生命の誕生
2022年06月02日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
6月2日の木曜日でございます。
ボチボチ暑くもなってきましたねぇ。
湿度が上がり、非常に不快感が増しております。
あーやだやだ。
では今日のネタですが、壮大なロマンのお話しでもしてみたいと思います。
我々ヒトを含む地球上の生命は、いったいどうやって誕生したのか。
ってなテーマでございます。
この、これまで謎だった疑問に答えが出るかもしれないそうなんです。
そんな研究発表が、日本の研究グループから出されました。
ウイルス、大腸菌、線虫、魚類、昆虫、鳥類、サル、そしてヒト、すべてに共通するご先祖さまのことを通称ルカ(LUCA、Last Universal Common Ancestor)というんだそうです。
地球誕生は45億4000万年前(±5000万年)とされ、生命誕生はそれから数億年経ってからと考えられています。
まず、生命とは何かですが、一般的な定義としては生物とは、細胞膜などで外界と自分が分けられ、自分のコピーを作ることができ、外から取り込んだ物質を利用し、生命を維持できる(代謝できる)存在ということになっています。
この定義上、ウイルスは生命ではなく、細菌類は生命体とよく分けられます。
最新の研究によれば、LUCAは39億年以上前に確認されていますが、この地球という惑星にどうやって生命が誕生したのかという疑問は依然として残っているわけです。
生命誕生のメカニズムに関する仮説はいくつかあるんですが、大きく二つの意見に分かれています。
仮説の一つ目は、地球起源説で、地球の物質から生まれたという説です。
太古の地球に海ができ、二酸化炭素や一酸化炭素、窒素、水(メタンやアンモニアがあったという説もある)があったと考えられています。
これらの物質が混ざり合った「生命のスープ」に、紫外線などの宇宙線が浴びせられ、何らかの作用で偶然に生物が誕生したという説ですね。
そして仮説のもう一つは、地球外起源説です。
これは「パンスペルミア説」ともいい、汎用の意味の「パン」と精子とか種、種撒きという意味の「スペルミア」の合体語となっています。
地球の外からやって来た物質が、太古の地球に何らかの作用をし、そこから生命が生まれたという説です。
この両方の仮説に関する新発見が、日本の研究グループから発表されたわけです。
北海道大学低温科学研究所の大場康弘准教授、海洋研究開発機構の高野淑識上席研究員、九州大学大学院理学研究院の奈良岡浩教授、東北大学大学院理学研究科の古川善博准教授らの研究グループで、太陽系の最古の隕石から生物のDNAやRNAに含まれる核酸塩基5種類(ウラシル、シトシン、チミン、アデニン、グアニン)をすべて検出したそうなんです。
これまで地球外からの隕石を調べても生命の遺伝情報をになうDNAやRNAを構成する「部品」を検出した例は少ないんだそうです。
今回、同研究グループは、地球外からの隕石に欠けていた「部品」を新たに発見したことになります。
分析に使用したのは、1969年にオーストラリアに落下したマーチソン隕石、2000年にカナダに落下したタギッシュレイク隕石、1950年に米国ケンタッキー州に落下したマレー隕石の3つだそうです。
有名な隕石なんだそうですよ。
知らんけど(笑)
この中でもマーチソン隕石は、これまで最も研究されてきた隕石で、太陽系ができる前、約46億年前という地球上で見つかった中で最も古い物質を含んでいるとされているヤツです。
生命の起源と生命の「部品」探しに関しては、これまで世界中の研究者が調べてきました。
今回、隕石から様々な核酸塩基が検出されたということは、宇宙の中でそうした有機化合物は普遍的に存在していると考えることができるかと思います。
ただ、核酸塩基など、生体関連分子の存在だけが生命の存在をほのめかすものではないと思います。
それ以外にも、地球上の生命と同様と考えたとき、水や酸素の存在、適度な温度も不可欠ですからねぇ。
今回の発見は、大きな意味でLUCAが宇宙由来の地球起源ということになるんでしょうか…。
研究チームも、これだけで必ずしもLUCAが宇宙由来ということにはならないと話しています。
しかし、隕石など地球外物質によって供給された有機物がそれらの材料になった可能性はあるだろうと…。
ですが、それは地球上で生成した有機物の寄与を排除するものではありませんから、結局のところまだ謎のままではあるわけです。
ただ、研究チームは、原始地球上ではそうそう有機物合成経路が確立していない可能性がありますので、少なくとも私は地球外有機物がLUCAやその前駆体など生成に対して、何らかの寄与があるであろうとは話しています。
我々のご先祖さま、LUCAがどうやって誕生したのか…。
まだまだ謎は尽きません。
今後、こうした研究がさらに進化し、謎の解明につながっていくんでしょう。
ま、正直、あんまり興味ないんですけどね(笑)
ただ隕石に生命の遺伝情報をになうDNAやRNAを構成する「部品」があったと言う事は、地球外に生命体がいるかもってトコは興味ありますね。
