夢のダイエット「レプチン」
2022年03月16日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
3月16日の水曜日でございます。
まだまだ寒い日が続きますが、もうそろそろピークは過ぎた感じでしょうか…。
ま、暖かくなるまでには、まだ1ヶ月くらいかかりますが、もうすぐ春だなぁって感じはしないでもないよね。
寒いとなにが嫌って、どうしても服をたくさん着なきゃいけませんし、もうそれだけで面倒くさい(笑)
おまけに、外は寒いですけど、お店の中とか当然暖かいですから、そうなるとわたくし院長、暑いんですよね〜。
先日も、ちょっと用があり郵便局に行ったんですが、混んでたのもあり少々長い時間そこにいることになりました。
もう、暑すぎ。
で、狭い郵便局でしたし、人も多くてスペースがないから上着を脱ぐわけにもいかず、もうただの拷問でしたな(笑)
てな、暑がりな院長ですが、寒さを感じないわけではないですからね。
と、話が脱線しまくってますが、これからだんだん暖かくなりだすと、世の中はダイエットな話題が溢れてきます。
もう、痩せるって事は永遠のテーマなんでしょうな。
男女限らず、体重を減らすのはなかなかやっかいなもんですし、食事制限や運動などを続け、やっと痩せたと思ってもリバウンドしてしまったりしますしね。
では今日のネタですが、そんなダイエットとはついにおさらば出来るかもしれません。
ついに夢の「痩せ薬」が開発されるかも…。
てなお話しです。
これまで、「脂肪細胞」によって作り出されるホルモン、「レプチン」が、脳に作用して、食欲と代謝の調節を行い、肥満の抑制や体重増加の制御の役割を果たしてくれることはわかっていました。
ところが、太りすぎた人の脳はレプチンに鈍感になり、その効果が現れなくなってしまうそうなんです。
今回、米ミシガン大学の研究者らは、なぜ脳がレプチンに対して鈍感になってしまうのかを解明し、ある化合物を使うことで、レプチン抵抗性を防ぐ方法を発見したと、発表しました。
レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、脳内の弓状核(きゅうじょうかく)という摂食中枢に作用して、食欲をコントロールする作用があります。
レプチンは脂肪が増えるにしたがい放出量も増えるわけですが、肥満の人の多くは、レプチンが効きにくくなる「レプチン抵抗性」が起こり、食欲を抑えられなくなるそうなんです。
レプチン抵抗性を解消するメカニズムが解明できれば、効果的な治療法につながる可能性があると期待されていたわけです。
で、ついにアメリカ、ミシガン大学の研究者らは、レプチン抵抗性が起きるのは、「ヒストン脱アセチル化酵素6(HDAC6)」の働きが関係することを突き止めたそうなんです。
ならばこの酵素が機能しないようにすればいいわけです。
そこで研究者らは、HDAC6阻害薬を見つけるべく、様々な実験を繰り返した結果、ある有機化合物がこの酵素をブロックすることを発見しました。
その効果を試すため、太ったマウスにHDAC6阻害薬を投与すると、数週間で体重が4分の1も減少したそうなんです。
しかもただ痩せただけではないそうです。
キレイに痩せたんだとか…。
食事制限によるダイエットの場合、体重は落ちても筋肉までが衰えてしまいます。
ところが今回の方法では、筋肉はそのままで、脂肪だけが落ちたそうなんです。
体重が軽くなったのは、脂肪質量が50%も減ったことによるものだったといいますから、こりゃ素晴らしいですな。
それだけでなく、マウスの代謝機能はより健康的になったそうなんです。
食事制限によるダイエットでありがちな、エネルギー消費量の低下もなかったそうなんです。
さらに肝臓と耐糖能(血糖値が高くなったとき、正常値に戻す力)も改善したそうです。
つまり糖尿病になりにくい体になったわけですな。
ちなみに、痩せているマウスや、遺伝子操作でレプチンを作れなくしたマウスでは、体重は減らなかったそうです。
このことは、HDAC6阻害薬で体重を落とすには、まず体の中にレプチンがなければならないことを示しています。
またHDAC6の働きで脳がレプチンに鈍感になり、痩せにくくなるという裏付けでもあります。
マウスでは心強い結果となりましたが、人間にも使える夢のダイエット薬の登場はもう少し先になるようなんです。
人体には効かない可能性があるでしょうし、何より安全性をきちんと確かめなければなりませんからね。
と言うのも、強力なHDAC6阻害薬で分子が分解すると、毒性を発揮する恐れがあるそうなんです。
安全なダイエット薬を開発するために、研究グループは、同じようなダイエット効果がありながら、毒性はないHDAC6阻害薬の開発を進めているとのことです。
まぁ、こんな簡単にダイエットできる薬が出来上がれば売れるでしょうねぇ。
こういう話って、いつも今後の研究に期待しますって終わった後、続報が出てこないんですけど、是非完成させて欲しいもんですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月16日の水曜日でございます。
