片足立ち10秒
2022年08月10日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
8月10日の水曜日でございます。
8月も前半戦が終わり、中盤です。
もうすぐお盆ですなぁ…。
では今日のネタですが、我々中高年には、ちょっとショッキングなお話しでございます。
なんでも、片足だけで10秒立てない人は、10年以内の死亡リスクが2倍になるという研究結果が出たんだそうです。
はい。
これ読んで、思わず立ちあがり、片足立ちした人、自覚があるんですなぁ(笑)
わたくし院長、これは余裕で出来ましたよ。
一安心でございます(笑)
この片足立ちを10秒立っていられるかどうかで、中高齢者の死亡リスクがわかるというのは、イギリス・ブリストル大学の研究グループが発表しました。
体のバランス機能をはかる片足上げテストは、高齢者の定期的な健康診断として有用であると研究者らは述べています。
片足を上げて10秒間立つバランステスト、そのやり方はこんな感じです。
前をまっすぐ見つめ、手は体の横に降ろします。
片足を上げ、反対の足のふくらはぎに付けたら、そこから10秒カウントします。
左右どちらの足でも良いらしく、3回までチャレンジ可能なんだとか…。
もしこれをやって、10秒間立っていられなければ要注意だそうで、10年以内の死亡リスクは2倍になるらしいですよ。
年をとれば誰でも体は衰えるわけですが、当然ながら、身体機能によって衰え方には違いがあります。
有酸素運動能力・筋力・柔軟性と違い、バランス機能は60代まではきちんと保たれるとされているんですが、それ以降急速に衰え始めるそうなんです。
ところが健康診断でバランス機能がチェックされることはあまりありません。
その要因は、標準的な検査法がないことにくわえ、確かなデータが乏しいことも関係するようです。
そこで今回の研究グループは、バランス機能の検査で、10年以内に死亡するリスクを知ることができるか確かめてみることにしたんだそうです。
本当に信頼できる死亡リスクの指標ならば、健康診断に含めるだけの価値がありますよね。
分析対象となったのは51〜75歳(平均61歳)の約1700人。
ほぼ3分の2が男性で、全員が安定して歩くことができました。
彼らは全員、1994年から実施されているCLINIMEX運動コホート研究(体力と健康などとの関係を調べた研究)の参加者で、今回の調査では、体重・皮下脂肪・ウェストサイズの計測とあわせて、片足で10秒間立っていられるかどうかが検査されました。
その結果、5人に1人が失敗したんだそうです。
失敗率は年齢が上がるほど上昇し、特に51〜55歳以降になると失敗する割合が5歳上がるごとに倍増したそうです。
51〜55歳で片足立ちできない人は5%ほどだそうで、それ以降は56〜60歳は8%、61〜65歳18%、66〜70歳37%弱と増加し、71〜75歳になると半数以上(54%)が検査をパスできなかったそうです。
検査後、平均7年間のモニタリングが行われたそうなんですが、この間の死亡率は7%。死因はがん(32%)、循環器疾患(30%)、呼吸器疾患(9%)、新型コロナ合併症(7%)だったそうです。
検査をパスできた人とできなかった人との、死因の違いや時間的な傾向についてははっきりしていません。
しかし両者の死亡率は4.5%対17.5%で、13%の差がありますし、統計的にも有意な違いであると考えられています。
全体的に見て、検査に失敗した人たちは、肥満・心疾患・高血圧・高脂血症を患っている割合が高いなど、健康状態が悪かったそうです。
また2型糖尿病の罹患率は3倍も高かったそうです。
こうしたデータに加えて、年齢・性別・基礎疾患をあわせて考慮すると、片足で10秒立てない場合、死因や性別を問わず、今後10年以内に死亡する確率が約2倍(84%)も高まるという結果になったそうです。
この研究では、片足で立てないと死亡リスクが高まる原因までは特定されていません。
また参加者全員が白人であるため、他の国や人種でも当てはまるのかどうかもはっきりしていないそうです。
また、バランス機能に影響を与える要因としては、転倒歴・運動量・食事・喫煙・薬物なども考えられますが、今回の調査でこれらが検証されていないという限界もあります。
それでも研究グループは、片足10秒立ち検査は「中年以降の男女の死亡リスクについて有用な情報を与えてくれる」と結論づけているそうです。
ということで、簡単にできるので是非みなさんもやってみてはいかがでしょうと思うんですが、高齢者が1人で片足バランステストを行うと転倒してしまう恐れがありますから、必ず誰かに付き添ってもらい、バランスを崩したときに寄りかかれるよう、壁やしっかりしたテーブルの近くでおこなうようにして下さいね。
ま、わたくし院長が思うに、あんまりアテにならないデータではないかと…(笑)
つまり、これが出来なかった人が、訓練して出来るようになったら、寿命が延びるのか?ってことですよ。
何らかの疾患、があるからこそ出来ないってだけではないんでしょうか…。
ま、筋力的にも出来た方がいいに決まってますし、訓練するのは良い事だとは思いますけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月10日の水曜日でございます。
