右側臥位と薬効
2022年10月13日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
10月13日の木曜日でございます。
13日のと書いて、木曜日ときたら、あ、なんか惜しい。
って思ってしまうのは、世代でしょうかね(笑)
では今日のネタですが、みなさんは薬を飲む時、どうやって飲みますか?
最新の研究では、飲む「姿勢」のによって薬の効果が変わると言う事が分かったんだとか…。
薬の効果を速めたい時は、飲む時の姿勢を変えればいいそうなんです。
できるだけ早く薬に効いてほしいのなら、そのためのベストポジションがあるそうなんですね。
これは、アメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学の研究で明らかになったそうなんです。
胃の流体力学シミュレーションから判明した最適な薬の服用姿勢は「右側臥位(うそくがい)」、つまり右側を下にして寝そべった姿勢なんだそうです。
この姿勢だと、普通に体を起こして服用したときより、2.3倍薬の効きが早くなるという話しですから、驚きですな。
2.3倍ってのは、かなり違う気がしますね。
普通、一般的に鎮痛剤なんかでも、20〜30分で効果が出るもんですが、これが2.3倍となると10〜15分って事になりますしね。
かなり早く効くと言えるでしょう。
研究を行ったラジャット・ミタル氏は、「姿勢が薬の吸収の速さにこれほど影響するとは驚きです」と語っています。
このところ、さまざまな内臓の働きを正確に表すことができるモデルが考案されています。
最新の研究では、物理学・生体力学・流体力学にもとづく「StomachSim」というモデルで、胃の動きをリアルに再現することが可能となっています。
これにより、飲み込まれた薬がどうなるのかシミュレーションしてみたそうなんです。
錠剤の多くは、胃ではなく、腸に入ってから効き始めます。
ですから腸の入り口に近いところに落ちて、速やかに十二指腸(腸の最初の部分)に運ばれれば、それだけ早く溶けて効果を発揮できると考えられます。
もしも腸の入り口をピンポイントで狙うのなら、重力をうまく利用し、胃の非対称性も念頭におかねばならないと…。
要は、薬を飲むときの姿勢がキモになるということですね。
ま、胃って一般的には左側が膨らんでますし、その形を意識するってのは、確かになって気はします。
シミュレーションでいくつか姿勢を検証したところ、薬の吸収が一番速いのは「右側臥位(うそくがい)」右側を下に寝そべった姿勢だったそうです。
この姿勢は、薬が胃の一番奥に届きやすく、溶けは体を起こして飲むより2.3倍も速いという結果となったそうです。
一方、一番遅かった飲み方は、左側を下に寝そべった姿勢(左側臥位)だったそうです。
この場合、薬が吸収されるまで右側臥位の10倍も時間がかかるといいますから、これは絶対やっちゃいけないレベルですよね。
もし右側臥位で薬が10分で吸収されるのだとすれば、左側臥位だと100分かかるということですから、この知識は生かしましょう。
2番目に速いのは、普通に直立して飲む場合で、今述べた基準で言えば、薬は23分で吸収するそうです。
また背筋をまっすぐ伸ばして寝た姿勢でも、同じくらいの速さとのことです。
まぁ、普通に寝る姿勢ってことでしょうね。
仰向きで寝る姿勢ですわね。
なお、糖尿病やパーキンソン病など、病気による胃の機能低下も、姿勢と同じくらい薬の吸収時間に影響するそうです。
逆に言えば、姿勢はそれだけ大きな違いをもたらすということですね。
「姿勢には大きな影響があります。薬の溶け具合という点では、ひどい胃の病気に匹敵するほどです」と、ミタル氏は話しています。
研究グループは今後、胃の生物力学的な変化を取り上げ、姿勢と病気が薬の吸収や食べ物の消化に与える影響を調べたいとのことです。
気になったのは、飲んだ後はすぐに直立になっちゃってもいいものなのか?
とか、飲むと気は直立だよな?とか…。
そこまで詳しくは書いてないのですが、わたくし院長的に、考えるととりあえず直立、または座位で薬を飲んだら、すぐに右側臥位に寝転ぶと…。
で、2.3倍って計算ですから、最低でも10分間、時間が取れるなら20分間、そのままの姿勢で寝てるのが良いと思います。
これくらい寝てたら、大体の薬は吸収されるんじゃないでしょうかね。
ま、風邪なんかひいて寝込んでて薬を飲む場合、間違いなく右側臥位で寝ときましょう。
今日はためになる話でしたね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月13日の木曜日でございます。
13日のと書いて、木曜日ときたら、あ、なんか惜しい。
って思ってしまうのは、世代でしょうかね(笑)
では今日のネタですが、みなさんは薬を飲む時、どうやって飲みますか?
