猫の聴覚
2021年12月27日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
12月27日の月曜日でございます。
12月もここまでくると、夜明けが遅くなり、わたくし院長、通勤中は真っ暗なんですよ。
まぁ、暗くて怖いとか、そんな面白い事は言いませんが、やはり朝日が見れないのは、何となく寂しいですなぁ。
今はまだ、院に着く頃になんとかうすぼんやり夜が明けてきますが、もう少しすると、真っ暗なままシャッターを開ける日々ですからね。
そんな、真っ暗な通勤中、明るい時より気付くこともあるんですよね。
それは、そこかしこにいる野良猫です。
彼らは真っ暗でも目が見えますから、暗かろうが明るかろうが、全速で走ります。
暗い道で、猫が全速で走ってたら、結構ビックリしますし、猫の眼って暗いと光って見えるじゃないですか。
何回かビックリさせられたことがありますよ。
てな猫ですが、彼らは暗くても見える眼だけが特徴ではありません。
猫は聴覚も優れてると言う研究結果も出てるようなんです。
猫は音を頼りに頭の中で地図(ルート)を描くことができるそうなんです。
飼い主の姿が見えなくても、音を頼りにその居場所を特定し、追跡していることがわかったそうなんです。
同じ家の中にいれば、別の部屋にいようがトイレに行こうが、猫は飼い主がどこにいるのか完全に把握しているそうなんです。
実験では、猫の名前を呼ぶ人間の声を録音したものを猫に聞かせ、その声を今度は別の場所に設置したスピーカーから、より遠くから聞こえるようにしました。
猫は、馴染みの声が思いもしなかった場所から聞こえてくると、驚いたような仕草をしたそうです。
すでに聞いていた声がベースになっているからですね。
つまりこれは、猫が音を手掛かりにして、姿の見えない人間の相棒の位置を、空間的に把握していることを示しているそうです。
これは、これまで知られていなかった猫の認知能力なんです。
対象物が隠れたり、視界から消えても、それが存在し続けていることがわかることを「モノの永続性(対象の永続性)」といい、動物の知能を測るのにこの能力の有無を調べるそうです。
人間の子どもはたいてい、生後8ヶ月くらいで「モノの永続性」が身につき始め、10ヶ月から12ヶ月になると、その能力はさらに向上します。
この頃になると子どもは、そのモノが実際に見えなくても、見つけることができるようになり、見えないからといって、両親や面倒をみてくれる人が消えてしまったわけではないことを理解し始めるわけです。
これまでの研究では、チンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オランウータンなどの霊長類や、カケス、クマ、犬、猫などの非霊長類で、「モノの永続性」は実証されています。
猫の聴覚は非常に優れていて、視界が悪くても隠れた獲物を見つけることができることから、新たな研究では、音の信号を使って猫をテストすることにしました。
論文では「猫は、音を通して物理的、社会的存在を推測するのが得意なようだ」と述べています。
研究を率いた京都大学の高木佐保氏によると、猫は飼い主の声を聞くと、その顔が見えることを期待するそうです。
別の実験でも、猫は馴染みの人間の声とそうでない声を聞き分けることができ、隠されたモノを見つけることができることがわかっています。
猫が声を頼りに、他者の位置を示す心象マップを描くことができるのは、もっともなことのように思われます。
実験では、猫を3つのグループに分け、それぞれのグループは、「猫カフェ」や「飼われている家」など、住む場所によってふたつに分けられていて、各グループに違う音のコンビネーションを聞かせました。
グループ1は、面倒をみてくれる人や見知らぬ人が猫の名前を呼ぶ声、グループ2は、ほかの猫の声、グループ3は、ランダムな電子音です。
最初は、猫の近くのドア付近に設置したスピーカーから音を流し、次に猫から離れたドアや窓の近くに設置したスピーカーから音を流して、猫の反応をみました。
音が出どころがひとつの場所から別の場所と移るという予想外の音の「テレポーテーション」に、猫がどれだけ驚いたかを、0(まったく驚かない)から4(すごく驚く)の4段階で評価してみました。
驚きのサインとして、声が聞こえたもともとの位置をじっと見つめる、耳や頭を動かす、周りを見回す、部屋の中を動き回るという行動を見せました。
全体的に、猫は飼い主の馴染みの声がべつの場所に「テレポート」したときにもっとも驚いたようなんです。
つまり、猫は最初に声が聞こえた場所をベースに、姿の見えない飼い主の心象イメージを描き、飼い主の位置をマッピングしたと考えられ、社会的空間認識がある証拠を示したといえるわけですね。
外界のイメージを頭の中で描けるということは、複雑な思考をする上で重要な要素で、今回の発見は、猫の認知に関する今後の研究に役立つ新たな洞察をもたらしてくれるものだと、研究者らは語っています。
まぁ、猫ですからねぇ。
言うても、ケモノなわけで、これ位の能力はあって当然な気がします。
まだまだ未知の能力があり、これからも我々を驚かせてくれるかもしれません。
