スペースデブリに当たるとか(笑)
2022年09月01日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
9月1日の木曜日でございます。
さぁ9月。
秋だな(笑)
8月31日と9月1日では、響きは違いますが、気温はさほど変わりません。
まだまだ秋とは言い難い暑さでございますな。
では今日のネタですが、このブログでも何回か紹介したことのある、小さいようで大きな問題、スペースデブリ(宇宙ゴミ)についてお話ししたいと思います。
スペースデブリとは、故障した人工衛星や打ち上げロケットの上段等が、爆発・衝突し発生した破片等の総称で、現在地上から追跡されている10cm以下の小さなものを含めると、推定で5兆8000億個のデブリが地球の周囲を飛び交ってるんだとか…。
ゆえに、軌道上での宇宙船の活動はデブリの監視なしには困難になっているそうなんです。
しかも最新の研究では、今後10年で地球に落下するスペースデブリが10%の確率で誰かを襲うんだとか…。
襲うって事は、誰かに落下物が当たるってことですし、そんなもん当たったら命はないでしょうな(笑)
宇宙へ打ち上げられるロケットが増えるにつれて、スペースデブリもまた増えています。
で、今回の研究によれば、地球に落下した宇宙ゴミによる死傷者が出る可能性は、今後10年で驚くほど高くなるそうです。
この10%という数字、宇宙の時代が幕を開けてから50年、宇宙の人工物の落下による死者はおろか、怪我人すらいないことを考えれば、きわめて高い確率だという事です。
カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学のグループによる今回の研究では、軌道から外れたロケットについての30年分のデータが分析されました。
そうしたロケットはおよそ1500機ほどあるそうなんですが、そのうち7割以上は制御不能に陥っているそうなんです。
つまり、1000機以上のロケットが制御不能と…。
先に述べた死傷者が1人以上出る確率、10%という数字は、今後10年で大気圏に突入するだろうロケットの数と、地上の人口分布との組み合わせから導かれたものだそうです。
まぁ、避けれる気もしますけど(笑)
落ちてきてたら見えるでしょうし、サッとかわすとまではいかなくても、避けることは出来そうですけどねぇ。
で、一番危険なのは赤道に近い緯度の地域や地方の人たちなんだそうです。
ジャカルタ、ダッカ、ラゴスなどの赤道に近い緯度の都市は、ニューヨーク、北京、モスクワといった北半球の都市に比べ、ロケットが落下してくる確率が3倍も高いんだとか…。
ほとんどのロケットが米国、中国、ロシアといった北半球の国の宇宙プログラムで打ち上げられているのだからこれは皮肉なことだとも言えるでしょう。
ロケットの打ち上げでは、軌道に投棄されるパーツと地球に落とされるパーツがあります。
そのまま軌道に投棄されてしまったロケットの場合、やがて制御不能なまま大気圏に再突入してくる恐れがあるわけです。
そのほとんどは再突入で燃え尽きてしまうようなんですが、それでも多くの場合かなりの量が燃え尽きることなく地上に落下するそうです。
だからと言って、そうしたロケットを制御しながら大気圏に落とすのはコストがかかるようなんです。
技術的に高度ですし、単純により多くの燃料が必要になるからです。
研究グループが懸念するのは、下手をすると、ロケットを改良するよりも、犠牲者に損害賠償を支払った方が安上がりになるケースがあるとのことです。
これは微妙やなぁ…。
家が壊れた、物が壊れたって話だけなら良いですが、人に当たって下手すりゃ死んじゃうわけですから、そこにコストどうのは言っちゃいけないんじゃないのかね?
