夜型人間
2022年11月29日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
11月29日の火曜日でございます。
明後日から12月ってことで、12月となるともう冬ですな。
わたくし院長のなかの定義では、一応11月は秋って事で、冬は12月からとなってます(笑)
ま、もう十分寒い日もありますが、12月になるとさらにきますしね。
てな、秋、終盤ですが今日は秋の夜長を過ごすお話しでもしてみましょう。
夜長を過ごすというより、夜を過ごす、つまり夜型人間についてのお話しです。
なんでも、10代の若者が夜型だと、脳の発達が遅くなり問題行動につながる恐れがあるってな研究結果が出たんだとか…
成長期に夜型になると、脳の発達に悪影響があるだけでなく、心や振る舞いの問題につながる危険があることは以前から知られていました。
その見解について、最新の研究では、因果関係がはっきり示されているそうです。
つまり心や脳に問題があるから夜型になるのではなく、夜型だから心や脳に問題が出るのだということのようです。
10代は睡眠パターンが変化する時期でもあります。
起きている時間が長くなり、眠りにつく時間も遅くなり、翌日に朝寝坊をするようになります。
朝型から夜型にシフトする子も多いのはこの時期です。
夜の方が集中できるような気がしますし、そのせいで夜更かしが続き、やはり朝寝坊しがちになると…。
こうした夜型へのシフトのせいで、学校や仕事に支障をきたすこともあります。
夜更かしによる慢性的な睡眠不足のせいで、感情的・行動的な問題を抱えがちとなるからとも言われています。
また最近の研究によって、朝型と夜型の人では脳が違うことも明らかになりつつあります。
記憶・感情・注意力・共感力などに関係する灰白質と白質どちらの構造も違っているそうなんです。
ところが、こうした影響の因果関係はよくわかりません。
はたして夜型だから感情や行動に問題を抱えがちなのでしょうか?
それとも感情や行動に問題があるから、夜更かししがちになるのでしょうか?
オーストラリア、メルボルン大学のレベッカ・クーパー氏らが、答えようとしたのはこの因果関係の問題です。
そのために10代の若者(200名以上)とその親に、睡眠についてのアンケート調査を7年間にわたり複数回実施。
さらに彼らの脳を検査して、睡眠習慣の変化が脳の構造に与える影響を調査しました。
その結果、思春期初期(12〜13歳頃)に夜型にシフトした子は、数年後に行動上の問題(攻撃的・規則違反・反社会的行動)を抱える可能性が高いことが判明したそうなんです。
その一方で、不安や気分の落ち込みといった感情的な問題はそれほど起きていないことも明らかになりました。
ですが一番重要なのは、逆方向の影響がなかったことです。
つまり感情や行動に問題を抱えている子が、後で夜型になりやすいということはなかったそうなんです。
また、夜型にシフトした子は、朝型のままだった子とは脳の発達速度が異なることもわかったそうです。
夜型の子は、朝型の子に比べて、白質があまり増えないんだとか…。
白質の成長は、認知・感情・行動の発達にとって重要なことと言われています。
今回の研究結果は、朝型の人と夜型の人とでは脳の構造に違いがあることを示した先行研究を裏付けています。
ですが最大のポイントは、夜型になったせいで問題行動や脳の発達の遅れといったリスクが高まると判明したことです。
つまり、問題があるから夜型になるわけではないと言う事ですな。
それはつまり、10代の若者にきちんとした睡眠習慣を身につけさせることが、心や脳の健康にとても大切であるいうことに繋がります。
ですが今、自分やお子さんが夜型だからといって、悲観しすぎてはいけません。
クーパー氏らによれば、少なくとも朝型・夜型といった睡眠パターンは固定されたものではないので、その気になれば、夜型から朝方に戻ることだってできるのと…。
朝に太陽の光を浴びれば、体内時計を朝型に近づけることができると言われていますし、とりあえず、まだ寝てなくても朝の光を浴びるとこからスタートしてみても良いんじゃないでしょうかね。
ちなみにわたくし院長、今は極端な朝方ですが、10代の頃はものすごい夜型でしたねぇ…。
今となってはどうしようもないですが、お子さんには注意してあげた方がいいかもしれませんね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月29日の火曜日でございます。
