BCIとツイッター
2022年02月11日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
2月11日の金曜日でございます。
毎日寒い寒いと、何か言いうか、数えたろうかと思う位、まだまだ寒いですな。
もうボチボチピークは過ぎてるはずなんで、少しずつ暖かくなるはずなんですがねぇ…。
では、今日のネタですが最先端の医療テクノロジーのお話しでもしてみたいと思います。
このブログでも何回か、「ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)」について書いてるんですが、これは脳にコンピューターチップを埋め込む技術の総称です。
今回は、難病を患った男性が、脳にコンピュータチップを埋め込み、ただ考えるだけでツイートすることに世界で初めて成功したそうなんです。
脳とコンピュータを接続するなど、かつてはSFの中の出来事でしたが、今や思考だけでTwitterを使うことができるとこまで技術は進んでるんですねぇ。
オーストラリア在住のフィリップ・オキーフ(62歳)さんは、体の筋肉が徐々に動かなくなる「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」という難病を患っています。
彼はニューヨークに拠点を置く「シンクロン社(Synchron)」が開発したコンピューターチップを脳に埋め込み、ただ考えるだけでコンピュータを操作する力を取り戻したわけなんです。
キーを打つ必要はないし、声もいりません。
このツイートは、ただ考えるだけで投稿されたわけです。
これはなかなかスゴイことですな。
もちろん、これからさらに改善されるでしょうから、もう完全に「脳」と「コンピューター」が接続されたと考えても問題ないでしょう。
フィリップさんはさらに思考でツイートを行い、Twitterユーザーからの質問に答えているんだそうです。
「どの思考をタイプするのか、どうやって操作するんですか?」という質問に対して、「ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)を通じてです」と回答。
さらに「グラフィカルユーザインタフェース(コンピュータの情報の表示に、グラフィック(アイコンなどの画像)を使用し、マウスのようなポインティング・デバイス(入力装置)によって操作する方式のこと。 GUIと略される。) も操作できるの?
ただ文字をタイプするだけ?」との質問に、「GUIもいける」と回答したそうです。
フィリップさんははその後、BCIでどんなことができるのか説明し、最後にこう結びました。
「私の願いは、みんなが考えるだけでツイートできるようにするための道を切り開くことです。」と…。
フィリップさんは、ALSの病状が進んだおかげで、仕事はおろか、1人で生活を送ることもできなくなり、2020年4月に「血管内ステントロードBCI」の移植手術を受けました。
ステントロード(Stentrode)は、血管や気管など管状の内臓器官を広げるのに使用されている医療機器に小さな電極がついたデバイスです。
カテーテル経由で首の血管に挿入してから脳の該当箇所に移動させるため、他のBCIのように頭蓋骨に穴を開けたり、開頭手術をする必要がありません。
脳とコンピューターをつなげると血管内ステントロードを介して、思考によってデジタル機器をリモート操作できるようになるんですね。
「この技術を初めて耳にしたとき、自立した生活をかなり取り戻せるだろうと思いました」と、シンクロン社の声明でフィリップさんは語っています。
「驚くべきシステムで、自転車にも似ています。
最初は練習が必要ですが、一度乗れるようになれば、ごく自然にできるようになります。」
「パソコンのどこをクリックするかを考えるだけで、メールも銀行も使えますし、買い物もできます。
今ではTwitterで、世界にメッセージを送れるようにもなりました。」
フィリップさんはBCIのおかげで、家族や仕事仲間とのつながりを取り戻し、さまざまなビジネスにも積極的に参加しているそうです。
いやスゴイですね。
このALS 筋萎縮性側索硬化症という病気は、進行性で、一度この病気にかかると症状が良くなるということは通常ないと言われています。
全身の筋肉がやせて力が入らなくなり、やがて眼球運動以外のすべてが動かなくなると言う重い病気です。
眼球意外動かなくなると言う事は、当然呼吸や会話も出来なくなりますし、食事することもできなくなります。
こんな病気の方でも、このブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)を通じて、コミュニケーションが取れるようになるわけですから、こんな素晴らしい事はないですね。
これからこのブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)の技術がさらに向上すれば、もっと色んなことができるようになっていくでしょう。
で、ちょっと思ったんですけど…。
このフィリップさんは、頭で考えただけでツイート出来るわけですから、迂闊に余計な事は考えられないですよね(笑)
よく、お酒を飲んだら絶対ツイートしちゃダメとか言いますが、頭で考えちゃったことがそのまま文字になるわけですから、そこら辺は注意が必要ですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月11日の金曜日でございます。
