ハイブリットインフルエンザ
2022年11月21日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
11月21日の月曜日でございます。
11月もラスト10日ってことで、今年も残り40日あまりとなりました。
はい、ボチボチ年末感出てきますねぇ…。
そして寒くもなってきてますし、これからはインフルエンザも出だします。
てか、コロナもジワジワ増えてるそうですし、とにかく感染症対策はキッチリやらないとね。
てことで、今日のネタですが、今日はそんなインフルエンザのちょっと怖いお話しです。
なんでも、インフルエンザが他のウイルスと合体し、感染力を強化した「ハイブリッドウイルス」に変身していたことが初確認されたんだとか…。
ウイルスは変異するだけではないようなんですね。
合体して新たな能力を獲得することもあるという事実が新たに確認されたわけです。
最新の研究によると、「A型インフルエンザウイルス」と「RSウイルス」が合体して、さらに感染力をアップさせることがわかったそうなんです。
RSウイルスは、気道の感染を引き起こす一般的な伝染性ウイルスで、呼吸器合胞体ウイルスと呼ばれるものです。
ウイルス同士が競争することはよく知られていたんですが、合体した「ハイブリッド・ウイルス」が見つかったのは初めてであるとのこと。
まったく種類の違うウイルスが互いに団結して、新しい力を身につけるという新事実なんです。
この研究の最終著者である、英国MRC・グラスゴー大学ウイルス研究所のパブロ・ムルシア氏は、こう語っています。
この種のハイブリッド・ウイルスが記述されたのは初めてです。
科がまったく違うウイルス同士が、ゲノムと外部タンパク質を結合させるという、新しいタイプのウイルス病原体です。
まるでヤモリの足(RSウイルスが足、A型インフルエンザウイルスが指)のような合体ウイルスは、細胞に感染したウイルス同士の相互作用を調べてきるときに発見されたそうなんです。
実験としてヒト肺細胞をRSウイルスとA型インフルエンザウイルス(以下、A型)に接触させたあと、両ウイルス粒子が合体したものと思われる糸状構造(フィラメント)が発見されました。
A型は、この合体によって感染力を強化することができるそうなんです。
RSウイルスの表面にあるタンパク質をちらつかせることで、免疫系を回避できるようになるからだとか…。
さらに、インフルエンザ受容体を持たない細胞にも感染できるようになります。
気道のさらに奥の肺まで移動するので、より症状が重くなる恐れもあるんだそうです。
一方、RSウイルスにとって合体にそれほどメリットはないかもしれないそうで、A型のおかげで、複製能力が大きく低下してしまうそうです。
ハイブリッド・ウイルスの振る舞いは、あくまで実験環境で観察されたもので、ずっと複雑な本物の呼吸器官でどうなるのか確かなことはまだ分かっていません。
それでもなお、合体によってA型の適応度が高まることから、こうしたほかのウイルスの能力を奪う仕組みが、ウイルス性肺炎に関係している可能性はあるとのことです。
英リーズ大学のウイルス学者スティーブン・グリフィン博士は、第三者の立場から、「RSウイルスは、季節性インフルエンザよりも肺の奥に潜り込む傾向があります。
感染が下方に広まるほど重症化しやすいのです」と説明しています。
RSウイルスは環境中では比較的弱いウイルスと言われていますが、成人で免疫不全の有る場合や乳幼児では劇症化し気管支炎・肺炎などの原因になることもあります。
日本では、11月から1月にかけて冬期の流行が多く報告されています。
もしそのままに放置しておけば、ウイルスはどんどん合体していくかもしれません。
また今回の研究チームは、こうした結果は「ウイルスの集合を左右する基本的なルールについて疑問を投げかけるもの」と論文で述べています。
研究の主執筆者ジョアン・ヘイニー氏によると、「呼吸器系ウイルスは、身体の同じ部位を狙うウイルス群の一部」なのだとか…。
個々のウイルスの全体像を解明するために、複数のウイルスがどのように作用して感染症を引き起こしているのか理解する必要があるとのことです。
実にややこしい話ですなぁ…。
コロナも収まりませんし、インフルエンザに、ハイブリットインフルエンザ…。
言うてもウイルスですから、目に見えるわけではないですし、根本的には防ぎ切れるものではないと思います。
やはり、自分の免疫力を上げるって事が大事になると思いますよ。
一歩、外に出ればどこにでもウイルスに暴露する危険はあるんですから…。