明後日から12月ってことで、12月となるともう冬ですな。
わたくし院長のなかの定義では、一応11月は秋って事で、冬は12月からとなってます(笑)
ま、もう十分寒い日もありますが、12月になるとさらにきますしね。
てな、秋、終盤ですが今日は秋の夜長を過ごすお話しでもしてみましょう。
夜長を過ごすというより、夜を過ごす、つまり夜型人間についてのお話しです。
なんでも、10代の若者が夜型だと、脳の発達が遅くなり問題行動につながる恐れがあるってな研究結果が出たんだとか…
成長期に夜型になると、脳の発達に悪影響があるだけでなく、心や振る舞いの問題につながる危険があることは以前から知られていました。
その見解について、最新の研究では、因果関係がはっきり示されているそうです。
つまり心や脳に問題があるから夜型になるのではなく、夜型だから心や脳に問題が出るのだということのようです。
10代は睡眠パターンが変化する時期でもあります。
起きている時間が長くなり、眠りにつく時間も遅くなり、翌日に朝寝坊をするようになります。
朝型から夜型にシフトする子も多いのはこの時期です。
夜の方が集中できるような気がしますし、そのせいで夜更かしが続き、やはり朝寝坊しがちになると…。
こうした夜型へのシフトのせいで、学校や仕事に支障をきたすこともあります。
夜更かしによる慢性的な睡眠不足のせいで、感情的・行動的な問題を抱えがちとなるからとも言われています。
また最近の研究によって、朝型と夜型の人では脳が違うことも明らかになりつつあります。
記憶・感情・注意力・共感力などに関係する灰白質と白質どちらの構造も違っているそうなんです。
ところが、こうした影響の因果関係はよくわかりません。
はたして夜型だから感情や行動に問題を抱えがちなのでしょうか?
それとも感情や行動に問題があるから、夜更かししがちになるのでしょうか?
オーストラリア、メルボルン大学のレベッカ・クーパー氏らが、答えようとしたのはこの因果関係の問題です。
そのために10代の若者(200名以上)とその親に、睡眠についてのアンケート調査を7年間にわたり複数回実施。
さらに彼らの脳を検査して、睡眠習慣の変化が脳の構造に与える影響を調査しました。
その結果、思春期初期(12〜13歳頃)に夜型にシフトした子は、数年後に行動上の問題(攻撃的・規則違反・反社会的行動)を抱える可能性が高いことが判明したそうなんです。
その一方で、不安や気分の落ち込みといった感情的な問題はそれほど起きていないことも明らかになりました。
ですが一番重要なのは、逆方向の影響がなかったことです。
つまり感情や行動に問題を抱えている子が、後で夜型になりやすいということはなかったそうなんです。
また、夜型にシフトした子は、朝型のままだった子とは脳の発達速度が異なることもわかったそうです。
夜型の子は、朝型の子に比べて、白質があまり増えないんだとか…。
白質の成長は、認知・感情・行動の発達にとって重要なことと言われています。
今回の研究結果は、朝型の人と夜型の人とでは脳の構造に違いがあることを示した先行研究を裏付けています。
ですが最大のポイントは、夜型になったせいで問題行動や脳の発達の遅れといったリスクが高まると判明したことです。
つまり、問題があるから夜型になるわけではないと言う事ですな。
それはつまり、10代の若者にきちんとした睡眠習慣を身につけさせることが、心や脳の健康にとても大切であるいうことに繋がります。
ですが今、自分やお子さんが夜型だからといって、悲観しすぎてはいけません。
クーパー氏らによれば、少なくとも朝型・夜型といった睡眠パターンは固定されたものではないので、その気になれば、夜型から朝方に戻ることだってできるのと…。
朝に太陽の光を浴びれば、体内時計を朝型に近づけることができると言われていますし、とりあえず、まだ寝てなくても朝の光を浴びるとこからスタートしてみても良いんじゃないでしょうかね。
ちなみにわたくし院長、今は極端な朝方ですが、10代の頃はものすごい夜型でしたねぇ…。
今となってはどうしようもないですが、お子さんには注意してあげた方がいいかもしれませんね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院