海面上昇
2022年09月29日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
9月29日の木曜日でございます。
もうすぐ10月、さすがに秋らしくなってきましたかね。
では今日のネタですが、このブログでも取り上げる事が多い、温暖化問題ですが、ショッキングな事実が分かったようなんです。
仮にたった今、化石燃料の使用を止めたとしても、グリーンランドの氷が解けることによる海面の大幅な上昇はもう避けられないそなんです。
新たな研究によると、これまでにもう起きてしまった世界気温の上昇分だけでも、グリーンランドでは110兆トンの氷が解け、それだけで海面が27センチ上がるんだそうです。
しかもこれは最低限の見積りで、記録的な氷河融解が日常的に発生した場合、78センチの海面上昇をもたらす可能性があるとのこと。
沿岸地域で暮らす大勢の人々は、温暖化による大きな危機に直面していると懸念されています。
研究グループによると、大幅な海面上昇が避けられないとはいえ、それでも地球温暖化対策を行う意味はあると言っておられます。
このまま何もせず手をこまねいているよりは、被害を抑えることができるからですな。
そりゃそうでしょう。
地球温暖化の研究では、しばしばコンピューターモデルで今後失われる氷が予測されます。
ところが現実世界はずっと複雑で、モデルによる予測結果は絶対確実なわけではありません。
これに対し今回の研究では、2000年から2019年にかけてグリーンランドで実際に失われた氷を人工衛星で計測し、今後を予測しました。
デンマーク・グリーンランド国立地質調査所(GEUS)のジェイソン・ボックス教授によると、海面上昇27センチという数値は、あくまで「最低限の保守的な見積もり」でしかないそうです。
というのも、この予測値は、あくまでこれまでに起きた気温上昇と、グリーンランドだけで失われる氷にもとづくものだからです。
将来的な気温上昇分や、それ以外の地域の氷は考慮されていないわけです。
ですからボックス教授は、現実の海面上昇はその2倍になるだろうと述べています。
こうした推定は、今後の海面上昇をほぼ確実に予測したものですが、いつになるかはわからないそうです。
それでも、これまでの科学的な理解によるなら、その大半は比較的すぐに起きると考えられています。
研究グループのウィリアム・コルガン博士は、「最低27センチというのは、いわばこれまでに溜めてきたツケのようなもので、今後何をどうしようと支払わねばなりません」と語っています。
100年後か、150年後か、あるいはもっと早いかもしれません。
ですがいずれ必ず海面は27センチ上昇すると…。
それどころか、現時点で温暖化がますます進んでいることを考えれば、海面はさらに高くなると予想されます。
たとえば、仮に2012年(グリーンランドの氷が記録的に解けた年)が平年並みの気温になったとすると、海面上昇は78センチになると予測されます。
78センチと27センチの差はかなりのものです。
ここに「パリ協定」を実施する意義があり、「温暖化による被害を最小限にする余地はまだ大きく残されています」と、コルガン博士は説明しています。
ヒマラヤとアルプスの氷河からは、それぞれ3分の1と半分がすでに失われてしまったそうなんです。
また南極の西側にある氷床も、すでに大きな喪失が避けられないポイントを越えてしまったという見解もあります。
くわえて海が温まれば膨張し、さらに海面が上昇するであろうという予測もあります。
「今後100年から200年で数メートル上昇するだろうと示唆する科学文献が増えています」と、コルガン博士。
仮に南極東部にある巨大な氷床がすべて解けたとすれば、海は数千年で52メートル上昇するそうです。
が、速やかに温暖化対策が実施されれば、これを回避できる可能性はあるわけです。
海面上昇27センチってのがどれほどの脅威なのかはピンときませんが、まぁ大変な事なんだろうなって事は分かります。
ですがこの問題だけは、ホント世界が一丸とならないと…。
なんとかならんもんですかねぇ…。
ではまた〜。
