アイスジャイアントダイヤモンド
2022年03月07日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
3月7日の月曜日でございます。
3月も1週間が過ぎ、徐々に春感が出てきましたかね。
まぁ、まだ寒さの方が勝ってますが、細かい部分で春を感じる事もありますね。
あと1ヶ月もしたらホントに暖かくなりますし、もう少しの辛抱ですな。
てことで、今日のネタですが、今日は宇宙の神秘なお話しでもしてみたいと思います。
太陽系の惑星というと、水・金・地・火・木・土・天ってヤツですが、何回か「冥王星」の惑星論について話題になっておりましたね。
で、今日はその冥王星ではなく、地球からかなり遠く離れた「天王星」と「海王星」についてのお話しです。
太陽系にある、天王星と海王星は、「アイスジャイアント(天王星型惑星で巨大な氷惑星)」というものに分類されています。
氷惑星といっても、一般的な意味での氷ではないそうなんです。
この分類の名称は、それを構成する物質に因んでいます。
たとえば木星と土星は主に「水素」と「ヘリウム」のガスでできており、「巨大ガス惑星」に分類されます。
一方、天王星と海王星は、ほとんど「水」と「アンモニア」と「メタン」で構成されていて、天文学者はこれらの分子を「氷」と呼ぶそうなんですが、じつは惑星が形成された当時は固体だった可能性が高いという以外、きちんとした理由はないんだとか…。
天王星と海王星は、緑や青い雲におおわれていますが、その下にはおそらくは岩石のコアがあり、それをたっぷりの水とアンモニアとメタンが包んでいます。
ですが、コアを包むそれらの元素は、かなり奇妙な状態にあると考えられています。
超高圧で圧縮され、エキゾチックな量子状態にあるそうなんです。
とは言っても、本当のところ、2つの惑星の内部の様子については、あまりよくわかっていません。
なにしろ、人類が天王星と海王星に接近したのは、30年前のボイジャー2号が最後なわけですから…。
木星と土星にはそれ以降も探査機が送られましたが、天王星・海王星の場合は望遠鏡から観察されただけなんですね。
ですから両惑星の内部の状態については、実験や数理モデルを通じて、古いデータを補うことで推測されているわけです。
そこから明らかになったのは、ダイヤモンドの雨が降っている可能性なんだとか…。
この仮説は、1977年にボイジャー2号が打ち上げられる前から提唱されていたそうなんですが、数理モデルの研究によってさらに詳しいことがわかってきています。
天王星と海王星では、中心に近づくにつれて温度と密度が上がり、マントルの一番内側の部分では、温度が6700度、圧力は地球の大気の600万倍あると考えられています。
一方、マントルの外側では、温度が1700度と若干低く、圧力も地球の20万倍にまで下がります。
この状況だと、超高圧で圧縮されたメタンの分子が分解されて、炭素が放出されます。
炭素は仲間を見つけて、長い鎖を形成し、この長い鎖がぎゅっと集まって、ダイヤモンドのような結晶パターンになるのだそうなんです。
こうしてダイヤモンドが高温のマントル内に雨となって降り注ぐと…。
すると、そこで蒸発して、再び上昇するということをあとは繰り返すんだそうです。
ダイヤモンドの雨は、数理モデルから推測されているだけでなく、実験によっても確かめられているそうなんです。
その実験では、強力なレーザーを照射することで、巨大氷惑星内部の状況の再現を試みました。
その結果、発泡スチロールから見事ナノサイズのダイヤモンドを作ることに成功したんだそうですよ。
ま、ナノサイズだそうですけどね。
ちなみに、1ナノ1nmは、10億分の1メートルって単位です。
なんか分かりにくいな(笑)
メートルだとピンときませんが、1ミリの100万分の1と聞くと、イメージしやすいかね。
もちろん天王星と海王星に発泡スチロールはありませんが、メタンは同じように振る舞うと考えられているそうです。(メタンではなく発泡スチロールが使われたのは、扱いやすいという理由からだそうです。)
実際の両惑星では、レーザーなどよりずっと長い間強い圧力がかかるはずなので、ナノサイズよりもずっと大きなダイヤモンドに成長するだろうと考えられるんだそうです。
キラキラと輝く雨を集めて地球に持ち帰れば、あっという間に大金持ちなわけですな。
と聞くと、ちょっと行ってみたい気もしますが…。
天王星まで、地球からおよそ、25億8650万〜31億5550万km離れているらしい星ですので、まぁちょっと行ってくらぁとは行きませんわね。
ですが、本物のダイヤモンドが降り注ぐなんて幻想的な景色、見てみたいもんですな。
いつか、生で見るのは無理にしても、映像なんかは見れるかもしれませんよね。
