ネズミ根絶
2022年12月02日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
12月2日の金曜日でございます。
12月ですなぁ。
まだ2日ですから、焦ることはないです。
ですが、アッちゅう間に時は過ぎますから、やる事は計画的にね。
今年の12月は日曜日が4回しかないんですよね。
最後が25日の日曜日。
ここら辺までに、色々終わらせておきたいですね。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は最先端のサイエンステクノロジー、遺伝子編集技術で外来種のネズミを根絶する実験が世界で初めて行われました。
行われたのはオーストラリアで、遺伝子編集技術でメスを不妊にして、疫病をもたらすネズミを根絶させるという、実験なんだそうです。
この技術は「t-CRISPR法」と呼ばれ、もともとはマラリアを媒介する「蚊」を駆除するために開発されたもので、それが今回、オーストラリアに侵入した外来種の「ハツカネズミ」に応用されたわけです。
この研究は、t-CRISPR法がほ乳類に応用された初の試みで、将来的には、ネズミの被害が深刻な島や陸地の害獣駆除に利用されると期待されているそうです。
このネズミから生まれたメスの子ネズミには不妊遺伝子が受け継がれ、子供を作れなくなります。
そのため不妊遺伝子が十分に広まれば、駆除対象のネズミは徐々に数を減らしていくことになると…。
オーストラリア、アデレード大学のポール・トーマス教授らの計算モデルによると、遺伝子改変ネズミを250匹も用意すれば、島に生息する20万匹のハツカネズミを20年程度で根絶できる可能性があるという話しです。
トーマス教授は、「オーストラリアでは150年前からネズミの疫病が発生」していると説明しています。
しかし毒餌のような駆除法は、非人道的で、費用も労力もバカにならないとのことなんですね。
そこで、遺伝子を操作することでメスを不妊するt-CRISPR法が試されることになったわけなんです。
「t-CRISPR法は、DNA編集技術でメスの生殖遺伝子に手を加えます。遺伝子改変されたネズミが集団内で十分に増えれば、子供を作れるメスはいなくなります。」と教授は話しています。
非常に高い効果が期待できるにもかかわらず、こうした遺伝子編集を通じたネズミの駆除には倫理的・社会的な懸念もやはり存在します。
ですがt-CRISPR法には従来の駆除法にはない利点もあります。
その1つは、毒餌のように自然環境に毒をまき散らす必要がないことです。
また毒餌や罠では、駆除したくない在来種まで殺してしまうことがありますが、t-CRISPR法は狙った対象だけを駆除することができるわけです。
たとえば、今回の駆除対象であるハツカネズミはハツカネズミとしか繁殖しません。
ですから不妊遺伝子が、守りたい在来種に広まることもないわけですね。
トーマス教授は、「毒餌や罠など、在来種ネズミにも効いてしまう従来の駆除法にはない、遺伝子バイオコントロールならではの利点です」と話しています。
さらにt-CRISPR法は、クマネズミのような大型ネズミやウサギなど、小型ネズミ以外の害獣駆除にも応用できるかもしれないとのことなんです。
その一方、ネコやキツネのような、世代交代までの時間が長い大型哺乳類では、効果に限界があると考えられるといいます。
また今回の実験はあくまで実験室内での試みで、まだ野外試験は行われていません。
しかしアメリカでは、そのための自然に似せた環境のシミュレーションが行われているそうですから、ちかく野外試験も行われるんでしょうね。
まぁ、倫理的な問題はついて回るでしょうけど、これは致し方ないのかもしれませんね。
動物愛護って観点からなら、ダメな行為となるんでしょうけど、人間の害になる以上、仕方ないんじゃないのかね。
言うても、人間が一番強いって事に間違いはないわけで、それも一つの自然の摂理だとも思いますけど、こう話題は終わりもないですし、人それぞれ意見も違うでしょうしねぇ。
研究者の方たちには、細心の注意を払って研究していただきたいと思います。
ですけど、いくら害になるって言っても、根絶させるってのはどうかとも思いますけどね。