ま、どちらにせよ、さらなる研究に期待ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月2日の木曜日でございます。
ボチボチ暑くもなってきましたねぇ。
湿度が上がり、非常に不快感が増しております。
あーやだやだ。
では今日のネタですが、壮大なロマンのお話しでもしてみたいと思います。
我々ヒトを含む地球上の生命は、いったいどうやって誕生したのか。
ってなテーマでございます。
この、これまで謎だった疑問に答えが出るかもしれないそうなんです。
そんな研究発表が、日本の研究グループから出されました。
ウイルス、大腸菌、線虫、魚類、昆虫、鳥類、サル、そしてヒト、すべてに共通するご先祖さまのことを通称ルカ(LUCA、Last Universal Common Ancestor)というんだそうです。
地球誕生は45億4000万年前(±5000万年)とされ、生命誕生はそれから数億年経ってからと考えられています。
まず、生命とは何かですが、一般的な定義としては生物とは、細胞膜などで外界と自分が分けられ、自分のコピーを作ることができ、外から取り込んだ物質を利用し、生命を維持できる(代謝できる)存在ということになっています。
この定義上、ウイルスは生命ではなく、細菌類は生命体とよく分けられます。
最新の研究によれば、LUCAは39億年以上前に確認されていますが、この地球という惑星にどうやって生命が誕生したのかという疑問は依然として残っているわけです。
生命誕生のメカニズムに関する仮説はいくつかあるんですが、大きく二つの意見に分かれています。
仮説の一つ目は、地球起源説で、地球の物質から生まれたという説です。
太古の地球に海ができ、二酸化炭素や一酸化炭素、窒素、水(メタンやアンモニアがあったという説もある)があったと考えられています。
これらの物質が混ざり合った「生命のスープ」に、紫外線などの宇宙線が浴びせられ、何らかの作用で偶然に生物が誕生したという説ですね。
そして仮説のもう一つは、地球外起源説です。
これは「パンスペルミア説」ともいい、汎用の意味の「パン」と精子とか種、種撒きという意味の「スペルミア」の合体語となっています。
地球の外からやって来た物質が、太古の地球に何らかの作用をし、そこから生命が生まれたという説です。
この両方の仮説に関する新発見が、日本の研究グループから発表されたわけです。
北海道大学低温科学研究所の大場康弘准教授、海洋研究開発機構の高野淑識上席研究員、九州大学大学院理学研究院の奈良岡浩教授、東北大学大学院理学研究科の古川善博准教授らの研究グループで、太陽系の最古の隕石から生物のDNAやRNAに含まれる核酸塩基5種類(ウラシル、シトシン、チミン、アデニン、グアニン)をすべて検出したそうなんです。
これまで地球外からの隕石を調べても生命の遺伝情報をになうDNAやRNAを構成する「部品」を検出した例は少ないんだそうです。
今回、同研究グループは、地球外からの隕石に欠けていた「部品」を新たに発見したことになります。
分析に使用したのは、1969年にオーストラリアに落下したマーチソン隕石、2000年にカナダに落下したタギッシュレイク隕石、1950年に米国ケンタッキー州に落下したマレー隕石の3つだそうです。
有名な隕石なんだそうですよ。
知らんけど(笑)
この中でもマーチソン隕石は、これまで最も研究されてきた隕石で、太陽系ができる前、約46億年前という地球上で見つかった中で最も古い物質を含んでいるとされているヤツです。
生命の起源と生命の「部品」探しに関しては、これまで世界中の研究者が調べてきました。
今回、隕石から様々な核酸塩基が検出されたということは、宇宙の中でそうした有機化合物は普遍的に存在していると考えることができるかと思います。
ただ、核酸塩基など、生体関連分子の存在だけが生命の存在をほのめかすものではないと思います。
それ以外にも、地球上の生命と同様と考えたとき、水や酸素の存在、適度な温度も不可欠ですからねぇ。
今回の発見は、大きな意味でLUCAが宇宙由来の地球起源ということになるんでしょうか…。
研究チームも、これだけで必ずしもLUCAが宇宙由来ということにはならないと話しています。
しかし、隕石など地球外物質によって供給された有機物がそれらの材料になった可能性はあるだろうと…。
ですが、それは地球上で生成した有機物の寄与を排除するものではありませんから、結局のところまだ謎のままではあるわけです。
ただ、研究チームは、原始地球上ではそうそう有機物合成経路が確立していない可能性がありますので、少なくとも私は地球外有機物がLUCAやその前駆体など生成に対して、何らかの寄与があるであろうとは話しています。
我々のご先祖さま、LUCAがどうやって誕生したのか…。
まだまだ謎は尽きません。
今後、こうした研究がさらに進化し、謎の解明につながっていくんでしょう。
ま、正直、あんまり興味ないんですけどね(笑)
ただ隕石に生命の遺伝情報をになうDNAやRNAを構成する「部品」があったと言う事は、地球外に生命体がいるかもってトコは興味ありますね。
ま、どちらにせよ、さらなる研究に期待ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院