飲酒運転の罰
2022年06月09日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
6月9日の木曜日でございます。
ボチボチ梅雨前線が近付いてきてますなぁ。
では今日のネタですが、アメリカ・テネシー州で、飲酒運転により死亡した親に代わり、その子供が18歳に達するまでの養育費を、加害者が支払うことを義務付ける法案が可決されたそうです。
車はある種の凶器となりえます。
飲酒運転という身勝手な行為で、毎年多くの人が犠牲となり命を落としているのは世界共通です。
被害者の中には親を奪われた子供たちもたくさんいるわけで、残された子供たちは、身勝手な加害者のために、親から受け取っていた愛情も支援も全て奪い去られてしまいます。
今年2月、テネシー州議会議事堂は、飲酒運転で子供の親を殺害した加害者に、残された子供の養育費を18歳に達するまで支払い続けることを義務付ける法の提案を可決し、今月テネシー上院も満場一致でそれに可決しました。
この法案は、「イーサン・ヘイリー・ベントレーの法案」と呼ばれており、実際に飲酒運転で両親を失ったベントレー君の祖母、セシリアさんが最初に提案したものだそうです。
2021年、ミズーリ州で、セシリア・ウィリアムズさんの息子コーデルさん(30歳)と婚約者のレイシーさん(25歳)、生後4か月になる子供が飲酒運転者によって命を落としました。
コーデルさんとレイシーさんには他に2人の子供がいました。
両親を失ったベントレー君(5歳)とメイソン君(3歳)は、現在セシリアさんが引き取って育てています。
セシリアさんは、残された子供たちと、飲酒運転で同様の被害に遭った子供たちの将来のためにと、加害者が養育費を支払うよう提案したわけです。
更に2019年、別の飲酒運転事故により警察官のニコラス・ガリンジャーさんが犠牲者となりました。
彼の残された2人の子供、イーサン君とヘイリーちゃんの名前が法案名に加わり、「イーサン・ヘイリー・ベントレーの法案」となったそうです。
これはいい法案なんじゃないでしょうかね。
事故はどうしても起ってしまうものですが、飲酒となると確実に防げますからね。
100%加害者が悪いです。
現在、テキサス州、ウィスコンシン州、ノースカロライナ州なども同様の法律を提案しているそうですが、テネシー州はこの法案を可決した州として初となるわけです。
法案を後援した州衆議院議員マーク・ホール氏は、メディア取材で次のように述べました。
言うまでもなく、飲酒運転の犠牲となって親を失うことは、子供たちにとって壊滅的であり、遺族の子供の中には、限られた未来しか持つことができないという状況を余儀なくされる場合もあります。
亡くなった親に置き換えられるものなど何もありませんが、少なくともこの法案が実施されれば、残された子供たちは18歳に達するまで何らかの経済的支援を受け続けることができます。
悲劇の後でも子供が将来成功する機会を掴む可能性を得ることができるのです。と…。
また、 飲酒運転撲滅を目指す非営利活動団体『MADD(Mothers Against Drunk Driving)』はこのような声明文を発表しました。
「イーサン・ヘイリー・ベントレーの法案」の実施は、正義を確保するのに役立つ別の賠償手段を認めるものになります。
議員たちによって、ビル・リー知事のもとに法案が送られたことは、称賛に値すると言えるでしょう。
今後、人々が飲酒運転後にハンドルを握ることについて、よく考え直すようになることを願っています。と…。
一方、ベントレー君の祖母セシリアさんは、このように話しています。
私は、個人的な利益や加害者への復讐のために、この法を提案したのではありません。
孫や他の被害者の子供たちの助けになれば、という気持ちだけです。
もしこの法が実施されれば、二度と飲酒運転をしないよう加害者に思い出させることができるのではないかと思っています。
身勝手な飲酒運転の犠牲になり、家族が命を落とすという被害を受けた遺族にとって、これ以上の苦しみはありません。
それは、乗り越えるのが最も困難な悲劇の1つなのです。
両親と弟を亡くした孫が、それぞれの骨壷を持って話しかけたり、眠る前には骨壺を抱いておやすみなさいと言ったりするのを実際に見ている私は、飲酒運転による被害がどれほど遺族に大きな衝撃を残すことになるのかを十分理解しています。
その立場にならないと、遺族が受けるダメージを完全に理解することは難しいでしょう。
犯罪者は、どこかで責任を果たさなければなりません。
まさしくその通りですね。
なお、裁判所は被害者の子供が慣れ親しんでいる生活水準、および彼らの経済的ニーズと家族の状況を考慮し、加害者側への支払い額を決定することになるということです。
ここですな。
ここが一つポイントになるでしょうね。
要するに、いくら払うかって事です。
「子供が慣れ親しんでいる生活水準、および彼らの経済的ニーズと家族の状況」ってのは幅広いですからねぇ。
それと、加害者が支払わなかった場合はどうするかなど、難しい部分はあると思います。
意図せず、払えなくなる事もあるでしょうしね。
色んな意味でこれからとなるでしょうけど、良い法案だとは思います。
