるウイルスを利用して、強力な食品用除菌スプレーが開発されたんだとか…。
細菌を食べるウイルスを利用して、レタスやお肉についている大腸菌などを消毒するスプレーらしいんですが、その原材料は「バクテリオファージ(ファージ)」と呼ばれるウイルスなんです。
ウイルスと言っても、人体には無害なんですが、細菌にとっては感染すれば跡形もなく破壊されてしまう恐るべきウイルスなんだそうです。
カナダ、マクマスター大学の研究チームは、このファージを連結して、小さなビーズにする方法を考案。
そうしてできた直径20ミクロンほどのビーズには、数えきれないほどのファージがてんこ盛りで、食品を強力殺菌して食中毒を防いでくれるそうなんです。
バクテリオファージというウイルスで消毒というアイデアはじつは新しいものではありません。
1940年代に抗生物質が登場する以前、ファージによる殺菌や治療法の研究は大いに有望視されていたそうなんです。
ところが抗生物質が出回るようになったことで、ファージへの関心は薄れてしまいます。
ですが最近になって、ファージに転機が訪れたわけです。
それは抗生物質が効かないスーパーバグ(抗生物質耐性菌)が登場して大問題となっているからなんですね。
抗生物質を乱用すると、それが効かない細菌が誕生してしまうわけです。
そこで細菌を「食べてしまう」ファージに再び熱い視線が注がれるようになったわけなんです。
今回のファージ消毒スプレーは、マクマスター大学のゼイナブ・ホセニドゥスト准教授の研究室で以前研究されていた、ファージ同士をくっつけてゲル状にする化学的手法がベースになっています。
「ファージはまるで極小のレゴのように結合します」と、ホセニドゥスト准教授は説明しています。
それによる組織化された自然な構造によって、ファージの耐久性が上がり、パッキングや保管がしやすくなるのだそうです。
その威力は素晴らしく、ファージは標的の細菌に接触すると連鎖反応的に増殖して、殺菌力が爆発的にアップします。
トーヒッド・ディダー教授によれば、その反応は抗生物質よりも強力で、漂白剤すら敵わないという話しです。
さらにファージによる殺菌は、その効果のほかに、もう1つのメリットがあります。
それは殺したい菌(今回は大腸菌O157の除去に成功)に特化させられるので、味・香り・食感をよくしてくれる善玉菌を殺さずにすむことなんです。
米国食品医薬品局(FDA)はすでに食品へのファージの使用を承認しているので、新開発のファージ消毒スプレーが市販される見込みはかなり期待できるとのこと。
研究チームによると、今回の方法を応用すれば、サルモネラ菌やリステリア菌など、食中毒を引き起こすほかの細菌向けのスプレーも作れるのだとか…。
またファージ消毒スプレーは、食品だけでなく、灌漑用水やその設備の殺菌にも有効で、細菌汚染を根本から食い止めることができるそうです。
研究チームは今後、傷口の消毒など、医療でのファージスプレーの応用を試す予定であるそうです。
安全性と有効性の証明に時間がかかるため、医療品としてのスプレーの登場は少し先の話になるでしょうけど、食品向けの製品ならこれは意外と早く登場しそうですな。
言うても、毎年々、食中毒による死者も出てることですし、こういった予防が出来るものは必要でしょう。
是非、とっとと市販して下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院