夢の不老。
2022年04月14日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月14日の木曜日でございます。
わたくし院長、4月生まれですので、一つ年を取りました。
まぁ、誰でも同じ速度で年は取っていくわけですが、出来れば誕生日なんぞ来なきゃいいのにと、思うようになったのはいつ位からですかねぇ…。
年を取ると言う事は、死に一歩近付くわけで、まぁ楽しいはずはないよね。
ですが、今日のお話しは、そんな思いを根底から覆すお話しとなっております。
なんと老化を逆転させ、マウスを安全に若返らせることに成功したんだそうです。
ついにきたか(笑)
若返りとなると、これは年を取ろうが関係ないですしね。
一体どんな研究なんでしょうか。
いつかは年老いて死んでいくのが生物の常なわけですが、古来から人類が求めてやまないのが不老不死です。
不死はともかく不老に関しての研究は着実に進んでいるようなんです。
老化を止めるだけでなく、若返らせるところにまで来ているんですな。
今回発表された研究では、細胞の初期化を誘導する「山中因子」という遺伝子転写因子を利用して、マウスの細胞を若返らせることに成功したそうなんです。
それによる健康への悪影響も今のところ心配ないそうなので期待は持てそうですよ。
山中因子は、「ES細胞(胚性幹細胞)」に発現する4種の「転写因子」(遺伝子の転写を制御するタンパク質)のことで、細胞の初期化を誘導するものです。
これまで「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」の作成に使われてきたもので、その名称は発見者であり、ノーベル生理学医学賞を受賞した、山中伸弥教授にちなんだものです。
今回の研究では、山中因子を利用し、細胞内にある分子の時計をリセットしようと試みられました。
生物が老化すると細胞内の化学的パターン(エピジェネティクス・パターン)が変化するんですが、これを元に戻そうというわけなんです。
もともとこの方法は、成熟した細胞をどんな細胞にも変化できる「幹細胞」に戻すために利用されてきたものなんですね。
今回研究を行った米ソーク研究所の研究グループも以前、同様の方法によって、早老症のマウスを若返らせ、心臓や脳の機能を改善させることに成功しています。
また昨年には、スタンフォード大学の研究グループが、老いたマウスの筋肉を若返らせることにも成功しています。
いや、こうなってくると本当に若返りってのも期待出来ちゃいますよねぇ。
実験では、マウスを3グループに分けて、一定期間山中因子を投与しました。
生後15ヶ月のグループには7ヶ月、生後12ヶ月のグループには10ヶ月間にわたり山中因子が投与されました。
これは人間で言えば、前者なら50〜70歳、後者なら35〜70歳の間、山中因子を投与され続けたようなものなんだそうで、また生後25ヶ月(人間の80歳に相当)のグループについては、1ヶ月間だけ投与が行われました。
その結果、多くの点で若いマウスのような特徴が見られたそうです。
エピジェネティックス・パターンから判断するなら、特に「皮膚」と「腎臓」で大きな若返り効果が発揮されたようです。
たとえば、皮膚が傷つくと、皮膚細胞は増殖して傷口を塞ごうとします。
こうした機能は歳をとるとだんだん衰えてくるわけですが、今回のマウスではこの機能に改善が見られました。
また血中の代謝分子にも、老化したマウスで一般に見られる変化が生じなかったようです。
なお、こうしたアンチエイジング効果は、7ヶ月間と10ヶ月間のどちらの投与期間でも発揮されましたが、1ヶ月間だけ投与された高齢マウスでは確認できなかったそうです。
また実験の途中経過も分析されましたが、興味深いことに、その効果は定着せず、「アンチエイジン効果の程度は、施術の期間によって決まる」と結論づけられています。
今回のマウスを使った実験の目的は、ただ若返り効果を調べるだけでなく、それによる健康への悪影響がないかどうかも確かめられました。
そこは大事ですもんね。
狙いは、この方法を長期間利用しても安全であると証明することと、研究グループの1人、ソーク研究所のプラディープ・レッディ氏は語っています。
そして実際に、健康や行動への悪影響は確認されず、体重が減ることもなかったそうなんです。
マウスの神経細胞や血液細胞に異常が生じるようなことはなく、またがんの兆候もうかがえませんでした。
研究グループのファン・カルロス・イスピスア・ベルモンテ氏は、「この方法は、マウスでなら安全かつ効果的です。
老化に伴う病気の予防になるだけでなく、バイオ医療の分野でも新しい武器になると期待できます。
たとえば神経変性疾患のような病気であっても、細胞の機能や回復力を向上させて、組織や内臓を健康にできるかもしれません」と言う事です。
こうした成果を踏まえ、研究グループは今後、山中因子が特定の分子や遺伝子に与える影響をさらに調べ、それをうまく利用する方法を考案する予定だそうです。
また若返り効果の持続期間も調べていくそうです。
最終的な目標は、古くなると衰えてしまう細胞の回復力と機能を取り戻し、ストレス・怪我・病気などに強くすることで、今回の研究は、少なくともマウスではそれを実現する道があることを証明しています。
その先にあるのは人間です。
人間にもこの方法で安全に老化予防ができるのなら、待ち望んでいた不老に一歩近づくのかもしれないわけです。
いいですなぁ。
こういう研究はドンドン行ってほしいです。
でもまぁ…。
わたくし院長が生きてるうちには完成しないだろうなぁ(笑)
何とか頑張って下さい。