免疫アップにつとめましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月21日の月曜日でございます。
11月もラスト10日ってことで、今年も残り40日あまりとなりました。
はい、ボチボチ年末感出てきますねぇ…。
そして寒くもなってきてますし、これからはインフルエンザも出だします。
てか、コロナもジワジワ増えてるそうですし、とにかく感染症対策はキッチリやらないとね。
てことで、今日のネタですが、今日はそんなインフルエンザのちょっと怖いお話しです。
なんでも、インフルエンザが他のウイルスと合体し、感染力を強化した「ハイブリッドウイルス」に変身していたことが初確認されたんだとか…。
ウイルスは変異するだけではないようなんですね。
合体して新たな能力を獲得することもあるという事実が新たに確認されたわけです。
最新の研究によると、「A型インフルエンザウイルス」と「RSウイルス」が合体して、さらに感染力をアップさせることがわかったそうなんです。
RSウイルスは、気道の感染を引き起こす一般的な伝染性ウイルスで、呼吸器合胞体ウイルスと呼ばれるものです。
ウイルス同士が競争することはよく知られていたんですが、合体した「ハイブリッド・ウイルス」が見つかったのは初めてであるとのこと。
まったく種類の違うウイルスが互いに団結して、新しい力を身につけるという新事実なんです。
この研究の最終著者である、英国MRC・グラスゴー大学ウイルス研究所のパブロ・ムルシア氏は、こう語っています。
この種のハイブリッド・ウイルスが記述されたのは初めてです。
科がまったく違うウイルス同士が、ゲノムと外部タンパク質を結合させるという、新しいタイプのウイルス病原体です。
まるでヤモリの足(RSウイルスが足、A型インフルエンザウイルスが指)のような合体ウイルスは、細胞に感染したウイルス同士の相互作用を調べてきるときに発見されたそうなんです。
実験としてヒト肺細胞をRSウイルスとA型インフルエンザウイルス(以下、A型)に接触させたあと、両ウイルス粒子が合体したものと思われる糸状構造(フィラメント)が発見されました。
A型は、この合体によって感染力を強化することができるそうなんです。
RSウイルスの表面にあるタンパク質をちらつかせることで、免疫系を回避できるようになるからだとか…。
さらに、インフルエンザ受容体を持たない細胞にも感染できるようになります。
気道のさらに奥の肺まで移動するので、より症状が重くなる恐れもあるんだそうです。
一方、RSウイルスにとって合体にそれほどメリットはないかもしれないそうで、A型のおかげで、複製能力が大きく低下してしまうそうです。
ハイブリッド・ウイルスの振る舞いは、あくまで実験環境で観察されたもので、ずっと複雑な本物の呼吸器官でどうなるのか確かなことはまだ分かっていません。
それでもなお、合体によってA型の適応度が高まることから、こうしたほかのウイルスの能力を奪う仕組みが、ウイルス性肺炎に関係している可能性はあるとのことです。
英リーズ大学のウイルス学者スティーブン・グリフィン博士は、第三者の立場から、「RSウイルスは、季節性インフルエンザよりも肺の奥に潜り込む傾向があります。
感染が下方に広まるほど重症化しやすいのです」と説明しています。
RSウイルスは環境中では比較的弱いウイルスと言われていますが、成人で免疫不全の有る場合や乳幼児では劇症化し気管支炎・肺炎などの原因になることもあります。
日本では、11月から1月にかけて冬期の流行が多く報告されています。
もしそのままに放置しておけば、ウイルスはどんどん合体していくかもしれません。
また今回の研究チームは、こうした結果は「ウイルスの集合を左右する基本的なルールについて疑問を投げかけるもの」と論文で述べています。
研究の主執筆者ジョアン・ヘイニー氏によると、「呼吸器系ウイルスは、身体の同じ部位を狙うウイルス群の一部」なのだとか…。
個々のウイルスの全体像を解明するために、複数のウイルスがどのように作用して感染症を引き起こしているのか理解する必要があるとのことです。
実にややこしい話ですなぁ…。
コロナも収まりませんし、インフルエンザに、ハイブリットインフルエンザ…。
言うてもウイルスですから、目に見えるわけではないですし、根本的には防ぎ切れるものではないと思います。
やはり、自分の免疫力を上げるって事が大事になると思いますよ。
一歩、外に出ればどこにでもウイルスに暴露する危険はあるんですから…。
免疫アップにつとめましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院