記憶プロテーゼ
2022年11月01日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
11月1日の火曜日でございます。
いよいよ11月です。
ま、何がいよいよなのか分かりませんが、今年もあと2ヶ月ですな。
てことで、今日もネタにいきますが、今日は記憶に関する最新のテクノロジーのお話しです。
私たちの脳に新しい情報が入ってきたとき、「海馬」と呼ばれる領域が活性化し、ほかのニューロン)に電気信号を送り出します。
アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)が助成している「記憶プロテーゼ(memory prosthesis)」という新たな技術は、記憶を形成している最中の海馬に電流を流します。
すると、脳内の電気活動のパターンが強化され、記憶力がアップしてしまうそうなんです。
まぁ、理屈は簡単に聞こえますが…。
最新の研究によると、実際に11〜54%の記憶力改善が確認されたそうですからなかなかのもんです。
脳に何か新しい情報が入ってきたとき、「海馬」と呼ばれる領域が活性化し、ほかのニューロン(生物の脳を構成する神経細胞)に電気信号が送るわけなんですが、この信号のパターンは脳内に記録されており、後でその情報が必要になると、まったく同じパターンでニューロンが発火します。
これが何かを記憶し、それを思い出すということになるわけなんです。
ところが色々な理由で海馬がダメージを受けると、同じパターンでニューロンを発火させられなくなるわけです。
つまり思い出せなくなるわけでし。
アメリカ、ウェイクフォレスト大学と南カリフォルニア大学の研究グループが開発するのは、このプロセスを人工的に補助して記憶力をアップさせる「記憶プロテーゼ」という方法なんです。
記憶プロテーゼを行うには、脳に電極を移植し、これを介して記憶を作っている最中の海馬に特定パターンの電気を流します。
これによりニューロンの電気活動を補助して、記憶力を改善するそうなんです。
てか、脳に電極を移植するって…。
あまりにもお手軽でなさすぎますぜ(笑)
まぁ、元々はてんかん治療のため、脳に電極を埋め込んだ人たち(24名/脳に損傷を受け、記憶障害がある人も含まれる)を対象とした実験から始まったようなんですが、このてんかん患者らに記憶プロテーゼを行いつつ、次のような簡単な記憶テストを受けてもらいました。
まず画面に画像が表示されるので、それを覚えてもらいます。
30秒すると、その画像と、もう1つ先ほどとは違った画像が同時に表示されます。
被験者は、前に見た画像がどちらだったか当てなければなりません。
この結果、何もしなかった人たちより記憶力が改善していることが確認されたんだとか…。
記憶プロテーゼによって、記憶力をアップさせられることはすでに実証されているようなんですが、認知症や外傷性脳損傷で衰えた記憶力を回復させるまでには、まだ長い道のりがあるそうです。
まず、ハードウェア上の課題があります。
記憶プロテーゼを行うには、使用者の脳に電極を移植しなければならないわけですが、現在の電極ではその周りに瘢痕(はんこん)組織(ケロイドのようなもの)ができてしまい、やがて故障の原因となるんだそうです。
これを防ぐような電極が必要なんだと…。
電極自体の性能も高めなければなりません。
現時点で使われている電極は、せいぜい40〜100個のニューロンを刺激するだけなんだそうです。
ですが実用レベルにするには、数百から数千のニューロンを刺激できなければならないんだとか…。
試験の回数もまだまだ足りないですわな。
にしても、脳に電極を移植ってのがねぇ…。
まぁ、何らかの病気なんかで記憶がなくなってしまってる人などの治療には、役立つかもしれませんが、記憶力を上げるってことだと、ちょっと大変そうですよね。
ですが、こういったものが一般レベルになると、こういった学習法なんかは生まれるかもしれませんよね。
脳に電極を移植して、電流を流しながら学習すると…。
すると飛躍的に記憶力がアップして、学習効率が上がる…
とか。
ま、わたくし院長が生きてるうちには完成しないでしょうけど。