ま、わたくし院長の生きてるうちは無理でしょうけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月7日の月曜日でございます。
3月も1週間が過ぎ、徐々に春感が出てきましたかね。
まぁ、まだ寒さの方が勝ってますが、細かい部分で春を感じる事もありますね。
あと1ヶ月もしたらホントに暖かくなりますし、もう少しの辛抱ですな。
てことで、今日のネタですが、今日は宇宙の神秘なお話しでもしてみたいと思います。
太陽系の惑星というと、水・金・地・火・木・土・天ってヤツですが、何回か「冥王星」の惑星論について話題になっておりましたね。
で、今日はその冥王星ではなく、地球からかなり遠く離れた「天王星」と「海王星」についてのお話しです。
太陽系にある、天王星と海王星は、「アイスジャイアント(天王星型惑星で巨大な氷惑星)」というものに分類されています。
氷惑星といっても、一般的な意味での氷ではないそうなんです。
この分類の名称は、それを構成する物質に因んでいます。
たとえば木星と土星は主に「水素」と「ヘリウム」のガスでできており、「巨大ガス惑星」に分類されます。
一方、天王星と海王星は、ほとんど「水」と「アンモニア」と「メタン」で構成されていて、天文学者はこれらの分子を「氷」と呼ぶそうなんですが、じつは惑星が形成された当時は固体だった可能性が高いという以外、きちんとした理由はないんだとか…。
天王星と海王星は、緑や青い雲におおわれていますが、その下にはおそらくは岩石のコアがあり、それをたっぷりの水とアンモニアとメタンが包んでいます。
ですが、コアを包むそれらの元素は、かなり奇妙な状態にあると考えられています。
超高圧で圧縮され、エキゾチックな量子状態にあるそうなんです。
とは言っても、本当のところ、2つの惑星の内部の様子については、あまりよくわかっていません。
なにしろ、人類が天王星と海王星に接近したのは、30年前のボイジャー2号が最後なわけですから…。
木星と土星にはそれ以降も探査機が送られましたが、天王星・海王星の場合は望遠鏡から観察されただけなんですね。
ですから両惑星の内部の状態については、実験や数理モデルを通じて、古いデータを補うことで推測されているわけです。
そこから明らかになったのは、ダイヤモンドの雨が降っている可能性なんだとか…。
この仮説は、1977年にボイジャー2号が打ち上げられる前から提唱されていたそうなんですが、数理モデルの研究によってさらに詳しいことがわかってきています。
天王星と海王星では、中心に近づくにつれて温度と密度が上がり、マントルの一番内側の部分では、温度が6700度、圧力は地球の大気の600万倍あると考えられています。
一方、マントルの外側では、温度が1700度と若干低く、圧力も地球の20万倍にまで下がります。
この状況だと、超高圧で圧縮されたメタンの分子が分解されて、炭素が放出されます。
炭素は仲間を見つけて、長い鎖を形成し、この長い鎖がぎゅっと集まって、ダイヤモンドのような結晶パターンになるのだそうなんです。
こうしてダイヤモンドが高温のマントル内に雨となって降り注ぐと…。
すると、そこで蒸発して、再び上昇するということをあとは繰り返すんだそうです。
ダイヤモンドの雨は、数理モデルから推測されているだけでなく、実験によっても確かめられているそうなんです。
その実験では、強力なレーザーを照射することで、巨大氷惑星内部の状況の再現を試みました。
その結果、発泡スチロールから見事ナノサイズのダイヤモンドを作ることに成功したんだそうですよ。
ま、ナノサイズだそうですけどね。
ちなみに、1ナノ1nmは、10億分の1メートルって単位です。
なんか分かりにくいな(笑)
メートルだとピンときませんが、1ミリの100万分の1と聞くと、イメージしやすいかね。
もちろん天王星と海王星に発泡スチロールはありませんが、メタンは同じように振る舞うと考えられているそうです。(メタンではなく発泡スチロールが使われたのは、扱いやすいという理由からだそうです。)
実際の両惑星では、レーザーなどよりずっと長い間強い圧力がかかるはずなので、ナノサイズよりもずっと大きなダイヤモンドに成長するだろうと考えられるんだそうです。
キラキラと輝く雨を集めて地球に持ち帰れば、あっという間に大金持ちなわけですな。
と聞くと、ちょっと行ってみたい気もしますが…。
天王星まで、地球からおよそ、25億8650万〜31億5550万km離れているらしい星ですので、まぁちょっと行ってくらぁとは行きませんわね。
ですが、本物のダイヤモンドが降り注ぐなんて幻想的な景色、見てみたいもんですな。
いつか、生で見るのは無理にしても、映像なんかは見れるかもしれませんよね。
ま、わたくし院長の生きてるうちは無理でしょうけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院