(266)サンデーイルネス(仮)風疹について
2022年04月03日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月3日のサンデーイルネスでございます。
ついに4月に入りましたね〜。
まぁ暖かいかと言われると、微妙な日も多いですが、少なくとも寒くはなくなってきてますね。
春ですわ。
春。
ボチボチ桜も満開ですし、ま、寒いけど春ですな。
今年は特に冬が寒かったですから、春が待ち遠しいと思っていた人も多いと思いますが、いい季節って短いですしね。
すぐに鬱陶しい梅雨がきて、そこから灼熱の夏がきます。
去年も、一昨年も、夏になったら夏の間にコロナを抑えないと、秋〜冬はやばいぞ〜って言ってましたけど、今年も言うんだろうな(笑)
まぁ、もう3年続けば共存でしょ。
なくなりませんよ、もう…。
根絶やしって方向で考えずに、そんな流行り病があるから、気をつけようねって方向にいかないと、いつまで経っても日常は帰ってきませんよ。
と、わたくし院長は思いますよ。
ってことで、今日も本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「風疹(三日ばしか)」について解説していきたいと思います。
まぁ、これも比較的有名な、昔の子供の流行り病ですが、どんな病気かと言いますと、発疹、リンパ節腫脹(しゅちょう)、発熱を3つの主要な徴候とする急性ウイルス性疾患です。
妊婦がかかると胎児に感染することがあり、子どもに奇形を生じた場合には先天性風疹症候群(せんてんせいふうしんしょうこうぐん)と呼ばれます。
では原因は何かってことですが、風疹ウイルスの飛沫感染により発病し、好発年齢は5〜15歳ですが、成人になってからかかることもあります。
3〜10年の間隔で流行し、春から初夏によくみられます。
1999年以降、流行はなくなり季節性もなくなってきたと言われています。
不顕性(ふけんせい)感染(感染しても発病しない)の割合が高く、25〜50%程度といわれています。
一度自然にかかれば一生免疫が続くと考えられています。
症状の現れ方としては、潜伏期は14〜21日(16〜18日間が多い)です。
初発症状は発疹で、その性状は桃紅色の小斑状丘疹(しょうはんじょうきゅうしん)のものが多く、融合することは少ないようです。
初めは顔面に現れ、すみやかに全身に広がります。
皮がむけたり色素沈着を残したりすることはなく、3〜5日で消えます。
熱はあまり高くなることはなく、発疹とともに現れて2〜3日で解熱します。
風疹ではリンパ節がはれるのが有名ですが、とくに耳介(じかい)後部や頸部(けいぶ)に目立ちます。
リンパ節のはれは発疹の前から認められ、発疹が消えてからも数週間にわたって続くことがあります。
合併症としては関節炎があり、発疹が消えてから発生し、小児より成人、しかも女性に多いといわれています。
脳炎(のうえん)になることもあり、その発生頻度は6000人に1人といわれています。
そのほか紫斑病(しはんびょう)を合併することもあります。
末梢血の白血球数は減る傾向があります。
抗体検査で診断を確定します。
麻疹(ましん)や水痘(すいとう)と違い、症状や所見だけで診断することの難しい病気のひとつと言われています。
風疹ウイルスに効く薬もありません。
症状に応じた対症療法になります。
予防には風疹生ワクチンを用い、予防接種法の定期接種第一類として1歳以降に接種を受けます。
現在、風疹ワクチンは麻疹・風疹混合(MR)ワクチンとして接種、第1期(1歳児)と第2期(小学校入学前年度の1年間にあたる子)に計2回接種します。
これは1回の接種では免疫が長く続かないため、2回目を接種し免疫を強め、成人になってから麻疹や風疹にかからないようにするためです。
2008年4月1日から5年間の期限付きで、麻疹と風疹の予防接種対象が、第3期(中学1年生相当世代)、第4期(高校3年生相当世代)にも拡大され、接種機会を逸し1回しか接種されていない子も2回接種が可能になります。
風疹ワクチンは風疹の罹患や流行防止を目的としていますが、妊婦が先天性風疹症候群の子を産まないようにすることを最大目標にしています。
妊婦が風疹ワクチンの接種を受けてはならないことはいうまでもありませんが、成人女性が風疹ワクチンの接種を受ける場合には、接種後2カ月間は確実に避妊することが大切です。
ま、これもコロナと同じく、ウィルス性の感染症ですから、ワクチン接種も含め、出来ることをやっておけば、妊婦以外では、そこまで恐れる病気ではないと思われます。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月3日のサンデーイルネスでございます。
