イベルメクチンどうなん?
2022年02月21日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
2月21日の月曜日でございます。
2月も残すところ1週間となりました。
今年は雪降りますねぇ…。
昨日の夜からチラホラ降りだし、今日の朝も少しチラついておりました。
まぁ2月ももうすぐ終りですし、ボチボチねぇ。
てことで、今なお、猛威を振るい続けている新型コロナウイルスですが、いい加減飽きてきたねぇ(笑)
飽きたとか言っちゃえば怒られるかもしれませんが、もうこのウイルスを根絶やしすることは不可能なんじゃないでしょうか。
変異するって事は、オミクロンの次もあるかもしれませんし、そうなるとワクチンもいつかは効かなくなりますよ。
では、治療薬はとなると、そもそもいわゆる「風邪症状」、「感冒」に対する薬と言うものはありません。
ま、一般的に使われている薬は、あくまで対処療法として、「熱を下げる」とか、「咳を止める」、「喉の痛みを緩和する」的な薬なわけです。
ですから、今後も「コロナ特効薬」ってのは、期待薄なんじゃないのかなぁとも思います。
で、今日のネタなんですが、そんなコロナに「効く」と言われている薬があります。
みなさんも名前くらいは聞いたことがあると思うんですが、その薬の名前は「イベルメクチン」と言います。
この薬、経口駆虫薬で、腸管糞線虫症、疥癬、毛包虫症などの治療に使います。
まぁ、なんでこの薬が効くって話になったのか分かりませんが、イベルメクチンはその有効性が不確実であると、WHO(世界保健機関)並びにアメリカの疾病予防管理センター(CDC)や食品医薬品局(FDA)などが警告を促しています。
で、この駆虫薬「イベルメクチン」を、受刑者らの同意なく投与したとして、アメリカ自由人権協会が受刑者に代わり、アメリカ、アーカンソー州ワシントン郡刑務所と医師を提訴したんだそうです。
刑務所内では、コロナに感染した受刑者たちが、単なるビタミン、抗生物質などといった虚偽の説明を医師から受け、同意を得ずに大量投与されたことで、深刻な健康被害を引き起こしているんだとか…。
これが本当なら、完全に人体実験ですな。
許されることではありませんよね。
訴訟内容は、刑務所の医師が去年8月にコロナで陽性となった受刑者4人に対し、虚偽の説明をして同意を得ずに、イベルメクチンを投与したというものです。
新型コロナウイルスにも効果があるとする不確実な情報が拡散され、アメリカ国内では使用者が続出したんだそうです。
ですが、これまでの臨床試験ではその有効性が明確でないと発表されています。
そのため、WHO(世界保健機関)や各国の保健局、メーカーなどは警告を促しているといった状況なんですね。
ロバート・カラス医師は、2020年11月からイベルメクチンをコロナ感染した受刑者らに投与していたようなんですが、今回訴えを起こした4人の場合、寄生虫駆除として承認されている用量を大幅に超えていたんだとか…。
1人は3.4倍、もう1人とは6.3倍という分量が投与されたていたそうですから、これはヒドイですな。
投与された受刑者は体調に異変をきたし、視力の問題、下痢、血便、発熱、胃痙攣、嘔吐、吐き気などの副作用に苦しんでいたそうです。
去年9月、カラス医師の弁護士から州の医療委員会の審査官宛てに送られた手紙の中で、カラス医師は受刑者254人に対してコロナの治療のためにイベルメクチン投与をしていたことを明らかにしたそうです。
カラス医師は、去年8月に投与した受刑者4人に対しても、イベルメクチンの性質や内容、また潜在的な副作用に関して、事前のインフォームドコンセントを取ることなく、「単なるビタミン剤」「抗生物質」「ステロイド剤」と虚偽の説明をし、投与したもようです。
今回の提訴で、ACLUゲイリー・サリバン法務部長は、カラス医師とともに事実を黙認していたヘルダー保安官を厳しく非難し、このように述べています。
刑務所の保安官は、囚人の健康と安全に責任を持つべき立場であるはずです。
受刑者であっても、騙されて人体実験を受けるなどということは誰にもあってはならないのです。
原告は、イベルメクチンがコロナに対する効果的な治療法ではないことや大量投与が危険であることを、FDAやCDC、また信頼できる医療専門家などが同意しているにもかかわらず、信じられないほど高用量のイベルメクチンを受刑者たちに投与していました。
投与されたものが何であるか、また潜在的な副作用がどんなものかを事前に説明されていれば、受刑者たちはおそらく服用を拒否したことでしょう。
副作用で健康状態が悪化した囚人たちは、その後健康診断を受けましたが、その費用は自分たちで支払わなければならないことを伝えられたそうです。
カラス医師の行為については、現在州の医療委員会が調査中であり、2月の会議でその結果が発表される予定になっています。
また、米国医師会、および米国薬剤師会も、コロナウイルスを治療するためのイベルメクチンの処方と使用を直ちに終了するよう求めています。
まぁ、自己責任で勝手に使う分には、良いんでしょうけど、このカラス医師はなぜ投与したんでしょうかね?
