AI嘘発見器
2021年12月28日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
12月28日の火曜日でございます。
いよいよ…。
当院は、明日よりお休みでございます。
今年も一年、頑張りました。
来年も頑張ろう〜。
診療はお休みですが、このブログは毎日更新されるんで読んで下さってる方は、楽しみにしててください。
てことで今日のネタですが、イスラエルの研究で、AIが顔の筋肉のかすかな動きから嘘を見破る嘘発見器が開発されたんだそうです。
イスラエルの研究グループが開発した最新の嘘発見器は、AI(人工知能)技術により、顔に一瞬だけ現れる筋肉のかすかな動きをキャッチして、嘘を見抜いてしまうんだとか…。
相手の目を見ながら真顔で嘘をつくことができるひとでも、次世代型嘘発見器なら、一瞬の表情の変化でバレてしまうかもしれません。
まだ開発の初期段階だそうですが、高確率で嘘を見破ることができたと報告されています。
かつては記憶検査の一種、ポリグラフが嘘発見器として使用されていました。
これを使用し、心拍・血圧・呼吸などの変化を検出して、その人が嘘をついているかどうか見抜く手がかりにするわけです。
これは、テレビドラマなんかでも見たことあるヤツですね。
核心をついた質問をした時に、犯人のポリグラフの針がピーって動くヤツ。
なんですが、こうした生理的反応は、訓練次第である程度コントロールできてしまうそうなんです。
まぁ、変な話、嘘つきと呼ばれる人って、こういう反応が薄いと言われてますもんね。
そのため、従来の嘘発見器は、警察の捜査などで利用されることはありますが、信頼性に乏しいことが欠点でした。
こうしたわけで、本人の意思ではどうにもならない「何か」を検出する、より優れた嘘発見器が模索されているんですね。
たとえば、進化論の父チャールズ・ダーウィンは1872年にある心理学の実験に参加し、「意思では操れない顔の筋肉は、かすかで束の間だが、心を裏切ることがある」と記しています。
とはいっても、それが存在することと、それを実際に見抜くことではまるで話が違います。
なにせ、そうした無意識のうちに現れる嘘つきの表情(顔の筋肉の動き)は、たった0.03〜0.06秒で消えてしまうんだそうです。
これでは見抜くことは非常に難しいですな。
そこでイスラエル、テルアビブ大学の研究グループは、人間ではなかなか見抜けない嘘つきの表情を、AIでとらえようと試みたわけです。
研究ではまず、「嘘つきゲーム」が催されました。
参加者はペアを組み、パートナーと向かい合って座ります。
ペアの1人はヘッドホンを装着し、そこから言葉が聞こえてきたら、そのまま口にするか(真実)、別の言葉を口にします(嘘)。
そして、もう1人の参加者は、パートナーが口にした言葉がヘッドホンから流れた言葉なのかどうか、相手の表情や雰囲気から当てるという実験です。
そしてゲームの様子を記録・分析していくわけです。
騙す側は、ヘッドホンだけでなく、顔に電極も装着します。
これは筋肉の電気活動から、微妙な表情の変化を計測するためのもので、さらにはカメラでも表情を撮影しました。
で、これらのデータをAIに与え、嘘つきの表情を学習させていくわけです。
この結果、AIは平均73%の確率で、人間の嘘を見抜けるようになったというわけです。
これは、嘘つきゲームで人間がパートナーの嘘を見抜く確率よりも当然高いです。
またこの研究では、面白いことが明らかになっています。
嘘つきの表情にはどうやら2種類あるらしいんです。
嘘をついたとき、眉毛の間にある「皺眉筋」(しゅうびきん)を動かす人と、頬の「大頬骨筋」を動かす人とにわかれるそうなんです。
ただし、こうした筋肉の動きは常に一定ではなく、しばらくすると変化するようで、また人間を騙すのが上手い人は、AIをもまた見事に騙すことができたんだとか。
AIが現実世界で嘘を見破るのは、こうした実験よりもさらに難しいと予測されます。
何かを隠そうとする人間は、真実と嘘をごちゃまぜにして複雑な内容を語るものです。
また曖昧な言葉で誤魔化したり、話を逸らしたりと騙す方法はいくつもあります。
さらに嘘を真実と思い込んでいたり、嘘をつくことに全く罪悪感を持たないタイプも存在します。
したがって、今回のようなAIを使った嘘発見器が実用レベルに到達するかどうかは、まだわからないようですが、そこはAIですから、このまま学習を続けさせればいつか完璧になる可能性はあるでしょう。
どんな人でも、一度や二度は嘘をつかれた事くらいあるでしょう。
つまり、「嘘をつく顔」を見た経験はあるはずです。
で、何回も同じ人に嘘をつかれたら、さすがに表情から読み取る事もできるようになるでしょう。
その繰り返しをAIは記憶していくわけですから、データが多くなればなるほど完璧に近づきますわな。
てことで、近い将来、完璧に近い嘘発見器が完成するでしょう。
ですが、まぁ、何もかもの嘘を見抜かれるのもどうでしょうかねぇ…。
嘘には人のためにあるものもありますし、何もかも見抜くってのも違う気もしますが…。
まぁ、普通に考えたら、犯罪関連で使用されるんでしょうし、それは良いとは思いますが、何となくねぇ…。
