砂漠コンニャク
2022年07月20日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
7月20日の水曜日でございます。
7月も20日を過ぎ、後半戦ですな。
今年は6月後半からクソ暑かったんでもう夏にも慣れてきましたが、まだまだこれからなんですよねぇ…。
てことで、今日のネタですが、これからの暑い季節、日本でもちょくちょく起る、水不足ですが、今日は世界中の水不足が解消されてしまうかもしれないってお話しです。
日本は夏場の一時期だけですが、世界の3分の1の人々は乾燥地帯で暮らしており、深刻な水不足に悩まされています。
そこで新たに開発されたのが、大気中から低コストで、水分を取り出して飲料水にすることができるゼリー状のフィルムなんだそうです。
『Nature Communications』(2022年5月19日付)に掲載された研究論文によりますと、このフィルムは、こんにゃくや植物繊維の主成分が原材料で、1キログラムあたりわずか2ドル(250円)ほどと低コストなんだそうです。
そしてフィルム1キロで、湿度15%のもっとも乾燥した地域でも1時間あたり6リットル、湿度30%なら13リットルも飲み水を取り出せるんだとか…。
なんだか魔法みたいな話ですが、一体どんな原理なんでしょう。
一般的に「湿度」というと、「相対湿度」のことを指しています。
空気が水分を含んでいることはご承知の通りで、その空気が含むことができる最大の水分量(飽和水蒸気量)に対して、現在含んでいる水分の量の割合、これが相対湿度と言われるものです。
ですから(相対)湿度100%は、空気が完全に水蒸気で飽和して、それ以上水分を保持できない状態のことを指しています。
そして私たちが快適に過ごせるのは湿度30〜50%の時で、30%以下なら乾燥地域ということになります。
これまで砂漠の空気から水を抽出する試みもありましたが、いかんせんエネルギーがかかりすぎて、あまり効率的なものではありませんでした。
ですが今回のゼリー状のフィルムは、そうした乾燥地域であっても低コストで水を取り出せるという優れものなわけですね。
「この新しい取り組みは、地球上でもっとも暑く乾燥した地域で暮らす人々に水を届ける実用的な解決法です」と、テキサス大学オースティン校のユ・グイファ教授は話しています。
これまで飲み水を利用できなかった何百万もの人々が、家庭で簡単に水を利用できるようなるわけなんです。
こんにゃくゼリー・フィルムの材料は、こんにゃくの主成分「グルコマンナン」、「塩化リチウム」と、セルロース(植物繊維の主成分)から作られる「ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)」という物質です。
これを混ぜるだけで、親水性(水を引き寄せる)のある表面積の大きな多孔質膜を形成し、空気中から水蒸気を集めてくれるそうなんです。
混ぜたものを型に流し込めば2分でゲル状に固まるので、これをフリーズドライして型から取り出せば、すぐに水を吸収するようになるんだとか…。
ヒドロキシプロピルセルロースは温度に反応するので、加熱すると今度は水を弾くようになります。
吸収した水を取り出す時は、この性質を利用すればいいというわけです。
60度で10分も加熱すれば、集めた水を全部吐き出してくれるそうです。
おかげで少ないエネルギーで水を回収することができるわけですな。
製造にかかる費用は、1キログラムあたりわずか2ドル(250円)で、フィルム1キログラムで取り出せる水の量は、湿度15%の場所で1時間あたり6リットル、湿度30%なら13リットルも飲み水を取り出せる。
柔軟性があり、型を使えばいろいろな形やサイズに成形できるそうですし、作るときも材料を型の中で混ぜてやるだけでいいと…。
材料さえあれば、誰でも自宅で簡単に作ることができてしまうそうなんです。
これは画期的過ぎないですか(笑)
ちなみに日本は、湿度の平均が、60%〜70%もありますんで、これ水取り出し放題なんじゃないの…。
まぁ、その水が、飲料レベルなものかどうかも気になるところですが、うまく使えばかなりの節水にはなるでしょう。
誰でも自宅で簡単に作れるレベルの物だとしたら、これイケるんじゃないですかね。
早いトコ、一般に売られるようになれば良いんですけどね。
大体こういう画期的なものが開発されました〜ってな紹介しても、世に出てくることはないですからねぇ(笑)