受刑者を楽にしてあげたかったのか、それとも効果を実験したかったのか…。
いずれにせよ、許されることではないですけどね。
みなさんも、不確かな情報には気をつけましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月21日の月曜日でございます。
2月も残すところ1週間となりました。
今年は雪降りますねぇ…。
昨日の夜からチラホラ降りだし、今日の朝も少しチラついておりました。
まぁ2月ももうすぐ終りですし、ボチボチねぇ。
てことで、今なお、猛威を振るい続けている新型コロナウイルスですが、いい加減飽きてきたねぇ(笑)
飽きたとか言っちゃえば怒られるかもしれませんが、もうこのウイルスを根絶やしすることは不可能なんじゃないでしょうか。
変異するって事は、オミクロンの次もあるかもしれませんし、そうなるとワクチンもいつかは効かなくなりますよ。
では、治療薬はとなると、そもそもいわゆる「風邪症状」、「感冒」に対する薬と言うものはありません。
ま、一般的に使われている薬は、あくまで対処療法として、「熱を下げる」とか、「咳を止める」、「喉の痛みを緩和する」的な薬なわけです。
ですから、今後も「コロナ特効薬」ってのは、期待薄なんじゃないのかなぁとも思います。
で、今日のネタなんですが、そんなコロナに「効く」と言われている薬があります。
みなさんも名前くらいは聞いたことがあると思うんですが、その薬の名前は「イベルメクチン」と言います。
この薬、経口駆虫薬で、腸管糞線虫症、疥癬、毛包虫症などの治療に使います。
まぁ、なんでこの薬が効くって話になったのか分かりませんが、イベルメクチンはその有効性が不確実であると、WHO(世界保健機関)並びにアメリカの疾病予防管理センター(CDC)や食品医薬品局(FDA)などが警告を促しています。
で、この駆虫薬「イベルメクチン」を、受刑者らの同意なく投与したとして、アメリカ自由人権協会が受刑者に代わり、アメリカ、アーカンソー州ワシントン郡刑務所と医師を提訴したんだそうです。
刑務所内では、コロナに感染した受刑者たちが、単なるビタミン、抗生物質などといった虚偽の説明を医師から受け、同意を得ずに大量投与されたことで、深刻な健康被害を引き起こしているんだとか…。
これが本当なら、完全に人体実験ですな。
許されることではありませんよね。
訴訟内容は、刑務所の医師が去年8月にコロナで陽性となった受刑者4人に対し、虚偽の説明をして同意を得ずに、イベルメクチンを投与したというものです。
新型コロナウイルスにも効果があるとする不確実な情報が拡散され、アメリカ国内では使用者が続出したんだそうです。
ですが、これまでの臨床試験ではその有効性が明確でないと発表されています。
そのため、WHO(世界保健機関)や各国の保健局、メーカーなどは警告を促しているといった状況なんですね。
ロバート・カラス医師は、2020年11月からイベルメクチンをコロナ感染した受刑者らに投与していたようなんですが、今回訴えを起こした4人の場合、寄生虫駆除として承認されている用量を大幅に超えていたんだとか…。
1人は3.4倍、もう1人とは6.3倍という分量が投与されたていたそうですから、これはヒドイですな。
投与された受刑者は体調に異変をきたし、視力の問題、下痢、血便、発熱、胃痙攣、嘔吐、吐き気などの副作用に苦しんでいたそうです。
去年9月、カラス医師の弁護士から州の医療委員会の審査官宛てに送られた手紙の中で、カラス医師は受刑者254人に対してコロナの治療のためにイベルメクチン投与をしていたことを明らかにしたそうです。
カラス医師は、去年8月に投与した受刑者4人に対しても、イベルメクチンの性質や内容、また潜在的な副作用に関して、事前のインフォームドコンセントを取ることなく、「単なるビタミン剤」「抗生物質」「ステロイド剤」と虚偽の説明をし、投与したもようです。
今回の提訴で、ACLUゲイリー・サリバン法務部長は、カラス医師とともに事実を黙認していたヘルダー保安官を厳しく非難し、このように述べています。
刑務所の保安官は、囚人の健康と安全に責任を持つべき立場であるはずです。
受刑者であっても、騙されて人体実験を受けるなどということは誰にもあってはならないのです。
原告は、イベルメクチンがコロナに対する効果的な治療法ではないことや大量投与が危険であることを、FDAやCDC、また信頼できる医療専門家などが同意しているにもかかわらず、信じられないほど高用量のイベルメクチンを受刑者たちに投与していました。
投与されたものが何であるか、また潜在的な副作用がどんなものかを事前に説明されていれば、受刑者たちはおそらく服用を拒否したことでしょう。
副作用で健康状態が悪化した囚人たちは、その後健康診断を受けましたが、その費用は自分たちで支払わなければならないことを伝えられたそうです。
カラス医師の行為については、現在州の医療委員会が調査中であり、2月の会議でその結果が発表される予定になっています。
また、米国医師会、および米国薬剤師会も、コロナウイルスを治療するためのイベルメクチンの処方と使用を直ちに終了するよう求めています。
まぁ、自己責任で勝手に使う分には、良いんでしょうけど、このカラス医師はなぜ投与したんでしょうかね?
受刑者を楽にしてあげたかったのか、それとも効果を実験したかったのか…。
いずれにせよ、許されることではないですけどね。
みなさんも、不確かな情報には気をつけましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院