てより、猫はかわいいだけで十分ですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月27日の月曜日でございます。
12月もここまでくると、夜明けが遅くなり、わたくし院長、通勤中は真っ暗なんですよ。
まぁ、暗くて怖いとか、そんな面白い事は言いませんが、やはり朝日が見れないのは、何となく寂しいですなぁ。
今はまだ、院に着く頃になんとかうすぼんやり夜が明けてきますが、もう少しすると、真っ暗なままシャッターを開ける日々ですからね。
そんな、真っ暗な通勤中、明るい時より気付くこともあるんですよね。
それは、そこかしこにいる野良猫です。
彼らは真っ暗でも目が見えますから、暗かろうが明るかろうが、全速で走ります。
暗い道で、猫が全速で走ってたら、結構ビックリしますし、猫の眼って暗いと光って見えるじゃないですか。
何回かビックリさせられたことがありますよ。
てな猫ですが、彼らは暗くても見える眼だけが特徴ではありません。
猫は聴覚も優れてると言う研究結果も出てるようなんです。
猫は音を頼りに頭の中で地図(ルート)を描くことができるそうなんです。
飼い主の姿が見えなくても、音を頼りにその居場所を特定し、追跡していることがわかったそうなんです。
同じ家の中にいれば、別の部屋にいようがトイレに行こうが、猫は飼い主がどこにいるのか完全に把握しているそうなんです。
実験では、猫の名前を呼ぶ人間の声を録音したものを猫に聞かせ、その声を今度は別の場所に設置したスピーカーから、より遠くから聞こえるようにしました。
猫は、馴染みの声が思いもしなかった場所から聞こえてくると、驚いたような仕草をしたそうです。
すでに聞いていた声がベースになっているからですね。
つまりこれは、猫が音を手掛かりにして、姿の見えない人間の相棒の位置を、空間的に把握していることを示しているそうです。
これは、これまで知られていなかった猫の認知能力なんです。
対象物が隠れたり、視界から消えても、それが存在し続けていることがわかることを「モノの永続性(対象の永続性)」といい、動物の知能を測るのにこの能力の有無を調べるそうです。
人間の子どもはたいてい、生後8ヶ月くらいで「モノの永続性」が身につき始め、10ヶ月から12ヶ月になると、その能力はさらに向上します。
この頃になると子どもは、そのモノが実際に見えなくても、見つけることができるようになり、見えないからといって、両親や面倒をみてくれる人が消えてしまったわけではないことを理解し始めるわけです。
これまでの研究では、チンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オランウータンなどの霊長類や、カケス、クマ、犬、猫などの非霊長類で、「モノの永続性」は実証されています。
猫の聴覚は非常に優れていて、視界が悪くても隠れた獲物を見つけることができることから、新たな研究では、音の信号を使って猫をテストすることにしました。
論文では「猫は、音を通して物理的、社会的存在を推測するのが得意なようだ」と述べています。
研究を率いた京都大学の高木佐保氏によると、猫は飼い主の声を聞くと、その顔が見えることを期待するそうです。
別の実験でも、猫は馴染みの人間の声とそうでない声を聞き分けることができ、隠されたモノを見つけることができることがわかっています。
猫が声を頼りに、他者の位置を示す心象マップを描くことができるのは、もっともなことのように思われます。
実験では、猫を3つのグループに分け、それぞれのグループは、「猫カフェ」や「飼われている家」など、住む場所によってふたつに分けられていて、各グループに違う音のコンビネーションを聞かせました。
グループ1は、面倒をみてくれる人や見知らぬ人が猫の名前を呼ぶ声、グループ2は、ほかの猫の声、グループ3は、ランダムな電子音です。
最初は、猫の近くのドア付近に設置したスピーカーから音を流し、次に猫から離れたドアや窓の近くに設置したスピーカーから音を流して、猫の反応をみました。
音が出どころがひとつの場所から別の場所と移るという予想外の音の「テレポーテーション」に、猫がどれだけ驚いたかを、0(まったく驚かない)から4(すごく驚く)の4段階で評価してみました。
驚きのサインとして、声が聞こえたもともとの位置をじっと見つめる、耳や頭を動かす、周りを見回す、部屋の中を動き回るという行動を見せました。
全体的に、猫は飼い主の馴染みの声がべつの場所に「テレポート」したときにもっとも驚いたようなんです。
つまり、猫は最初に声が聞こえた場所をベースに、姿の見えない飼い主の心象イメージを描き、飼い主の位置をマッピングしたと考えられ、社会的空間認識がある証拠を示したといえるわけですね。
外界のイメージを頭の中で描けるということは、複雑な思考をする上で重要な要素で、今回の発見は、猫の認知に関する今後の研究に役立つ新たな洞察をもたらしてくれるものだと、研究者らは語っています。
まぁ、猫ですからねぇ。
言うても、ケモノなわけで、これ位の能力はあって当然な気がします。
まだまだ未知の能力があり、これからも我々を驚かせてくれるかもしれません。
てより、猫はかわいいだけで十分ですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院