弘泉堂鍼灸接骨院
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AI寿命測定
2022年02月25日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。

2月25日の金曜日でございます。

2月ももう少し、やっと冬が終わる感じですな。

まぁ、いきなり春にはなりませんが、3月と言えば冬ではないですよね。

ま、暖かくもないですけどね。

ですが、これからは少しずつ春が近付いてきますから、気分的にも上がりますな。

てことで、このブログでも取り上げる事が非常に多い、AIネタですが、今日も最先端なAIをご紹介したいと思います。

なんと、目の網膜をスキャンして寿命を予測するAIが登場したんだそうです。

目は心の窓とか言われていますが、目の深層は年齢の窓なのかもしれません。

最新の人工知能(AI)で、眼球の内側にある網膜をスキャンすることで、その人の生物学的年齢を正確に測定できるそうなんです。

生物学的年齢とは、実年齢とは別に、加齢に伴う種々の臓器の機能の低下過程を反映し、身体機能低下から推定される年齢のことで、生物学的年齢の指標を基にした老化レベルが判明すれば、あと何年生きることができるか?

つまり、このまま何もしなかった場合の現時点での寿命を予測することができるそうなんです。

うわー、これは知りたいような知りたくないような…。

歳をとれば誰でも体が老いてきます。

ですがそれは、同じ年齢なら同じだけ老化しているということではありません。

同じ年数を生きていても、生物学的なレベルで体の老化具合は人によって全然違うもんです。

その生物学的な老いのサインは、たとえばお腹の中の腸内細菌など、いろいろなところに現れます。

そしてそれは瞳の奥にある「網膜」も同様だと考えられます。

中国の研究グループが開発したAIの機械学習モデルは、網膜に現れた老化サインを分析し、その人の生物学的な年齢を予測することができるそうなんです。

しかも、たった5分網膜をスキャンするだけでいいそうで、その予測は非常に正確で、イギリス在住の中高年4万7000人を対象にした実験では、被験者の年齢を3.5年以内の誤差でピタリと言い当てることができたそうです。

つまり、網膜年齢が実年齢より高い人たちは、それだけ早く死ぬ可能性が高くなるということになりますよね。

実際、研究で行われた網膜スキャン実施から10年後、1871人の被験者が亡くなっているそうです。

そうした人たちの多くは、網膜から生物学的年齢が高いと診断された人たちだったそうなんです。

また網膜年齢と実年齢の差から、その人の死亡リスクも予測できるんだとか…。

たとえば、AIがある人の網膜年齢は実年齢より1歳上であると診断したとします。

その場合、11年後に何らかの原因で死亡するリスクは2%上昇。

さらに、心血管系疾患とがんを除く原因で死亡するリスクも3%上昇するそうです。

この数字の根拠はよく分かりませんが、こうした結果は、網膜のデータからはそう予測できるというだけで、実際に体の中で何が起きているのかまではわからないわけです。

ですが、網膜が老化によるダメージに非常に敏感であることを示す証拠は増えているのだといいます。

網膜には血管と神経が走っていますから、その人の血管と脳の健康状態について重要なことを告げているようなんですね。

網膜年齢の差と非心血管/非がん死亡率との有意な関連性は、このところ増えつつある目と脳との関連性を示唆する証拠とあわせて、網膜は神経疾患の『窓』であるという見解を裏付けているかもしれません。

ただし、研究期間中に亡くなった人たちの中に、認知症だった人は20人しかいませんでした。

そのため、網膜に現れた老化サインと脳の疾患を結びつけることはできていないそうです。

また、最近では心血管系の疾患で亡くなる人が減少している点も指摘されています。

つまり、網膜年齢と心血管系疾患の死亡率との関係もはっきりと確かめられていないということですな。

それでもなお、網膜の老化サインは、人間の寿命について何か大切なことを告げているということです。

神経画像・DNAメチル化・トランスクリプトームなど、これまでにも生物学的年齢を予測する手段はありました。

ですが、これらは網膜年齢ほど正確ではないそうなんですね。

時間もコストもかかりますし、場合によっては体を傷つけねばならないこともあります。

ですが、今回の方法は、5分あれば予測することができます。

網膜と身体の生物学的関連に関する研究がさらに進めば、医師が患者の死亡リスクを測定するのに優れたツールが開発されると期待されています。

まぁ、まだ開発段階ということなら、良いんではないでしょうかね。

人それぞれ、老化が現れやすい場所も違うでしょうし、老化から、即死期が分かるようになるとは思えませんが、予防するとか改善すると言う意味では、広く使えるんじゃないでしょうかね。

今後の研究に期待しましょう。

ではまた〜。










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