研究では次のように述べられています。
損害賠償責任を負う可能性は、望ましい行動にもつながることもあります。
ですが、この問題の場合、政府は、打ち上げ業者に高価な技術や計画変更を義務付けるより、あえて犠牲者に補償するわずかなリスクを負うことを選ぶように思えます。
つまり、官民いずれの事業においてもしばしばあるように、損害補償リスクは、ビジネス上の単なるコストの1つとしてしか扱われないだろうということです。
しかも「スペースデブリ」による被害を受けやすい国の中に、世界の最貧国が偏って存在するという事実もあります。
このために、あえて損害賠償責任を引き受けるという選択肢は、より手軽なものとみなされる可能性もあるわけです。
こうした危険性に対処するため、ロケットの制御された再突入を義務付ける国際条約について議論を進めるべきだと、研究グループは主張しています。
もちろんこれまでにも、スペースデブリが実際に落下してきたことはあります。
ここ最近の例で言えば、2018年4月に中国の宇宙ステーション「天宮1号」が制御不能に陥り、南太平洋上空で大気圏に突入しました。
より最近では、2020年にやはり中国の大型ロケットから落下した金属片が、西アフリカ、コートジボワールの村に被害を与えたことがあります。
これによる死傷者は出ていませんが、今回の論文が述べているように、それも時間の問題かもしれませんな。
まぁ、この問題も小さいようで大きな問題でしょう…。
宇宙をゴミだらけにしてんですから、良いわけないですよね。
夢のある宇宙ですが、このままではイカンでしょうな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月1日の木曜日でございます。
さぁ9月。
秋だな(笑)
8月31日と9月1日では、響きは違いますが、気温はさほど変わりません。
まだまだ秋とは言い難い暑さでございますな。
では今日のネタですが、このブログでも何回か紹介したことのある、小さいようで大きな問題、スペースデブリ(宇宙ゴミ)についてお話ししたいと思います。
スペースデブリとは、故障した人工衛星や打ち上げロケットの上段等が、爆発・衝突し発生した破片等の総称で、現在地上から追跡されている10cm以下の小さなものを含めると、推定で5兆8000億個のデブリが地球の周囲を飛び交ってるんだとか…。
ゆえに、軌道上での宇宙船の活動はデブリの監視なしには困難になっているそうなんです。
しかも最新の研究では、今後10年で地球に落下するスペースデブリが10%の確率で誰かを襲うんだとか…。
襲うって事は、誰かに落下物が当たるってことですし、そんなもん当たったら命はないでしょうな(笑)
宇宙へ打ち上げられるロケットが増えるにつれて、スペースデブリもまた増えています。
で、今回の研究によれば、地球に落下した宇宙ゴミによる死傷者が出る可能性は、今後10年で驚くほど高くなるそうです。
この10%という数字、宇宙の時代が幕を開けてから50年、宇宙の人工物の落下による死者はおろか、怪我人すらいないことを考えれば、きわめて高い確率だという事です。
カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学のグループによる今回の研究では、軌道から外れたロケットについての30年分のデータが分析されました。
そうしたロケットはおよそ1500機ほどあるそうなんですが、そのうち7割以上は制御不能に陥っているそうなんです。
つまり、1000機以上のロケットが制御不能と…。
先に述べた死傷者が1人以上出る確率、10%という数字は、今後10年で大気圏に突入するだろうロケットの数と、地上の人口分布との組み合わせから導かれたものだそうです。
まぁ、避けれる気もしますけど(笑)
落ちてきてたら見えるでしょうし、サッとかわすとまではいかなくても、避けることは出来そうですけどねぇ。
で、一番危険なのは赤道に近い緯度の地域や地方の人たちなんだそうです。
ジャカルタ、ダッカ、ラゴスなどの赤道に近い緯度の都市は、ニューヨーク、北京、モスクワといった北半球の都市に比べ、ロケットが落下してくる確率が3倍も高いんだとか…。
ほとんどのロケットが米国、中国、ロシアといった北半球の国の宇宙プログラムで打ち上げられているのだからこれは皮肉なことだとも言えるでしょう。
ロケットの打ち上げでは、軌道に投棄されるパーツと地球に落とされるパーツがあります。
そのまま軌道に投棄されてしまったロケットの場合、やがて制御不能なまま大気圏に再突入してくる恐れがあるわけです。
そのほとんどは再突入で燃え尽きてしまうようなんですが、それでも多くの場合かなりの量が燃え尽きることなく地上に落下するそうです。
だからと言って、そうしたロケットを制御しながら大気圏に落とすのはコストがかかるようなんです。
技術的に高度ですし、単純により多くの燃料が必要になるからです。
研究グループが懸念するのは、下手をすると、ロケットを改良するよりも、犠牲者に損害賠償を支払った方が安上がりになるケースがあるとのことです。
これは微妙やなぁ…。
家が壊れた、物が壊れたって話だけなら良いですが、人に当たって下手すりゃ死んじゃうわけですから、そこにコストどうのは言っちゃいけないんじゃないのかね?
研究では次のように述べられています。
損害賠償責任を負う可能性は、望ましい行動にもつながることもあります。
ですが、この問題の場合、政府は、打ち上げ業者に高価な技術や計画変更を義務付けるより、あえて犠牲者に補償するわずかなリスクを負うことを選ぶように思えます。
つまり、官民いずれの事業においてもしばしばあるように、損害補償リスクは、ビジネス上の単なるコストの1つとしてしか扱われないだろうということです。
しかも「スペースデブリ」による被害を受けやすい国の中に、世界の最貧国が偏って存在するという事実もあります。
このために、あえて損害賠償責任を引き受けるという選択肢は、より手軽なものとみなされる可能性もあるわけです。
こうした危険性に対処するため、ロケットの制御された再突入を義務付ける国際条約について議論を進めるべきだと、研究グループは主張しています。
もちろんこれまでにも、スペースデブリが実際に落下してきたことはあります。
ここ最近の例で言えば、2018年4月に中国の宇宙ステーション「天宮1号」が制御不能に陥り、南太平洋上空で大気圏に突入しました。
より最近では、2020年にやはり中国の大型ロケットから落下した金属片が、西アフリカ、コートジボワールの村に被害を与えたことがあります。
これによる死傷者は出ていませんが、今回の論文が述べているように、それも時間の問題かもしれませんな。
まぁ、この問題も小さいようで大きな問題でしょう…。
宇宙をゴミだらけにしてんですから、良いわけないですよね。
夢のある宇宙ですが、このままではイカンでしょうな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院