弘泉堂鍼灸接骨院
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タイヤコンクリート
2022年05月09日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。

5月9日の月曜日でございます。

連休明けからの休み明けってことで、今日からはシッカリ気合いを入れていかないとね〜ってな方も多いかと思います。

ま、気合いが入ってるかどうかは別としても、当分長期のお休みはありませんし、頑張るしかないですねぇ。

みなさん、お盆休みまで頑張りましょう(笑)

てことで、このブログでは、環境問題を扱う事が非常に多いんですが、特にわたくし院長が環境に配慮する人間かと言うと、必ずしもそうというわけではござらん(笑)

ですが、やはり発信するとなるとそういったネタが多くなるわけで、書いてる本人が反省したりするわけです。

今日はそんな環境問題の中でも、なかなか手ごわい、二つの物がなんといい感じにコラボしちゃったお話しです。

なんと、古タイヤが、耐久性の高いコンクリートに変身するらしいんです。

しかも、地球に優しいってんですから、言うことなしですな。

そもそも使用済みのタイヤは、生分解性ではなく、リサイクルも容易ではありません。

また、コンクリートに関しても、それを製造するプロセスで、大量の二酸化炭素が排出されるというこの時代には合わない欠点があります。

そこで科学者は考えました。

「古タイヤ」を利用してコンクリートを作れないものかと…。

そもそもの発想はどこからきたんでしょ(笑)

まぁ、普通は考えない事を考えるのが科学者なのかもしれませんが、古タイヤを粉砕したゴム粉を、セメントに混ぜて作ったコンクリートは、道路の材料として使えるほどに頑丈で、熱に強く、柔軟なことはこれまでの研究で明らかとなっています。

今回の新しい研究では、古タイヤ入りのコンクリートが本当に実用的なものなのかどうか、数年間実際に使って検証しました。

その結果、十分使用に耐えうるだけでなく、従来のコンクリートよりも優れていることがわかったんだそうです。

古タイヤ入りコンクリートは「クラムラバー・コンクリート」と呼ばれているそうなんです。

これはタイヤを粉砕して作ったゴム粉を、砂の代わりにセメントに混ぜたものなんだそうです。

こうすることでコンクリート製造に使われる天然素材を減らせるだけでなく、廃棄された古タイヤを再利用することにもつながるという一石二鳥な作戦です。

南オーストラリア大学とRMIT大学のグループは、クラムラバー・コンクリートの実用性を確かめるため、実際にそれで建物の「床スラブ」(床の重さを支える構造床)を作り、その性能を検証しています。

クラムラバー・コンクリートが使われたのは、南オーストラリア大学にある土木工学研究所の入り口の床でした。

なお工事は2018年に施工。

比較のために従来のコンクリートも使われました。

入り口だけあって、非常に人通りの多いところで、はたしてクラムラバー・コンクリートは、大勢の人の足に踏まれても耐えることができるのでしょうか?

このとき使われたクラムラバー・コンクリートは、砂の20%をゴム粉末で代替したものだそうで、実験の結果、いくつもの点で従来のコンクリートを凌駕していることがわかったそうなんです。

耐衝撃性や強靭性に優れ、柔軟性や減衰率が高いうえ、断熱性や防音性も高く、しかも軽いんだとか…。

またパワートロウェル(機械ごて)で仕上げる際の使用感も特に違和感なく、むしろクラムラバー・コンクリートの方が楽に作業できたといいますからなかなかのもんですな。

しかも耐衝撃性や強靭性が高ければ、それだけコンクリートの寿命は延びることになります。

そしてこの点は、代替コンクリートの研究者がもっとも気にしている要素でもあるそうなんです。

というのも、コンクリートは一度建物を完成させればそれで終わりというものではないからです。

次第に劣化して、修復が必要になるので、そのときにも二酸化炭素が排出されることになります。

したがって古タイヤを使った寿命の長いコンクリートは、二重に温室効果ガス削減効果があると考えられるわけなんです。

「この結果は、クラムラバー・コンクリートが実用的で、従来のコンクリートの代替材料として有望であることを示しています」と、研究の著者であるジューガー・ヤン教授は話しています。

持続可能な代替材料としてクラムラバー・コンクリートの採用を検討するよう、コンクリート業界に推奨するとのことでした。

まぁ、良いものなら、ぜひ世界中で使って下さいよ。

古タイヤの廃棄もなくなるわけですから、ホントに一石二鳥ですもんね。

もういっそのこと、世界中のコンクリートは、全部これにするってことで、いいんじゃないですか。

となると、古タイヤが間に合わないか(笑)

ま、どちらにせよ、これからは環境に配慮するって事が大事になってきますから、良い話だと思います。

ではまた〜。









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