期待しています。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月14日の木曜日でございます。
わたくし院長、4月生まれですので、一つ年を取りました。
まぁ、誰でも同じ速度で年は取っていくわけですが、出来れば誕生日なんぞ来なきゃいいのにと、思うようになったのはいつ位からですかねぇ…。
年を取ると言う事は、死に一歩近付くわけで、まぁ楽しいはずはないよね。
ですが、今日のお話しは、そんな思いを根底から覆すお話しとなっております。
なんと老化を逆転させ、マウスを安全に若返らせることに成功したんだそうです。
ついにきたか(笑)
若返りとなると、これは年を取ろうが関係ないですしね。
一体どんな研究なんでしょうか。
いつかは年老いて死んでいくのが生物の常なわけですが、古来から人類が求めてやまないのが不老不死です。
不死はともかく不老に関しての研究は着実に進んでいるようなんです。
老化を止めるだけでなく、若返らせるところにまで来ているんですな。
今回発表された研究では、細胞の初期化を誘導する「山中因子」という遺伝子転写因子を利用して、マウスの細胞を若返らせることに成功したそうなんです。
それによる健康への悪影響も今のところ心配ないそうなので期待は持てそうですよ。
山中因子は、「ES細胞(胚性幹細胞)」に発現する4種の「転写因子」(遺伝子の転写を制御するタンパク質)のことで、細胞の初期化を誘導するものです。
これまで「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」の作成に使われてきたもので、その名称は発見者であり、ノーベル生理学医学賞を受賞した、山中伸弥教授にちなんだものです。
今回の研究では、山中因子を利用し、細胞内にある分子の時計をリセットしようと試みられました。
生物が老化すると細胞内の化学的パターン(エピジェネティクス・パターン)が変化するんですが、これを元に戻そうというわけなんです。
もともとこの方法は、成熟した細胞をどんな細胞にも変化できる「幹細胞」に戻すために利用されてきたものなんですね。
今回研究を行った米ソーク研究所の研究グループも以前、同様の方法によって、早老症のマウスを若返らせ、心臓や脳の機能を改善させることに成功しています。
また昨年には、スタンフォード大学の研究グループが、老いたマウスの筋肉を若返らせることにも成功しています。
いや、こうなってくると本当に若返りってのも期待出来ちゃいますよねぇ。
実験では、マウスを3グループに分けて、一定期間山中因子を投与しました。
生後15ヶ月のグループには7ヶ月、生後12ヶ月のグループには10ヶ月間にわたり山中因子が投与されました。
これは人間で言えば、前者なら50〜70歳、後者なら35〜70歳の間、山中因子を投与され続けたようなものなんだそうで、また生後25ヶ月(人間の80歳に相当)のグループについては、1ヶ月間だけ投与が行われました。
その結果、多くの点で若いマウスのような特徴が見られたそうです。
エピジェネティックス・パターンから判断するなら、特に「皮膚」と「腎臓」で大きな若返り効果が発揮されたようです。
たとえば、皮膚が傷つくと、皮膚細胞は増殖して傷口を塞ごうとします。
こうした機能は歳をとるとだんだん衰えてくるわけですが、今回のマウスではこの機能に改善が見られました。
また血中の代謝分子にも、老化したマウスで一般に見られる変化が生じなかったようです。
なお、こうしたアンチエイジング効果は、7ヶ月間と10ヶ月間のどちらの投与期間でも発揮されましたが、1ヶ月間だけ投与された高齢マウスでは確認できなかったそうです。
また実験の途中経過も分析されましたが、興味深いことに、その効果は定着せず、「アンチエイジン効果の程度は、施術の期間によって決まる」と結論づけられています。
今回のマウスを使った実験の目的は、ただ若返り効果を調べるだけでなく、それによる健康への悪影響がないかどうかも確かめられました。
そこは大事ですもんね。
狙いは、この方法を長期間利用しても安全であると証明することと、研究グループの1人、ソーク研究所のプラディープ・レッディ氏は語っています。
そして実際に、健康や行動への悪影響は確認されず、体重が減ることもなかったそうなんです。
マウスの神経細胞や血液細胞に異常が生じるようなことはなく、またがんの兆候もうかがえませんでした。
研究グループのファン・カルロス・イスピスア・ベルモンテ氏は、「この方法は、マウスでなら安全かつ効果的です。
老化に伴う病気の予防になるだけでなく、バイオ医療の分野でも新しい武器になると期待できます。
たとえば神経変性疾患のような病気であっても、細胞の機能や回復力を向上させて、組織や内臓を健康にできるかもしれません」と言う事です。
こうした成果を踏まえ、研究グループは今後、山中因子が特定の分子や遺伝子に与える影響をさらに調べ、それをうまく利用する方法を考案する予定だそうです。
また若返り効果の持続期間も調べていくそうです。
最終的な目標は、古くなると衰えてしまう細胞の回復力と機能を取り戻し、ストレス・怪我・病気などに強くすることで、今回の研究は、少なくともマウスではそれを実現する道があることを証明しています。
その先にあるのは人間です。
人間にもこの方法で安全に老化予防ができるのなら、待ち望んでいた不老に一歩近づくのかもしれないわけです。
いいですなぁ。
こういう研究はドンドン行ってほしいです。
でもまぁ…。
わたくし院長が生きてるうちには完成しないだろうなぁ(笑)
何とか頑張って下さい。
期待しています。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院