弘泉堂鍼灸接骨院
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考えすぎは身体に毒。
2022年09月13日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。

9月13日の火曜日でございます。

ここ数日、なんか暑くないですか?

今日も真夏日になるとか…。

では今日のネタですが、世の中には何でもかんでも考えすぎてしまう人が一定数存在します。

もう少し、楽観的でもいいんじゃないの?って思うような人ですな。

で、こういった「考えすぎ」は身体に悪いよ、ストレス溜まるよって思われてた部分もあるんですが、実のところ本当の事はイマイチ分かっていませんでした。

それが、今回、本当だったことが分かったそうなんです。

考えすぎは体に毒。

精神的疲労は有毒な化学物質を脳に蓄積させる事が分かったそうなんです。

普段よりも頭を使った日、体を動かしたわけでもないのに、体がだるくなって、ぐったりと疲れ切ってしまうことってありますよね。

大昔には、受験勉強とかみんな経験があるでしょうけど、結構疲れましたよね。

それから勉強してると眠くなるってヤツもこれはこれで脳の疲労からくるもののようなんです。

最新の研究によると、頭を酷使すると、脳に有毒な物質となる「グルタミン酸」が蓄積され、精神的疲労がたまるそうなんです。

疲労した脳は、意思決定のコントロール力が低下して、「すぐに満足できる楽なこと」に流されやすくなってきます。

ですから疲れたまま頑張るよりは、少し休憩を入れたほうがいいということなんですが、これがまた休憩が長引いちゃって、元に戻れず終了ってな事になりがちなんですよね。

特に勉強なんかの場合、基本的に「自発的」にやるものですから、それでなくても楽な方に流されやすい人の場合、少し脳が疲労しただけで休憩からの終了ってパターンになりがちなんですね。

ではなぜ頭を使うとドッと疲れが出るのでしょうか?

これまでの有力な仮説では、精神的疲労は「今の行動を中断して、もっと満足できる行動をうながすために脳が作り出すある種の錯覚」とされていたんだそうです。

ところが、フランス・サルペトリエール病院パリ脳研究所のマティアス・ペシグリオーネ氏らによる今回の研究は、頭を使うと脳に物理的な変化があることを示しているんですね。

脳のシナプスに有害な物質が溜まるそうなんです。

このことから、脳が機能を維持するために、今の作業をやめて「別のことをやれ」というメッセージを疲労という形で伝えているらしいことがうかがえるそうなんです。

その毒物とは「グルタミン酸」です。

これは脳内で、もっとも豊富な興奮性の神経伝達物質で、脳が適切に機能するためには欠かせないものでもあります。

ですがそのためには、グルタミン酸が適切な位置に適切な濃度で存在しなければならないわけです。

ところが脳内でグルタミン酸が過剰になると、毒性を発揮して神経細胞を殺してしまうっていう厄介な一面もあるわけです。

まさしく諸刃の刃ですな。

なおグルタミン酸は「うまみ成分」としても有名ですが、口から摂取しても「脳関門」を通過できないので、有害な作用はもたらしません。

ので安心して食べて下さい。

今回の研究では、人がコンピューターのように、いつまでも同じ効率で計算し続けられない理由が探られているわけです。

被験者は頭を使わねばならないグループと、それほど頭を使わなくても済むグループに分けられ、MRスペクトロスコピー(MRIの一種)で1日の間の脳の化学的変化がモニターされました。

すると、頭を使うグループには、瞳孔散大が減少するなど、より強く疲労していることを示す兆候が現れました。

しかもそうした人たちの「前頭前野」のシナプスは、グルタミン酸濃度が高くなっていたそうなんです。

普段より頭を使って疲れたと感じていたら、少し休憩するのが効率的でしょう。

そのまま頑張るのは、思わぬミスにつながる恐れがありますからね。

で、そのまま終了〜ってならないように、そこは個々に頑張るしかないですなぁ(笑)

今回の研究では、疲労した人たちには、意思決定が遅れたり、できるだけ楽ですぐに満足が得られるような選択をする傾向が見られています。

ペシグリオーネ氏らはこうした証拠に基づき、頭を酷使すると、脳内にグルタミン酸が溜まり、認知的なコントロールが難しくなると結論づけています。

こうした脳の疲労をとるには、休息と睡眠しかないとのことなんですね。

ペシグリオーネ氏は「睡眠中に、シナプスのグルタミン酸が減るという証拠があります」と話しておられます。

なお、こうした頭脳労働による疲労が他の疲労とどう関係しているのか、まだ不明であるとのことなので、この研究も今後に期待したいとこですな。

ではまた〜。










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