8月も前半戦が終わり、中盤です。
もうすぐお盆ですなぁ…。
では今日のネタですが、我々中高年には、ちょっとショッキングなお話しでございます。
なんでも、片足だけで10秒立てない人は、10年以内の死亡リスクが2倍になるという研究結果が出たんだそうです。
はい。
これ読んで、思わず立ちあがり、片足立ちした人、自覚があるんですなぁ(笑)
わたくし院長、これは余裕で出来ましたよ。
一安心でございます(笑)
この片足立ちを10秒立っていられるかどうかで、中高齢者の死亡リスクがわかるというのは、イギリス・ブリストル大学の研究グループが発表しました。
体のバランス機能をはかる片足上げテストは、高齢者の定期的な健康診断として有用であると研究者らは述べています。
片足を上げて10秒間立つバランステスト、そのやり方はこんな感じです。
前をまっすぐ見つめ、手は体の横に降ろします。
片足を上げ、反対の足のふくらはぎに付けたら、そこから10秒カウントします。
左右どちらの足でも良いらしく、3回までチャレンジ可能なんだとか…。
もしこれをやって、10秒間立っていられなければ要注意だそうで、10年以内の死亡リスクは2倍になるらしいですよ。
年をとれば誰でも体は衰えるわけですが、当然ながら、身体機能によって衰え方には違いがあります。
有酸素運動能力・筋力・柔軟性と違い、バランス機能は60代まではきちんと保たれるとされているんですが、それ以降急速に衰え始めるそうなんです。
ところが健康診断でバランス機能がチェックされることはあまりありません。
その要因は、標準的な検査法がないことにくわえ、確かなデータが乏しいことも関係するようです。
そこで今回の研究グループは、バランス機能の検査で、10年以内に死亡するリスクを知ることができるか確かめてみることにしたんだそうです。
本当に信頼できる死亡リスクの指標ならば、健康診断に含めるだけの価値がありますよね。
分析対象となったのは51〜75歳(平均61歳)の約1700人。
ほぼ3分の2が男性で、全員が安定して歩くことができました。
彼らは全員、1994年から実施されているCLINIMEX運動コホート研究(体力と健康などとの関係を調べた研究)の参加者で、今回の調査では、体重・皮下脂肪・ウェストサイズの計測とあわせて、片足で10秒間立っていられるかどうかが検査されました。
その結果、5人に1人が失敗したんだそうです。
失敗率は年齢が上がるほど上昇し、特に51〜55歳以降になると失敗する割合が5歳上がるごとに倍増したそうです。
51〜55歳で片足立ちできない人は5%ほどだそうで、それ以降は56〜60歳は8%、61〜65歳18%、66〜70歳37%弱と増加し、71〜75歳になると半数以上(54%)が検査をパスできなかったそうです。
検査後、平均7年間のモニタリングが行われたそうなんですが、この間の死亡率は7%。死因はがん(32%)、循環器疾患(30%)、呼吸器疾患(9%)、新型コロナ合併症(7%)だったそうです。
検査をパスできた人とできなかった人との、死因の違いや時間的な傾向についてははっきりしていません。
しかし両者の死亡率は4.5%対17.5%で、13%の差がありますし、統計的にも有意な違いであると考えられています。
全体的に見て、検査に失敗した人たちは、肥満・心疾患・高血圧・高脂血症を患っている割合が高いなど、健康状態が悪かったそうです。
また2型糖尿病の罹患率は3倍も高かったそうです。
こうしたデータに加えて、年齢・性別・基礎疾患をあわせて考慮すると、片足で10秒立てない場合、死因や性別を問わず、今後10年以内に死亡する確率が約2倍(84%)も高まるという結果になったそうです。
この研究では、片足で立てないと死亡リスクが高まる原因までは特定されていません。
また参加者全員が白人であるため、他の国や人種でも当てはまるのかどうかもはっきりしていないそうです。
また、バランス機能に影響を与える要因としては、転倒歴・運動量・食事・喫煙・薬物なども考えられますが、今回の調査でこれらが検証されていないという限界もあります。
それでも研究グループは、片足10秒立ち検査は「中年以降の男女の死亡リスクについて有用な情報を与えてくれる」と結論づけているそうです。
ということで、簡単にできるので是非みなさんもやってみてはいかがでしょうと思うんですが、高齢者が1人で片足バランステストを行うと転倒してしまう恐れがありますから、必ず誰かに付き添ってもらい、バランスを崩したときに寄りかかれるよう、壁やしっかりしたテーブルの近くでおこなうようにして下さいね。
ま、わたくし院長が思うに、あんまりアテにならないデータではないかと…(笑)
つまり、これが出来なかった人が、訓練して出来るようになったら、寿命が延びるのか?ってことですよ。
何らかの疾患、があるからこそ出来ないってだけではないんでしょうか…。
ま、筋力的にも出来た方がいいに決まってますし、訓練するのは良い事だとは思いますけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院