ついに4月に入りましたね〜。
まぁ暖かいかと言われると、微妙な日も多いですが、少なくとも寒くはなくなってきてますね。
春ですわ。
春。
ボチボチ桜も満開ですし、ま、寒いけど春ですな。
今年は特に冬が寒かったですから、春が待ち遠しいと思っていた人も多いと思いますが、いい季節って短いですしね。
すぐに鬱陶しい梅雨がきて、そこから灼熱の夏がきます。
去年も、一昨年も、夏になったら夏の間にコロナを抑えないと、秋〜冬はやばいぞ〜って言ってましたけど、今年も言うんだろうな(笑)
まぁ、もう3年続けば共存でしょ。
なくなりませんよ、もう…。
根絶やしって方向で考えずに、そんな流行り病があるから、気をつけようねって方向にいかないと、いつまで経っても日常は帰ってきませんよ。
と、わたくし院長は思いますよ。
ってことで、今日も本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「風疹(三日ばしか)」について解説していきたいと思います。
まぁ、これも比較的有名な、昔の子供の流行り病ですが、どんな病気かと言いますと、発疹、リンパ節腫脹(しゅちょう)、発熱を3つの主要な徴候とする急性ウイルス性疾患です。
妊婦がかかると胎児に感染することがあり、子どもに奇形を生じた場合には先天性風疹症候群(せんてんせいふうしんしょうこうぐん)と呼ばれます。
では原因は何かってことですが、風疹ウイルスの飛沫感染により発病し、好発年齢は5〜15歳ですが、成人になってからかかることもあります。
3〜10年の間隔で流行し、春から初夏によくみられます。
1999年以降、流行はなくなり季節性もなくなってきたと言われています。
不顕性(ふけんせい)感染(感染しても発病しない)の割合が高く、25〜50%程度といわれています。
一度自然にかかれば一生免疫が続くと考えられています。
症状の現れ方としては、潜伏期は14〜21日(16〜18日間が多い)です。
初発症状は発疹で、その性状は桃紅色の小斑状丘疹(しょうはんじょうきゅうしん)のものが多く、融合することは少ないようです。
初めは顔面に現れ、すみやかに全身に広がります。
皮がむけたり色素沈着を残したりすることはなく、3〜5日で消えます。
熱はあまり高くなることはなく、発疹とともに現れて2〜3日で解熱します。
風疹ではリンパ節がはれるのが有名ですが、とくに耳介(じかい)後部や頸部(けいぶ)に目立ちます。
リンパ節のはれは発疹の前から認められ、発疹が消えてからも数週間にわたって続くことがあります。
合併症としては関節炎があり、発疹が消えてから発生し、小児より成人、しかも女性に多いといわれています。
脳炎(のうえん)になることもあり、その発生頻度は6000人に1人といわれています。
そのほか紫斑病(しはんびょう)を合併することもあります。
末梢血の白血球数は減る傾向があります。
抗体検査で診断を確定します。
麻疹(ましん)や水痘(すいとう)と違い、症状や所見だけで診断することの難しい病気のひとつと言われています。
風疹ウイルスに効く薬もありません。
症状に応じた対症療法になります。
予防には風疹生ワクチンを用い、予防接種法の定期接種第一類として1歳以降に接種を受けます。
現在、風疹ワクチンは麻疹・風疹混合(MR)ワクチンとして接種、第1期(1歳児)と第2期(小学校入学前年度の1年間にあたる子)に計2回接種します。
これは1回の接種では免疫が長く続かないため、2回目を接種し免疫を強め、成人になってから麻疹や風疹にかからないようにするためです。
2008年4月1日から5年間の期限付きで、麻疹と風疹の予防接種対象が、第3期(中学1年生相当世代)、第4期(高校3年生相当世代)にも拡大され、接種機会を逸し1回しか接種されていない子も2回接種が可能になります。
風疹ワクチンは風疹の罹患や流行防止を目的としていますが、妊婦が先天性風疹症候群の子を産まないようにすることを最大目標にしています。
妊婦が風疹ワクチンの接種を受けてはならないことはいうまでもありませんが、成人女性が風疹ワクチンの接種を受ける場合には、接種後2カ月間は確実に避妊することが大切です。
ま、これもコロナと同じく、ウィルス性の感染症ですから、ワクチン接種も含め、出来ることをやっておけば、妊婦以外では、そこまで恐れる病気ではないと思われます。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院