まだまだ寒い日が続きますが、もうそろそろピークは過ぎた感じでしょうか…。
ま、暖かくなるまでには、まだ1ヶ月くらいかかりますが、もうすぐ春だなぁって感じはしないでもないよね。
寒いとなにが嫌って、どうしても服をたくさん着なきゃいけませんし、もうそれだけで面倒くさい(笑)
おまけに、外は寒いですけど、お店の中とか当然暖かいですから、そうなるとわたくし院長、暑いんですよね〜。
先日も、ちょっと用があり郵便局に行ったんですが、混んでたのもあり少々長い時間そこにいることになりました。
もう、暑すぎ。
で、狭い郵便局でしたし、人も多くてスペースがないから上着を脱ぐわけにもいかず、もうただの拷問でしたな(笑)
てな、暑がりな院長ですが、寒さを感じないわけではないですからね。
と、話が脱線しまくってますが、これからだんだん暖かくなりだすと、世の中はダイエットな話題が溢れてきます。
もう、痩せるって事は永遠のテーマなんでしょうな。
男女限らず、体重を減らすのはなかなかやっかいなもんですし、食事制限や運動などを続け、やっと痩せたと思ってもリバウンドしてしまったりしますしね。
では今日のネタですが、そんなダイエットとはついにおさらば出来るかもしれません。
ついに夢の「痩せ薬」が開発されるかも…。
てなお話しです。
これまで、「脂肪細胞」によって作り出されるホルモン、「レプチン」が、脳に作用して、食欲と代謝の調節を行い、肥満の抑制や体重増加の制御の役割を果たしてくれることはわかっていました。
ところが、太りすぎた人の脳はレプチンに鈍感になり、その効果が現れなくなってしまうそうなんです。
今回、米ミシガン大学の研究者らは、なぜ脳がレプチンに対して鈍感になってしまうのかを解明し、ある化合物を使うことで、レプチン抵抗性を防ぐ方法を発見したと、発表しました。
レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、脳内の弓状核(きゅうじょうかく)という摂食中枢に作用して、食欲をコントロールする作用があります。
レプチンは脂肪が増えるにしたがい放出量も増えるわけですが、肥満の人の多くは、レプチンが効きにくくなる「レプチン抵抗性」が起こり、食欲を抑えられなくなるそうなんです。
レプチン抵抗性を解消するメカニズムが解明できれば、効果的な治療法につながる可能性があると期待されていたわけです。
で、ついにアメリカ、ミシガン大学の研究者らは、レプチン抵抗性が起きるのは、「ヒストン脱アセチル化酵素6(HDAC6)」の働きが関係することを突き止めたそうなんです。
ならばこの酵素が機能しないようにすればいいわけです。
そこで研究者らは、HDAC6阻害薬を見つけるべく、様々な実験を繰り返した結果、ある有機化合物がこの酵素をブロックすることを発見しました。
その効果を試すため、太ったマウスにHDAC6阻害薬を投与すると、数週間で体重が4分の1も減少したそうなんです。
しかもただ痩せただけではないそうです。
キレイに痩せたんだとか…。
食事制限によるダイエットの場合、体重は落ちても筋肉までが衰えてしまいます。
ところが今回の方法では、筋肉はそのままで、脂肪だけが落ちたそうなんです。
体重が軽くなったのは、脂肪質量が50%も減ったことによるものだったといいますから、こりゃ素晴らしいですな。
それだけでなく、マウスの代謝機能はより健康的になったそうなんです。
食事制限によるダイエットでありがちな、エネルギー消費量の低下もなかったそうなんです。
さらに肝臓と耐糖能(血糖値が高くなったとき、正常値に戻す力)も改善したそうです。
つまり糖尿病になりにくい体になったわけですな。
ちなみに、痩せているマウスや、遺伝子操作でレプチンを作れなくしたマウスでは、体重は減らなかったそうです。
このことは、HDAC6阻害薬で体重を落とすには、まず体の中にレプチンがなければならないことを示しています。
またHDAC6の働きで脳がレプチンに鈍感になり、痩せにくくなるという裏付けでもあります。
マウスでは心強い結果となりましたが、人間にも使える夢のダイエット薬の登場はもう少し先になるようなんです。
人体には効かない可能性があるでしょうし、何より安全性をきちんと確かめなければなりませんからね。
と言うのも、強力なHDAC6阻害薬で分子が分解すると、毒性を発揮する恐れがあるそうなんです。
安全なダイエット薬を開発するために、研究グループは、同じようなダイエット効果がありながら、毒性はないHDAC6阻害薬の開発を進めているとのことです。
まぁ、こんな簡単にダイエットできる薬が出来上がれば売れるでしょうねぇ。
こういう話って、いつも今後の研究に期待しますって終わった後、続報が出てこないんですけど、是非完成させて欲しいもんですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院