てか、完成してても、脳に電極はイヤです(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月1日の火曜日でございます。
いよいよ11月です。
ま、何がいよいよなのか分かりませんが、今年もあと2ヶ月ですな。
てことで、今日もネタにいきますが、今日は記憶に関する最新のテクノロジーのお話しです。
私たちの脳に新しい情報が入ってきたとき、「海馬」と呼ばれる領域が活性化し、ほかのニューロン)に電気信号を送り出します。
アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)が助成している「記憶プロテーゼ(memory prosthesis)」という新たな技術は、記憶を形成している最中の海馬に電流を流します。
すると、脳内の電気活動のパターンが強化され、記憶力がアップしてしまうそうなんです。
まぁ、理屈は簡単に聞こえますが…。
最新の研究によると、実際に11〜54%の記憶力改善が確認されたそうですからなかなかのもんです。
脳に何か新しい情報が入ってきたとき、「海馬」と呼ばれる領域が活性化し、ほかのニューロン(生物の脳を構成する神経細胞)に電気信号が送るわけなんですが、この信号のパターンは脳内に記録されており、後でその情報が必要になると、まったく同じパターンでニューロンが発火します。
これが何かを記憶し、それを思い出すということになるわけなんです。
ところが色々な理由で海馬がダメージを受けると、同じパターンでニューロンを発火させられなくなるわけです。
つまり思い出せなくなるわけでし。
アメリカ、ウェイクフォレスト大学と南カリフォルニア大学の研究グループが開発するのは、このプロセスを人工的に補助して記憶力をアップさせる「記憶プロテーゼ」という方法なんです。
記憶プロテーゼを行うには、脳に電極を移植し、これを介して記憶を作っている最中の海馬に特定パターンの電気を流します。
これによりニューロンの電気活動を補助して、記憶力を改善するそうなんです。
てか、脳に電極を移植するって…。
あまりにもお手軽でなさすぎますぜ(笑)
まぁ、元々はてんかん治療のため、脳に電極を埋め込んだ人たち(24名/脳に損傷を受け、記憶障害がある人も含まれる)を対象とした実験から始まったようなんですが、このてんかん患者らに記憶プロテーゼを行いつつ、次のような簡単な記憶テストを受けてもらいました。
まず画面に画像が表示されるので、それを覚えてもらいます。
30秒すると、その画像と、もう1つ先ほどとは違った画像が同時に表示されます。
被験者は、前に見た画像がどちらだったか当てなければなりません。
この結果、何もしなかった人たちより記憶力が改善していることが確認されたんだとか…。
記憶プロテーゼによって、記憶力をアップさせられることはすでに実証されているようなんですが、認知症や外傷性脳損傷で衰えた記憶力を回復させるまでには、まだ長い道のりがあるそうです。
まず、ハードウェア上の課題があります。
記憶プロテーゼを行うには、使用者の脳に電極を移植しなければならないわけですが、現在の電極ではその周りに瘢痕(はんこん)組織(ケロイドのようなもの)ができてしまい、やがて故障の原因となるんだそうです。
これを防ぐような電極が必要なんだと…。
電極自体の性能も高めなければなりません。
現時点で使われている電極は、せいぜい40〜100個のニューロンを刺激するだけなんだそうです。
ですが実用レベルにするには、数百から数千のニューロンを刺激できなければならないんだとか…。
試験の回数もまだまだ足りないですわな。
にしても、脳に電極を移植ってのがねぇ…。
まぁ、何らかの病気なんかで記憶がなくなってしまってる人などの治療には、役立つかもしれませんが、記憶力を上げるってことだと、ちょっと大変そうですよね。
ですが、こういったものが一般レベルになると、こういった学習法なんかは生まれるかもしれませんよね。
脳に電極を移植して、電流を流しながら学習すると…。
すると飛躍的に記憶力がアップして、学習効率が上がる…
とか。
ま、わたくし院長が生きてるうちには完成しないでしょうけど。
てか、完成してても、脳に電極はイヤです(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院