リズム遺伝子
2022年09月15日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
9月15日の木曜日でございます。
9月も折り返しですなぁ。
では今日のネタですが、なんでも遺伝子が関わってるんだなぁと思わせる発見のお話しでございます。
なんでも、リズム感やダンスの能力を左右する遺伝子が発見されたんだそうです。
まぁ、昔から音痴は遺伝するなんてことは聞いたことありますが、リズム感なんてものは後天的に身につくものかとおもっていましたが、先天的な要素もあったようなんです。
最新の研究では、リズムに合わせて体を動かす能力に関連する遺伝子を発見したと報告していて、それは人間ならではの音楽という能力の基盤になるものでもあるそうです。
米ヴァンダービルト大学のレイナ・ゴードン博士は、「ビートに合わせて手を叩いたり、踊ったりすることは、人間の音楽する能力の核心にあるもの」と語っておられます。
この研究は、音楽の才能を左右する遺伝子をテーマにした、世界初の包括的ゲノムワイド関連解析だそうです。
また音楽の才能が健康とどう関係しているのかを探った基礎研究でもあります。
60万人以上のデータをもとに、リズム感に関連する「対立遺伝子」の違いを分析したところ、音楽のビートに合わせて体を動かす力(ビート・シンクロナイゼーション)に関連する69個の遺伝子変異が発見されました。
その多くは、「神経機能」や「脳の初期の発達」に関連する領域やその付近にあったそうです。
「リズムに合わせてダンスを踊る能力はたった1つではなく、いくつもの遺伝子に左右される」とゴードン博士は言っております。
また歩行・呼吸・体内時計といった体のリズムもまた、ビート・シンクロナイゼーション関連の遺伝子と一部を共有していることもわかったそうです。
これはリズム感と健康の関係について知るヒントになるとともに、音楽のような文化的なものが生物学な影響を受けていることをもうかがわせる結果なんだそうです。
なお1つ重要なこととして、こうした能力は環境からも大きな影響を受けており、遺伝子はリズム感の違いを部分的に説明しているだけに過ぎないと、研究グループは指摘しています。
ま、これはどんな能力にも言えることでしょう。
大体の能力は、後天的に発達していくもんですから、先天的にセンスがないからと言って諦める必要はありませんよ。
たとえば、自分の両親にリズム感がないからと言って、あなたも必ずしもダンスが踊れないかと言うと、訓練次第で大丈夫って事ですわ。
ま、先天的に優れてる方が、上達が早かったり飲みこみが早かったりと言う、理不尽さは否めませんがね(笑)
こうした遺伝子が音楽の才能に与える複雑な影響は、今回のような大規模な研究でしか調べることができません。
この研究では、個人向け遺伝子解析サービス企業「23andMe」社が所有する60万人分以上のデータが分析対象となったそうです。
23andMe社の統計遺伝学者デビッド・ハインズ博士は、研究への参加に同意した数百万人分もの巨大なデータセットが、小さな遺伝子のサインを捉えるまたとないチャンスをもたらしたと述べています。
この発見は、遺伝子とダンスの才能との関係についての理解を大きく前進させるものと考えられます。
米タフツ大学の心理学者アニラッド・D・パテル教授は、「音楽的リズムの処理は、音声処理のような他の認知機能と興味深い関連がある」と、第三者の立場から述べています。
彼によると、例えば音楽はパーキンソン病患者の歩行を改善させることがあるそうなんですが、これにはリズム遺伝子が大きな役割を果たしているのだそうです。
このような大規模なデータセットは、音楽の才能の生物学的・進化的基盤に関する新しい知見をもたらしてくれるとパテル教授も絶賛しています。
近年、ビート処理に関する神経学的・発達学的研究が増えているそうなんですが、今回のものはビート処理の生物学的研究を新たな段階に引き上げるものなんだとか…。