毎日寒い寒いと、何か言いうか、数えたろうかと思う位、まだまだ寒いですな。
もうボチボチピークは過ぎてるはずなんで、少しずつ暖かくなるはずなんですがねぇ…。
では、今日のネタですが最先端の医療テクノロジーのお話しでもしてみたいと思います。
このブログでも何回か、「ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)」について書いてるんですが、これは脳にコンピューターチップを埋め込む技術の総称です。
今回は、難病を患った男性が、脳にコンピュータチップを埋め込み、ただ考えるだけでツイートすることに世界で初めて成功したそうなんです。
脳とコンピュータを接続するなど、かつてはSFの中の出来事でしたが、今や思考だけでTwitterを使うことができるとこまで技術は進んでるんですねぇ。
オーストラリア在住のフィリップ・オキーフ(62歳)さんは、体の筋肉が徐々に動かなくなる「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」という難病を患っています。
彼はニューヨークに拠点を置く「シンクロン社(Synchron)」が開発したコンピューターチップを脳に埋め込み、ただ考えるだけでコンピュータを操作する力を取り戻したわけなんです。
キーを打つ必要はないし、声もいりません。
このツイートは、ただ考えるだけで投稿されたわけです。
これはなかなかスゴイことですな。
もちろん、これからさらに改善されるでしょうから、もう完全に「脳」と「コンピューター」が接続されたと考えても問題ないでしょう。
フィリップさんはさらに思考でツイートを行い、Twitterユーザーからの質問に答えているんだそうです。
「どの思考をタイプするのか、どうやって操作するんですか?」という質問に対して、「ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)を通じてです」と回答。
さらに「グラフィカルユーザインタフェース(コンピュータの情報の表示に、グラフィック(アイコンなどの画像)を使用し、マウスのようなポインティング・デバイス(入力装置)によって操作する方式のこと。 GUIと略される。) も操作できるの?
ただ文字をタイプするだけ?」との質問に、「GUIもいける」と回答したそうです。
フィリップさんははその後、BCIでどんなことができるのか説明し、最後にこう結びました。
「私の願いは、みんなが考えるだけでツイートできるようにするための道を切り開くことです。」と…。
フィリップさんは、ALSの病状が進んだおかげで、仕事はおろか、1人で生活を送ることもできなくなり、2020年4月に「血管内ステントロードBCI」の移植手術を受けました。
ステントロード(Stentrode)は、血管や気管など管状の内臓器官を広げるのに使用されている医療機器に小さな電極がついたデバイスです。
カテーテル経由で首の血管に挿入してから脳の該当箇所に移動させるため、他のBCIのように頭蓋骨に穴を開けたり、開頭手術をする必要がありません。
脳とコンピューターをつなげると血管内ステントロードを介して、思考によってデジタル機器をリモート操作できるようになるんですね。
「この技術を初めて耳にしたとき、自立した生活をかなり取り戻せるだろうと思いました」と、シンクロン社の声明でフィリップさんは語っています。
「驚くべきシステムで、自転車にも似ています。
最初は練習が必要ですが、一度乗れるようになれば、ごく自然にできるようになります。」
「パソコンのどこをクリックするかを考えるだけで、メールも銀行も使えますし、買い物もできます。
今ではTwitterで、世界にメッセージを送れるようにもなりました。」
フィリップさんはBCIのおかげで、家族や仕事仲間とのつながりを取り戻し、さまざまなビジネスにも積極的に参加しているそうです。
いやスゴイですね。
このALS 筋萎縮性側索硬化症という病気は、進行性で、一度この病気にかかると症状が良くなるということは通常ないと言われています。
全身の筋肉がやせて力が入らなくなり、やがて眼球運動以外のすべてが動かなくなると言う重い病気です。
眼球意外動かなくなると言う事は、当然呼吸や会話も出来なくなりますし、食事することもできなくなります。
こんな病気の方でも、このブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)を通じて、コミュニケーションが取れるようになるわけですから、こんな素晴らしい事はないですね。
これからこのブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)の技術がさらに向上すれば、もっと色んなことができるようになっていくでしょう。
で、ちょっと思ったんですけど…。
このフィリップさんは、頭で考えただけでツイート出来るわけですから、迂闊に余計な事は考えられないですよね(笑)
よく、お酒を飲んだら絶対ツイートしちゃダメとか言いますが、頭で考えちゃったことがそのまま文字になるわけですから、そこら辺は注意が必要ですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院