NOと言う脳
2016年05月15日 [スタッフのこと]
おはようございます
サンデーカヨです(^^)
いきなりですが、皆さん
「ほとんどの人間は、脳が持つ潜在能力の10%しか使っていない」
だから、「使ってない脳をつかえるようにして、もっと能力アップできる勉強教材」だとか
「残り90パーセントの能力を開発したら、本当に『超能力』が使えるようになる」とか…
そんなまことしやかな話が、大真面目に言われていました。
ところが実はこれ、大いなる迷信だということが最近科学的に証明されたそうです。
人の脳は無駄なところなんてなくて、ちゃんと全部使っているそうです。
そもそも、なんでこんな説が唱えられるようになったのか?
1907年アメリカの有名な心理学者であるウィリアム・ジェームズ博士が、
「私たちは、精神的および物理的に利用可能なリソースをほんのわずかしか活用していない」と唱えました。
その後、あるジャーナリストがジェームズ博士の言葉を引用する際に
「平均的な人間は、精神的容量のたった10%しか発達させていない」と誤って解釈して載せてしまいました。
ここから冒頭の「脳の10%しか使っていない」ってことになっていったようです。
1907年から100年以上もの間に、もともとジェームズ博士が言ったことが歪曲して、こんな迷信になって定着したようですね。
しかしつい最近になって、CTスキャンやMRIなどの最新の検査により、脳のすべての領域が同時に活動することはないものの、私たちは脳のすべての部分を使っていることがわかってきたとのこと。
脳卒中の後遺症のように、脳のごく一部を損傷した場合でも、その人の人格が変わったり、思考や記憶や行動に影響が起きるのは、そのためです。
19〜20世紀の間に、西洋科学と共に医療の世界は劇的に発展しました。
特に感染症なんかのカラダの病気の「治療」はいろんな面で解明されてきたのですが、脳に関してはまだまだ分かっていない事が多く残っているんですね。
脳の仕組みや動きを研究する脳科学は人類最後のフロンティアともいわれてます。
他にも、脳に関する迷信はたくさんあって、
例えば
「クロスワードパズルをすると頭が良くなる」
「幼児期にクラシック音楽を聞かせると頭が良い子になる」
科学的に一切証明されていないのに、なんとなく皆さん信じていませんか…?(笑)
これも迷信です。
パズルと解いても、パズルを解く能力は上がるけどIQは変化しないし、
また、クラシック音楽と脳の能力には関連がないそうです。
いわゆるモーツァルト効果。
1993年にカリフォルニア大学の学生36人を対象にしたある実験が行われました。
この実験では、ストレスを和らげる運動をしたあとや、静寂の中で過ごしたあとよりも、モーツァルトの曲を聴いたあとのほうが、IQテストの結果が良くなりました。
この実験結果から、モーツァルト効果という考えが生まれたそうです。
ですがそれ以降、誰もこの実験結果の再現に成功していません。(汗)
それどころか、ハーバード大学は1999年にこれと同様な16の実験を検証し、モーツァルト効果は存在しないと結論付けています。
うーん…
なんとなく寂しいけど、そういうことだそうです。
脳の事だけでなく、今信じられている身体についての知識も、いつか将来、迷信と一蹴される日がくるかも。
じゃあ何を信じて何をしたらいいのか?
わからなくなってしまいます。
とりあえず今の段階で
最も科学的根拠があって、信頼できることを、いくつか来週お伝えします(^^)
では…
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
サンデーカヨです(^^)
いきなりですが、皆さん
「ほとんどの人間は、脳が持つ潜在能力の10%しか使っていない」
だから、「使ってない脳をつかえるようにして、もっと能力アップできる勉強教材」だとか
「残り90パーセントの能力を開発したら、本当に『超能力』が使えるようになる」とか…
そんなまことしやかな話が、大真面目に言われていました。
ところが実はこれ、大いなる迷信だということが最近科学的に証明されたそうです。
人の脳は無駄なところなんてなくて、ちゃんと全部使っているそうです。
そもそも、なんでこんな説が唱えられるようになったのか?
1907年アメリカの有名な心理学者であるウィリアム・ジェームズ博士が、
「私たちは、精神的および物理的に利用可能なリソースをほんのわずかしか活用していない」と唱えました。
その後、あるジャーナリストがジェームズ博士の言葉を引用する際に
「平均的な人間は、精神的容量のたった10%しか発達させていない」と誤って解釈して載せてしまいました。
ここから冒頭の「脳の10%しか使っていない」ってことになっていったようです。
1907年から100年以上もの間に、もともとジェームズ博士が言ったことが歪曲して、こんな迷信になって定着したようですね。
しかしつい最近になって、CTスキャンやMRIなどの最新の検査により、脳のすべての領域が同時に活動することはないものの、私たちは脳のすべての部分を使っていることがわかってきたとのこと。
脳卒中の後遺症のように、脳のごく一部を損傷した場合でも、その人の人格が変わったり、思考や記憶や行動に影響が起きるのは、そのためです。
19〜20世紀の間に、西洋科学と共に医療の世界は劇的に発展しました。
特に感染症なんかのカラダの病気の「治療」はいろんな面で解明されてきたのですが、脳に関してはまだまだ分かっていない事が多く残っているんですね。
脳の仕組みや動きを研究する脳科学は人類最後のフロンティアともいわれてます。
他にも、脳に関する迷信はたくさんあって、
例えば
「クロスワードパズルをすると頭が良くなる」
「幼児期にクラシック音楽を聞かせると頭が良い子になる」
科学的に一切証明されていないのに、なんとなく皆さん信じていませんか…?(笑)
これも迷信です。
パズルと解いても、パズルを解く能力は上がるけどIQは変化しないし、
また、クラシック音楽と脳の能力には関連がないそうです。
いわゆるモーツァルト効果。
1993年にカリフォルニア大学の学生36人を対象にしたある実験が行われました。
この実験では、ストレスを和らげる運動をしたあとや、静寂の中で過ごしたあとよりも、モーツァルトの曲を聴いたあとのほうが、IQテストの結果が良くなりました。
この実験結果から、モーツァルト効果という考えが生まれたそうです。
ですがそれ以降、誰もこの実験結果の再現に成功していません。(汗)
それどころか、ハーバード大学は1999年にこれと同様な16の実験を検証し、モーツァルト効果は存在しないと結論付けています。
うーん…
なんとなく寂しいけど、そういうことだそうです。
脳の事だけでなく、今信じられている身体についての知識も、いつか将来、迷信と一蹴される日がくるかも。
じゃあ何を信じて何をしたらいいのか?
わからなくなってしまいます。
とりあえず今の段階で
最も科学的根拠があって、信頼できることを、いくつか来週お伝えします(^^)
では…
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院