弘泉堂鍼灸接骨院
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ミトコンドリア移植
2022年05月10日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。

5月10日の火曜日でございます。

5月も気付けば、1/3が過ぎたわけですな。

まぁ、たくさん休みましたし、ボチボチ本気出さないとってな感じで焦ってる人もいることでしょう。

まぁ、人間、焦ればロクな事がありません。

日々、マイペースで地道にいきましょう。

そして徐々に気温も上がり、だんだん暖かいから暑いと感じる時間も出てきましたよ。

わたくし院長が暑がりだってだけかもしれませんが、やはり温暖化は進んでるんだろうねぇ。

冬は冬でメチャクチャ寒かったですし、夏は夏で暑いと。

まぁ、四季がハッキリするのは良い事なんですが、秋と春が短すぎるよねぇ。

もうすぐ梅雨がきます。

短い春をもう少し、楽しませてくださいよ。

ってことで、今日のネタですが、突然ですがみなさん「ミトコンドリア」って名前は、聞いたことあるでしょうか。

ほとんど全ての真核生物の細胞の中にある、細胞小器官「ミトコンドリア」は、エネルギー産生場のようなもので、ブドウ糖と酸素をもらって、そのかわりにエネルギーを作り出す機能があります。

そんな重大な役割を担っているわけですから、ミトコンドリアが故障してしまえば、人体には深刻な影響が現れるわけですな。

脳や心臓のような、エネルギー需要が旺盛な内臓は特に影響を受けやすいです。

つまり、もしも壊れてしまったミトコンドリアを交換することができれば、大勢の患者を救う革新的な治療法になるでしょう。

そのもしもが、一歩実現に近づいたようなんです。

「ミトコンドリア移植」と知られるこの治療法は、動物実験ではミトコンドリアの機能不全を起こした細胞を甦らせるなど、とても有望な結果が報告されています。

やり方としては、ミトコンドリアが傷ついてしまった細胞に、他の細胞から抽出した健康なミトコンドリアを注入します。

するとそれが細胞に吸収され、ダメージが修復されるんだそうです。

なんか、聞くと超単純な感じもしますが、そんな簡単なもんなんでしょうか。

海外では心臓に障害を負って生まれた子供に行われた珍しい事例があるそうなんですが、そうした医療への応用はまだ限られたものでしかないありません。

今回、チューリッヒ工科大学のグループによって考案された新しいミトコンドリア移植法は、細胞の生存率が高い上に、圧倒的に効率に優れているんだそうです。

この技術の鍵を握るのは、特別に開発された極小の円筒形の「ナノシリンジ」というものです。

ナノシリンジは、細胞に穴を開けて、健康なミトコンドリアを吸い出したり、治療が必要な細胞に注入したりすることができる便利なシロモノなんだそうです。

位置や圧力はレーザーによって精密に制御されるので、細胞にほとんど傷をつけずに、ミトコンドリアの抽出・移植ができるようになったんだとか…。

実験では、移植されたミトコンドリアの8割がきちんと生存することが確認されたそうですからかなりのものでしょう。

移植されたミトコンドリアは、20分のうちに他のミトコンドリアの糸状のネットワークに融合します。

研究グループによると、この結果は、移植技術が実現可能なポイントに達したことを示唆するものなんだそうです。

「最低限の侵襲なので、ミトコンドリアを提供した細胞も移植された細胞も、どちらも生きることができます」と、論文著者のクリストフ・ゲーベライン氏は話しています。

このミトコンドリア移植法は、内臓の病気の革新的治療法になるだけでなく、歳をとって代謝が衰えてしまった細胞を若返らせるアンチエイジングとしても有望であるとのことです。

またミトコンドリアの進化を研究するツールとしても役立つかもしれないとのことです。

実はこの器官には、面白い進化の歴史が隠されていると考えられています。

かつては好気性細菌で、私たちとは別個の存在だったとされるのですが、それが何かのきっかけで真核細胞に入り込み、共生するようになったんだとか…。

「さまざまな細胞の区画が協力し合うプロセスや、共生が進化したプロセスなどを解明したいと思っています」と、研究の中心人物ジュリア・ヴォルホルト氏は意気込みを語っています。

ミトコンドリア移植、わたくし院長も興味あります。

この細胞小器官が蘇れば、間違いなく若返るでしょうし、ATP(アデノシン三リン酸)を産生してくれますから、エネルギッシュになる気もします。

こういった研究は、是非頑張って欲しいですな。

寿命を延ばすと言うより、いつまでも健康でいたいですよね。

なんか同じ事言ってるみたいですけど、健康寿命を延ばそうってことですからね。

ただただ生きてるだけってのも意味がない気がしますから…。

研究者の人達、頑張って下さい。

ではまた〜。







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