京都 中京 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月29日の木曜日でございます。
もうすぐ10月、さすがに秋らしくなってきましたかね。
では今日のネタですが、このブログでも取り上げる事が多い、温暖化問題ですが、ショッキングな事実が分かったようなんです。
仮にたった今、化石燃料の使用を止めたとしても、グリーンランドの氷が解けることによる海面の大幅な上昇はもう避けられないそなんです。
新たな研究によると、これまでにもう起きてしまった世界気温の上昇分だけでも、グリーンランドでは110兆トンの氷が解け、それだけで海面が27センチ上がるんだそうです。
しかもこれは最低限の見積りで、記録的な氷河融解が日常的に発生した場合、78センチの海面上昇をもたらす可能性があるとのこと。
沿岸地域で暮らす大勢の人々は、温暖化による大きな危機に直面していると懸念されています。
研究グループによると、大幅な海面上昇が避けられないとはいえ、それでも地球温暖化対策を行う意味はあると言っておられます。
このまま何もせず手をこまねいているよりは、被害を抑えることができるからですな。
そりゃそうでしょう。
地球温暖化の研究では、しばしばコンピューターモデルで今後失われる氷が予測されます。
ところが現実世界はずっと複雑で、モデルによる予測結果は絶対確実なわけではありません。
これに対し今回の研究では、2000年から2019年にかけてグリーンランドで実際に失われた氷を人工衛星で計測し、今後を予測しました。
デンマーク・グリーンランド国立地質調査所(GEUS)のジェイソン・ボックス教授によると、海面上昇27センチという数値は、あくまで「最低限の保守的な見積もり」でしかないそうです。
というのも、この予測値は、あくまでこれまでに起きた気温上昇と、グリーンランドだけで失われる氷にもとづくものだからです。
将来的な気温上昇分や、それ以外の地域の氷は考慮されていないわけです。
ですからボックス教授は、現実の海面上昇はその2倍になるだろうと述べています。
こうした推定は、今後の海面上昇をほぼ確実に予測したものですが、いつになるかはわからないそうです。
それでも、これまでの科学的な理解によるなら、その大半は比較的すぐに起きると考えられています。
研究グループのウィリアム・コルガン博士は、「最低27センチというのは、いわばこれまでに溜めてきたツケのようなもので、今後何をどうしようと支払わねばなりません」と語っています。
100年後か、150年後か、あるいはもっと早いかもしれません。
ですがいずれ必ず海面は27センチ上昇すると…。
それどころか、現時点で温暖化がますます進んでいることを考えれば、海面はさらに高くなると予想されます。
たとえば、仮に2012年(グリーンランドの氷が記録的に解けた年)が平年並みの気温になったとすると、海面上昇は78センチになると予測されます。
78センチと27センチの差はかなりのものです。
ここに「パリ協定」を実施する意義があり、「温暖化による被害を最小限にする余地はまだ大きく残されています」と、コルガン博士は説明しています。
ヒマラヤとアルプスの氷河からは、それぞれ3分の1と半分がすでに失われてしまったそうなんです。
また南極の西側にある氷床も、すでに大きな喪失が避けられないポイントを越えてしまったという見解もあります。
くわえて海が温まれば膨張し、さらに海面が上昇するであろうという予測もあります。
「今後100年から200年で数メートル上昇するだろうと示唆する科学文献が増えています」と、コルガン博士。
仮に南極東部にある巨大な氷床がすべて解けたとすれば、海は数千年で52メートル上昇するそうです。
が、速やかに温暖化対策が実施されれば、これを回避できる可能性はあるわけです。
海面上昇27センチってのがどれほどの脅威なのかはピンときませんが、まぁ大変な事なんだろうなって事は分かります。
ですがこの問題だけは、ホント世界が一丸とならないと…。
なんとかならんもんですかねぇ…。
ではまた〜。
京都 中京 円町 弘泉堂鍼灸接骨院