難しい話なんで、これ位にしときますけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月2日の金曜日でございます。
12月ですなぁ。
まだ2日ですから、焦ることはないです。
ですが、アッちゅう間に時は過ぎますから、やる事は計画的にね。
今年の12月は日曜日が4回しかないんですよね。
最後が25日の日曜日。
ここら辺までに、色々終わらせておきたいですね。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は最先端のサイエンステクノロジー、遺伝子編集技術で外来種のネズミを根絶する実験が世界で初めて行われました。
行われたのはオーストラリアで、遺伝子編集技術でメスを不妊にして、疫病をもたらすネズミを根絶させるという、実験なんだそうです。
この技術は「t-CRISPR法」と呼ばれ、もともとはマラリアを媒介する「蚊」を駆除するために開発されたもので、それが今回、オーストラリアに侵入した外来種の「ハツカネズミ」に応用されたわけです。
この研究は、t-CRISPR法がほ乳類に応用された初の試みで、将来的には、ネズミの被害が深刻な島や陸地の害獣駆除に利用されると期待されているそうです。
このネズミから生まれたメスの子ネズミには不妊遺伝子が受け継がれ、子供を作れなくなります。
そのため不妊遺伝子が十分に広まれば、駆除対象のネズミは徐々に数を減らしていくことになると…。
オーストラリア、アデレード大学のポール・トーマス教授らの計算モデルによると、遺伝子改変ネズミを250匹も用意すれば、島に生息する20万匹のハツカネズミを20年程度で根絶できる可能性があるという話しです。
トーマス教授は、「オーストラリアでは150年前からネズミの疫病が発生」していると説明しています。
しかし毒餌のような駆除法は、非人道的で、費用も労力もバカにならないとのことなんですね。
そこで、遺伝子を操作することでメスを不妊するt-CRISPR法が試されることになったわけなんです。
「t-CRISPR法は、DNA編集技術でメスの生殖遺伝子に手を加えます。遺伝子改変されたネズミが集団内で十分に増えれば、子供を作れるメスはいなくなります。」と教授は話しています。
非常に高い効果が期待できるにもかかわらず、こうした遺伝子編集を通じたネズミの駆除には倫理的・社会的な懸念もやはり存在します。
ですがt-CRISPR法には従来の駆除法にはない利点もあります。
その1つは、毒餌のように自然環境に毒をまき散らす必要がないことです。
また毒餌や罠では、駆除したくない在来種まで殺してしまうことがありますが、t-CRISPR法は狙った対象だけを駆除することができるわけです。
たとえば、今回の駆除対象であるハツカネズミはハツカネズミとしか繁殖しません。
ですから不妊遺伝子が、守りたい在来種に広まることもないわけですね。
トーマス教授は、「毒餌や罠など、在来種ネズミにも効いてしまう従来の駆除法にはない、遺伝子バイオコントロールならではの利点です」と話しています。
さらにt-CRISPR法は、クマネズミのような大型ネズミやウサギなど、小型ネズミ以外の害獣駆除にも応用できるかもしれないとのことなんです。
その一方、ネコやキツネのような、世代交代までの時間が長い大型哺乳類では、効果に限界があると考えられるといいます。
また今回の実験はあくまで実験室内での試みで、まだ野外試験は行われていません。
しかしアメリカでは、そのための自然に似せた環境のシミュレーションが行われているそうですから、ちかく野外試験も行われるんでしょうね。
まぁ、倫理的な問題はついて回るでしょうけど、これは致し方ないのかもしれませんね。
動物愛護って観点からなら、ダメな行為となるんでしょうけど、人間の害になる以上、仕方ないんじゃないのかね。
言うても、人間が一番強いって事に間違いはないわけで、それも一つの自然の摂理だとも思いますけど、こう話題は終わりもないですし、人それぞれ意見も違うでしょうしねぇ。
研究者の方たちには、細心の注意を払って研究していただきたいと思います。
ですけど、いくら害になるって言っても、根絶させるってのはどうかとも思いますけどね。
難しい話なんで、これ位にしときますけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院