何もかも機械に頼るってのに違和感を感じるのは、これも年のせいでしょうか(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月28日の火曜日でございます。
いよいよ…。
当院は、明日よりお休みでございます。
今年も一年、頑張りました。
来年も頑張ろう〜。
診療はお休みですが、このブログは毎日更新されるんで読んで下さってる方は、楽しみにしててください。
てことで今日のネタですが、イスラエルの研究で、AIが顔の筋肉のかすかな動きから嘘を見破る嘘発見器が開発されたんだそうです。
イスラエルの研究グループが開発した最新の嘘発見器は、AI(人工知能)技術により、顔に一瞬だけ現れる筋肉のかすかな動きをキャッチして、嘘を見抜いてしまうんだとか…。
相手の目を見ながら真顔で嘘をつくことができるひとでも、次世代型嘘発見器なら、一瞬の表情の変化でバレてしまうかもしれません。
まだ開発の初期段階だそうですが、高確率で嘘を見破ることができたと報告されています。
かつては記憶検査の一種、ポリグラフが嘘発見器として使用されていました。
これを使用し、心拍・血圧・呼吸などの変化を検出して、その人が嘘をついているかどうか見抜く手がかりにするわけです。
これは、テレビドラマなんかでも見たことあるヤツですね。
核心をついた質問をした時に、犯人のポリグラフの針がピーって動くヤツ。
なんですが、こうした生理的反応は、訓練次第である程度コントロールできてしまうそうなんです。
まぁ、変な話、嘘つきと呼ばれる人って、こういう反応が薄いと言われてますもんね。
そのため、従来の嘘発見器は、警察の捜査などで利用されることはありますが、信頼性に乏しいことが欠点でした。
こうしたわけで、本人の意思ではどうにもならない「何か」を検出する、より優れた嘘発見器が模索されているんですね。
たとえば、進化論の父チャールズ・ダーウィンは1872年にある心理学の実験に参加し、「意思では操れない顔の筋肉は、かすかで束の間だが、心を裏切ることがある」と記しています。
とはいっても、それが存在することと、それを実際に見抜くことではまるで話が違います。
なにせ、そうした無意識のうちに現れる嘘つきの表情(顔の筋肉の動き)は、たった0.03〜0.06秒で消えてしまうんだそうです。
これでは見抜くことは非常に難しいですな。
そこでイスラエル、テルアビブ大学の研究グループは、人間ではなかなか見抜けない嘘つきの表情を、AIでとらえようと試みたわけです。
研究ではまず、「嘘つきゲーム」が催されました。
参加者はペアを組み、パートナーと向かい合って座ります。
ペアの1人はヘッドホンを装着し、そこから言葉が聞こえてきたら、そのまま口にするか(真実)、別の言葉を口にします(嘘)。
そして、もう1人の参加者は、パートナーが口にした言葉がヘッドホンから流れた言葉なのかどうか、相手の表情や雰囲気から当てるという実験です。
そしてゲームの様子を記録・分析していくわけです。
騙す側は、ヘッドホンだけでなく、顔に電極も装着します。
これは筋肉の電気活動から、微妙な表情の変化を計測するためのもので、さらにはカメラでも表情を撮影しました。
で、これらのデータをAIに与え、嘘つきの表情を学習させていくわけです。
この結果、AIは平均73%の確率で、人間の嘘を見抜けるようになったというわけです。
これは、嘘つきゲームで人間がパートナーの嘘を見抜く確率よりも当然高いです。
またこの研究では、面白いことが明らかになっています。
嘘つきの表情にはどうやら2種類あるらしいんです。
嘘をついたとき、眉毛の間にある「皺眉筋」(しゅうびきん)を動かす人と、頬の「大頬骨筋」を動かす人とにわかれるそうなんです。
ただし、こうした筋肉の動きは常に一定ではなく、しばらくすると変化するようで、また人間を騙すのが上手い人は、AIをもまた見事に騙すことができたんだとか。
AIが現実世界で嘘を見破るのは、こうした実験よりもさらに難しいと予測されます。
何かを隠そうとする人間は、真実と嘘をごちゃまぜにして複雑な内容を語るものです。
また曖昧な言葉で誤魔化したり、話を逸らしたりと騙す方法はいくつもあります。
さらに嘘を真実と思い込んでいたり、嘘をつくことに全く罪悪感を持たないタイプも存在します。
したがって、今回のようなAIを使った嘘発見器が実用レベルに到達するかどうかは、まだわからないようですが、そこはAIですから、このまま学習を続けさせればいつか完璧になる可能性はあるでしょう。
どんな人でも、一度や二度は嘘をつかれた事くらいあるでしょう。
つまり、「嘘をつく顔」を見た経験はあるはずです。
で、何回も同じ人に嘘をつかれたら、さすがに表情から読み取る事もできるようになるでしょう。
その繰り返しをAIは記憶していくわけですから、データが多くなればなるほど完璧に近づきますわな。
てことで、近い将来、完璧に近い嘘発見器が完成するでしょう。
ですが、まぁ、何もかもの嘘を見抜かれるのもどうでしょうかねぇ…。
嘘には人のためにあるものもありますし、何もかも見抜くってのも違う気もしますが…。
まぁ、普通に考えたら、犯罪関連で使用されるんでしょうし、それは良いとは思いますが、何となくねぇ…。
何もかも機械に頼るってのに違和感を感じるのは、これも年のせいでしょうか(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院