弘泉堂鍼灸接骨院
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ディロン・ヘルビッヒのクリスミスの冒険
2022年03月10日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。

3月10日の木曜日でございます。

気付けば、3月も1/3が過ぎましたね。

わたくし院長、図書館という場所とは非常に無縁で、入った記憶もないんですが、今日は図書館にまつわる心温まるお話しでもしようかと思います。

アイダホ州ボイジーに住むディロン・ヘルビッヒ君(8歳)は、去年の11月中旬に、赤い表紙のノートに色鉛筆でイラストを描いた物語を完成させました。

本のタイトルは、『ディロン・ヘルビッヒのクリスミスの冒険(The Adventures of Dillon Helbig’s Crismis)』というものです。

その内容は、クリスマスツリーにつけた星が爆発して、そこから起こる冒険の物語や、最初の感謝祭や北極にタイムトラベルした物語など全81ページに及び、表紙には「ディロン・ヒズ・セルフ(Dillon His Self)」と署名まで記されてあります。

描き終えた後、この物語をみんなにも読んでもらいたいと思ったディロン君は、いつもよく訪れる地域の図書館「エイダ・コミュニティ・ライブラリ」のヘーゼル湖支部へ祖母と行った時、思い切った行動に出ました。

本の表紙部分を手で隠し胸に抱え込むようにして、ディロン君は職員の目を盗んで物語の本が並ぶ本棚へと素早く移動。

そして、並んである本の中に自作の本をこっそり滑り込ませると、黙って帰宅したんだそうです。

つまり、勝手に図書館に自分の本を陳列させたわけですね。

後日、ディロン君からこのことを打ち明けられた母のスーザンさん(41歳)は驚き、数日後に一緒に図書館へ出向きました。

しかし、そこに置いたはずの本はなく、そこで、スーザンさんが図書館職員に尋ねてみると、意外な返答があったそうなんです。

ディロン君のお母さんは、棚から消えていた息子の大切な本は、職員に発見され、忘れ物のコーナーにでも置かれたのではと思ったようなんです。

でも、そこになかったので、職員が本を処分してしまったのではないかと、思ったそうなんです。

ま、普通はそう思いますよね。

ですが、彼の本は処分するにはあまりにも特別過ぎたんだとか…。

偶然にもその自作の本が棚に並べられていたことを知った職員の一人は、その本を家に持ち帰って、6歳の息子に読み聞かせたそうなんです。

するとその息子は、今まで読んだ絵本の中で一番面白かったと答えたんだそうです。

ディロン君は、自信に満ち溢れ、とても心優しい少年で、自己宣伝などではなく、純粋に誰かと物語を共有したかったことがわかったそうなんです。

物語を他の人にも楽しんでもらいたかったのでしょう。

そこで、職員たちは、彼の本が非公式であっても、読むのが楽しい作品であるという点で、図書館のコレクションの選択基準を十分に満たしていると考えました。

と言う事で、図書館側は、本にバーコードを貼り付けて貸し出す許可をディロン君に求めました。

もちろん、ディロン君は大喜びで承諾したというお話しなんです。

なんか、良い話ですなぁ…。

図書館に自分が書いた本を並べちゃう行動力もなかなかのもんですし、それを受け入れた図書館側も柔軟なセンスがあっていいですよね。

そしてその後、ディロン君の本は大人気となり、貸し出しの順番待ちが発生するほどになったんだそうです。

1月末の時点で、55人もの順番待ちがあることを知ったスーザンさんは、驚きを隠せません。

通常、本の貸し出しにおいて、その本が人気で貸し出しの長い順番待ちが発生する場合は、図書館側はコピー本を購入するんですが、ディロン君の本は唯一無二のもので、それが不可能です。

そのため、現在図書館側は、スーザンさんとデジタルコピーの作成について話し合いを進めているんだとか…。

同図書館では、本の貸し出しは1人最大4週間可能ということですが、ディロン君の本においては長い順番待ちがあるため、「後に待っている人のことを考慮して頂けたら」と話しているそうです。

なお、今回ディロン君は、図書館のフクロウのマスコットキャラクターにちなんで名付けられた最優秀若手小説家として、Whoodini賞を受賞したんだそうです。

文字通り、先鋭の最年少小説家は、既に次の物語作成に取り掛かっていることを明かしているそうです。

「今度は、グリンチからの訪問とか、僕の犬ラスティも出てくるんだ。幼稚園の時に起こった出来事からヒントを得て、上着を食べてしまうクローゼットの話なんかも書いているよ」と意欲満々に語っているそうです。

まぁ、子どもだけに発想が自由でしょうし、きっと面白い作品が出来るんじゃないでしょうかね。

上着を食べてしまうクローゼットの話とか、なんかホントに面白そうですもんね(笑)

ではまた〜。








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