これには期待したいと思います。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月20日の水曜日でございます。
7月も20日を過ぎ、後半戦ですな。
今年は6月後半からクソ暑かったんでもう夏にも慣れてきましたが、まだまだこれからなんですよねぇ…。
てことで、今日のネタですが、これからの暑い季節、日本でもちょくちょく起る、水不足ですが、今日は世界中の水不足が解消されてしまうかもしれないってお話しです。
日本は夏場の一時期だけですが、世界の3分の1の人々は乾燥地帯で暮らしており、深刻な水不足に悩まされています。
そこで新たに開発されたのが、大気中から低コストで、水分を取り出して飲料水にすることができるゼリー状のフィルムなんだそうです。
『Nature Communications』(2022年5月19日付)に掲載された研究論文によりますと、このフィルムは、こんにゃくや植物繊維の主成分が原材料で、1キログラムあたりわずか2ドル(250円)ほどと低コストなんだそうです。
そしてフィルム1キロで、湿度15%のもっとも乾燥した地域でも1時間あたり6リットル、湿度30%なら13リットルも飲み水を取り出せるんだとか…。
なんだか魔法みたいな話ですが、一体どんな原理なんでしょう。
一般的に「湿度」というと、「相対湿度」のことを指しています。
空気が水分を含んでいることはご承知の通りで、その空気が含むことができる最大の水分量(飽和水蒸気量)に対して、現在含んでいる水分の量の割合、これが相対湿度と言われるものです。
ですから(相対)湿度100%は、空気が完全に水蒸気で飽和して、それ以上水分を保持できない状態のことを指しています。
そして私たちが快適に過ごせるのは湿度30〜50%の時で、30%以下なら乾燥地域ということになります。
これまで砂漠の空気から水を抽出する試みもありましたが、いかんせんエネルギーがかかりすぎて、あまり効率的なものではありませんでした。
ですが今回のゼリー状のフィルムは、そうした乾燥地域であっても低コストで水を取り出せるという優れものなわけですね。
「この新しい取り組みは、地球上でもっとも暑く乾燥した地域で暮らす人々に水を届ける実用的な解決法です」と、テキサス大学オースティン校のユ・グイファ教授は話しています。
これまで飲み水を利用できなかった何百万もの人々が、家庭で簡単に水を利用できるようなるわけなんです。
こんにゃくゼリー・フィルムの材料は、こんにゃくの主成分「グルコマンナン」、「塩化リチウム」と、セルロース(植物繊維の主成分)から作られる「ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)」という物質です。
これを混ぜるだけで、親水性(水を引き寄せる)のある表面積の大きな多孔質膜を形成し、空気中から水蒸気を集めてくれるそうなんです。
混ぜたものを型に流し込めば2分でゲル状に固まるので、これをフリーズドライして型から取り出せば、すぐに水を吸収するようになるんだとか…。
ヒドロキシプロピルセルロースは温度に反応するので、加熱すると今度は水を弾くようになります。
吸収した水を取り出す時は、この性質を利用すればいいというわけです。
60度で10分も加熱すれば、集めた水を全部吐き出してくれるそうです。
おかげで少ないエネルギーで水を回収することができるわけですな。
製造にかかる費用は、1キログラムあたりわずか2ドル(250円)で、フィルム1キログラムで取り出せる水の量は、湿度15%の場所で1時間あたり6リットル、湿度30%なら13リットルも飲み水を取り出せる。
柔軟性があり、型を使えばいろいろな形やサイズに成形できるそうですし、作るときも材料を型の中で混ぜてやるだけでいいと…。
材料さえあれば、誰でも自宅で簡単に作ることができてしまうそうなんです。
これは画期的過ぎないですか(笑)
ちなみに日本は、湿度の平均が、60%〜70%もありますんで、これ水取り出し放題なんじゃないの…。
まぁ、その水が、飲料レベルなものかどうかも気になるところですが、うまく使えばかなりの節水にはなるでしょう。
誰でも自宅で簡単に作れるレベルの物だとしたら、これイケるんじゃないですかね。
早いトコ、一般に売られるようになれば良いんですけどね。
大体こういう画期的なものが開発されました〜ってな紹介しても、世に出てくることはないですからねぇ(笑)
これには期待したいと思います。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院