最新の研究では、飲む「姿勢」のによって薬の効果が変わると言う事が分かったんだとか…。
薬の効果を速めたい時は、飲む時の姿勢を変えればいいそうなんです。
できるだけ早く薬に効いてほしいのなら、そのためのベストポジションがあるそうなんですね。
これは、アメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学の研究で明らかになったそうなんです。
胃の流体力学シミュレーションから判明した最適な薬の服用姿勢は「右側臥位(うそくがい)」、つまり右側を下にして寝そべった姿勢なんだそうです。
この姿勢だと、普通に体を起こして服用したときより、2.3倍薬の効きが早くなるという話しですから、驚きですな。
2.3倍ってのは、かなり違う気がしますね。
普通、一般的に鎮痛剤なんかでも、20〜30分で効果が出るもんですが、これが2.3倍となると10〜15分って事になりますしね。
かなり早く効くと言えるでしょう。
研究を行ったラジャット・ミタル氏は、「姿勢が薬の吸収の速さにこれほど影響するとは驚きです」と語っています。
このところ、さまざまな内臓の働きを正確に表すことができるモデルが考案されています。
最新の研究では、物理学・生体力学・流体力学にもとづく「StomachSim」というモデルで、胃の動きをリアルに再現することが可能となっています。
これにより、飲み込まれた薬がどうなるのかシミュレーションしてみたそうなんです。
錠剤の多くは、胃ではなく、腸に入ってから効き始めます。
ですから腸の入り口に近いところに落ちて、速やかに十二指腸(腸の最初の部分)に運ばれれば、それだけ早く溶けて効果を発揮できると考えられます。
もしも腸の入り口をピンポイントで狙うのなら、重力をうまく利用し、胃の非対称性も念頭におかねばならないと…。
要は、薬を飲むときの姿勢がキモになるということですね。
ま、胃って一般的には左側が膨らんでますし、その形を意識するってのは、確かになって気はします。
シミュレーションでいくつか姿勢を検証したところ、薬の吸収が一番速いのは「右側臥位(うそくがい)」右側を下に寝そべった姿勢だったそうです。
この姿勢は、薬が胃の一番奥に届きやすく、溶けは体を起こして飲むより2.3倍も速いという結果となったそうです。
一方、一番遅かった飲み方は、左側を下に寝そべった姿勢(左側臥位)だったそうです。
この場合、薬が吸収されるまで右側臥位の10倍も時間がかかるといいますから、これは絶対やっちゃいけないレベルですよね。
もし右側臥位で薬が10分で吸収されるのだとすれば、左側臥位だと100分かかるということですから、この知識は生かしましょう。
2番目に速いのは、普通に直立して飲む場合で、今述べた基準で言えば、薬は23分で吸収するそうです。
また背筋をまっすぐ伸ばして寝た姿勢でも、同じくらいの速さとのことです。
まぁ、普通に寝る姿勢ってことでしょうね。
仰向きで寝る姿勢ですわね。
なお、糖尿病やパーキンソン病など、病気による胃の機能低下も、姿勢と同じくらい薬の吸収時間に影響するそうです。
逆に言えば、姿勢はそれだけ大きな違いをもたらすということですね。
「姿勢には大きな影響があります。薬の溶け具合という点では、ひどい胃の病気に匹敵するほどです」と、ミタル氏は話しています。
研究グループは今後、胃の生物力学的な変化を取り上げ、姿勢と病気が薬の吸収や食べ物の消化に与える影響を調べたいとのことです。
気になったのは、飲んだ後はすぐに直立になっちゃってもいいものなのか?
とか、飲むと気は直立だよな?とか…。
そこまで詳しくは書いてないのですが、わたくし院長的に、考えるととりあえず直立、または座位で薬を飲んだら、すぐに右側臥位に寝転ぶと…。
で、2.3倍って計算ですから、最低でも10分間、時間が取れるなら20分間、そのままの姿勢で寝てるのが良いと思います。
これくらい寝てたら、大体の薬は吸収されるんじゃないでしょうかね。
ま、風邪なんかひいて寝込んでて薬を飲む場合、間違いなく右側臥位で寝ときましょう。
今日はためになる話でしたね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院