まぁ、まだまだ人間には未知の部分があるんだなぁって事で、今後の研究に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月15日の木曜日でございます。
9月も折り返しですなぁ。
では今日のネタですが、なんでも遺伝子が関わってるんだなぁと思わせる発見のお話しでございます。
なんでも、リズム感やダンスの能力を左右する遺伝子が発見されたんだそうです。
まぁ、昔から音痴は遺伝するなんてことは聞いたことありますが、リズム感なんてものは後天的に身につくものかとおもっていましたが、先天的な要素もあったようなんです。
最新の研究では、リズムに合わせて体を動かす能力に関連する遺伝子を発見したと報告していて、それは人間ならではの音楽という能力の基盤になるものでもあるそうです。
米ヴァンダービルト大学のレイナ・ゴードン博士は、「ビートに合わせて手を叩いたり、踊ったりすることは、人間の音楽する能力の核心にあるもの」と語っておられます。
この研究は、音楽の才能を左右する遺伝子をテーマにした、世界初の包括的ゲノムワイド関連解析だそうです。
また音楽の才能が健康とどう関係しているのかを探った基礎研究でもあります。
60万人以上のデータをもとに、リズム感に関連する「対立遺伝子」の違いを分析したところ、音楽のビートに合わせて体を動かす力(ビート・シンクロナイゼーション)に関連する69個の遺伝子変異が発見されました。
その多くは、「神経機能」や「脳の初期の発達」に関連する領域やその付近にあったそうです。
「リズムに合わせてダンスを踊る能力はたった1つではなく、いくつもの遺伝子に左右される」とゴードン博士は言っております。
また歩行・呼吸・体内時計といった体のリズムもまた、ビート・シンクロナイゼーション関連の遺伝子と一部を共有していることもわかったそうです。
これはリズム感と健康の関係について知るヒントになるとともに、音楽のような文化的なものが生物学な影響を受けていることをもうかがわせる結果なんだそうです。
なお1つ重要なこととして、こうした能力は環境からも大きな影響を受けており、遺伝子はリズム感の違いを部分的に説明しているだけに過ぎないと、研究グループは指摘しています。
ま、これはどんな能力にも言えることでしょう。
大体の能力は、後天的に発達していくもんですから、先天的にセンスがないからと言って諦める必要はありませんよ。
たとえば、自分の両親にリズム感がないからと言って、あなたも必ずしもダンスが踊れないかと言うと、訓練次第で大丈夫って事ですわ。
ま、先天的に優れてる方が、上達が早かったり飲みこみが早かったりと言う、理不尽さは否めませんがね(笑)
こうした遺伝子が音楽の才能に与える複雑な影響は、今回のような大規模な研究でしか調べることができません。
この研究では、個人向け遺伝子解析サービス企業「23andMe」社が所有する60万人分以上のデータが分析対象となったそうです。
23andMe社の統計遺伝学者デビッド・ハインズ博士は、研究への参加に同意した数百万人分もの巨大なデータセットが、小さな遺伝子のサインを捉えるまたとないチャンスをもたらしたと述べています。
この発見は、遺伝子とダンスの才能との関係についての理解を大きく前進させるものと考えられます。
米タフツ大学の心理学者アニラッド・D・パテル教授は、「音楽的リズムの処理は、音声処理のような他の認知機能と興味深い関連がある」と、第三者の立場から述べています。
彼によると、例えば音楽はパーキンソン病患者の歩行を改善させることがあるそうなんですが、これにはリズム遺伝子が大きな役割を果たしているのだそうです。
このような大規模なデータセットは、音楽の才能の生物学的・進化的基盤に関する新しい知見をもたらしてくれるとパテル教授も絶賛しています。
近年、ビート処理に関する神経学的・発達学的研究が増えているそうなんですが、今回のものはビート処理の生物学的研究を新たな段階に引き上げるものなんだとか…。
まぁ、まだまだ人間には未知の部分があるんだなぁって事で、今後の研究に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院