日本でも導入されればいいのにね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月9日の木曜日でございます。
ボチボチ梅雨前線が近付いてきてますなぁ。
では今日のネタですが、アメリカ・テネシー州で、飲酒運転により死亡した親に代わり、その子供が18歳に達するまでの養育費を、加害者が支払うことを義務付ける法案が可決されたそうです。
車はある種の凶器となりえます。
飲酒運転という身勝手な行為で、毎年多くの人が犠牲となり命を落としているのは世界共通です。
被害者の中には親を奪われた子供たちもたくさんいるわけで、残された子供たちは、身勝手な加害者のために、親から受け取っていた愛情も支援も全て奪い去られてしまいます。
今年2月、テネシー州議会議事堂は、飲酒運転で子供の親を殺害した加害者に、残された子供の養育費を18歳に達するまで支払い続けることを義務付ける法の提案を可決し、今月テネシー上院も満場一致でそれに可決しました。
この法案は、「イーサン・ヘイリー・ベントレーの法案」と呼ばれており、実際に飲酒運転で両親を失ったベントレー君の祖母、セシリアさんが最初に提案したものだそうです。
2021年、ミズーリ州で、セシリア・ウィリアムズさんの息子コーデルさん(30歳)と婚約者のレイシーさん(25歳)、生後4か月になる子供が飲酒運転者によって命を落としました。
コーデルさんとレイシーさんには他に2人の子供がいました。
両親を失ったベントレー君(5歳)とメイソン君(3歳)は、現在セシリアさんが引き取って育てています。
セシリアさんは、残された子供たちと、飲酒運転で同様の被害に遭った子供たちの将来のためにと、加害者が養育費を支払うよう提案したわけです。
更に2019年、別の飲酒運転事故により警察官のニコラス・ガリンジャーさんが犠牲者となりました。
彼の残された2人の子供、イーサン君とヘイリーちゃんの名前が法案名に加わり、「イーサン・ヘイリー・ベントレーの法案」となったそうです。
これはいい法案なんじゃないでしょうかね。
事故はどうしても起ってしまうものですが、飲酒となると確実に防げますからね。
100%加害者が悪いです。
現在、テキサス州、ウィスコンシン州、ノースカロライナ州なども同様の法律を提案しているそうですが、テネシー州はこの法案を可決した州として初となるわけです。
法案を後援した州衆議院議員マーク・ホール氏は、メディア取材で次のように述べました。
言うまでもなく、飲酒運転の犠牲となって親を失うことは、子供たちにとって壊滅的であり、遺族の子供の中には、限られた未来しか持つことができないという状況を余儀なくされる場合もあります。
亡くなった親に置き換えられるものなど何もありませんが、少なくともこの法案が実施されれば、残された子供たちは18歳に達するまで何らかの経済的支援を受け続けることができます。
悲劇の後でも子供が将来成功する機会を掴む可能性を得ることができるのです。と…。
また、 飲酒運転撲滅を目指す非営利活動団体『MADD(Mothers Against Drunk Driving)』はこのような声明文を発表しました。
「イーサン・ヘイリー・ベントレーの法案」の実施は、正義を確保するのに役立つ別の賠償手段を認めるものになります。
議員たちによって、ビル・リー知事のもとに法案が送られたことは、称賛に値すると言えるでしょう。
今後、人々が飲酒運転後にハンドルを握ることについて、よく考え直すようになることを願っています。と…。
一方、ベントレー君の祖母セシリアさんは、このように話しています。
私は、個人的な利益や加害者への復讐のために、この法を提案したのではありません。
孫や他の被害者の子供たちの助けになれば、という気持ちだけです。
もしこの法が実施されれば、二度と飲酒運転をしないよう加害者に思い出させることができるのではないかと思っています。
身勝手な飲酒運転の犠牲になり、家族が命を落とすという被害を受けた遺族にとって、これ以上の苦しみはありません。
それは、乗り越えるのが最も困難な悲劇の1つなのです。
両親と弟を亡くした孫が、それぞれの骨壷を持って話しかけたり、眠る前には骨壺を抱いておやすみなさいと言ったりするのを実際に見ている私は、飲酒運転による被害がどれほど遺族に大きな衝撃を残すことになるのかを十分理解しています。
その立場にならないと、遺族が受けるダメージを完全に理解することは難しいでしょう。
犯罪者は、どこかで責任を果たさなければなりません。
まさしくその通りですね。
なお、裁判所は被害者の子供が慣れ親しんでいる生活水準、および彼らの経済的ニーズと家族の状況を考慮し、加害者側への支払い額を決定することになるということです。
ここですな。
ここが一つポイントになるでしょうね。
要するに、いくら払うかって事です。
「子供が慣れ親しんでいる生活水準、および彼らの経済的ニーズと家族の状況」ってのは幅広いですからねぇ。
それと、加害者が支払わなかった場合はどうするかなど、難しい部分はあると思います。
意図せず、払えなくなる事もあるでしょうしね。
色んな意味でこれからとなるでしょうけど、良い法案だとは思います。
日本でも導入されればいいのにね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院