続・薬の名前で「クスリ」と笑う
2016年05月08日 [スタッフのこと]
おはようございます
サンデーカヨです(^^)
今日も先週に引き続き、お薬の話です。
向精神薬のお薬をちょっと調べていたら、面白いのが色々でてきました
例えば「マイスリー」
これはおそらく日本国内で一番処方されているってくらい人気の睡眠導入剤です。
うつ病の気配があるときもよく飲まれています。
これは、My Sleep(私の眠り)という言葉から「マイスリー」と名称が付けられたそうです。
簡潔で分かりやすい。
「ウィンタミン」
統合失調症、躁病、神経症などに使われる精神安定薬です。
これは、神経を鎮めることを人工冬眠にたとえて、人工冬眠、つまり、winter(ウィンター)+睡眠(ミン)と命名されたそうです。
人工冬眠ってのは、ちょっとホラーチックで怖いですけどね。
「ハルシオン」
寝つきが悪い時、気持ちを落ち着かせてリラックスさせる作用がある睡眠導入剤です。
お医者さんに「寝つきが悪くて…」と相談したとき、よく処方される人気の薬です。
このハルシオンの名前の由来なんですが、
風と波を静め、穏やかな海にする不思議な力を持つ古代ギリシャの伝説の鳥、Halcyon に由来しているそうです。
なんか、カッコいい。
ハルシオンのイメージが変わります(笑)
「レメロン」
憂うつな気分をやわらげ、意欲を高める、抗うつ剤です。
これは格調高きラテン語からの命名だそうです。
ラテン語の格言に、「Luctor et Emergo」(冬来たりなば、春遠からじ)
ってのがあるそうで。
意味は、「今は苦労するが、やがて苦境から抜け出す」。
なかなか良い言葉ですね…
向精神薬系の薬は長期にわたって服用することが多いのですが、少しでも早く薬いらずの生活にもどれますようにとの願いが込められているみたいで、ホロっとします。
「メデタックス」
これはいわゆる抗不安薬。脳の活動を抑えることで落ち着かせてくれる薬、精神安定薬です。
この薬、めでたくするから「メデタックス」なんですって。
分かりやすい(^3^)
重くなりがちな精神薬の世界だからこそ、こういう「遊び」ってすごくいいと思うのですが、残念なことに2013年に名前が変わりました。
今は「ロフラゼプ酸エチル サワイ」といいます。
無機質な冷たい感じ…。
絶対、メデタックスのほうがいい。
なぜ名前の変更をしたかというと、そこにはジェネリック業界の事情があるようです。
もともと「メイラックス」という先発薬がMeiji Seika ファルマから発売されまして。これは、『Meiji』と『リラックス』で「メイラックス」と名付けられています。
で、しばらくしてから沢井製薬よりジェネリック医薬品として「メデタックス」が発売。
で、最近、ジェネリック医薬品の紛らわしさをなくすために『一般名』(成分名)に統一する流れがあり、2013年にメデタックスは、「ロフラゼプ酸エチル・サワイ」に名称変更されたということらしいです。
そもそも、薬の名前には『一般名』と『商品名』2つあります。
『一般名』というのは、薬の『成分の名前』を意味しています。発売する会社によらずに、世界共通で伝わる、専門的な名称です。
「ロフラゼプ酸エチル」っていう成分名がこれです。
一方、『商品名』とは、医薬品を発売している会社が販売するにあたって、オリジナルで自由に命名できます。
例えば「メイラックス」とか「メデタックス」。
先週からご紹介してきた面白い名前は、すべて『商品名』です。
うーん、お薬の世界ってややこしいですね。
人が生きていくうえで、どこかでお世話になるものですが、
できるだけお世話にならないように、いたいものです。
お薬の話は、またどこかでしたいと思っています。
今日はこの辺で…
失礼します(^^)
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
サンデーカヨです(^^)
今日も先週に引き続き、お薬の話です。
向精神薬のお薬をちょっと調べていたら、面白いのが色々でてきました
例えば「マイスリー」
これはおそらく日本国内で一番処方されているってくらい人気の睡眠導入剤です。
うつ病の気配があるときもよく飲まれています。
これは、My Sleep(私の眠り)という言葉から「マイスリー」と名称が付けられたそうです。
簡潔で分かりやすい。
「ウィンタミン」
統合失調症、躁病、神経症などに使われる精神安定薬です。
これは、神経を鎮めることを人工冬眠にたとえて、人工冬眠、つまり、winter(ウィンター)+睡眠(ミン)と命名されたそうです。
人工冬眠ってのは、ちょっとホラーチックで怖いですけどね。
「ハルシオン」
寝つきが悪い時、気持ちを落ち着かせてリラックスさせる作用がある睡眠導入剤です。
お医者さんに「寝つきが悪くて…」と相談したとき、よく処方される人気の薬です。
このハルシオンの名前の由来なんですが、
風と波を静め、穏やかな海にする不思議な力を持つ古代ギリシャの伝説の鳥、Halcyon に由来しているそうです。
なんか、カッコいい。
ハルシオンのイメージが変わります(笑)
「レメロン」
憂うつな気分をやわらげ、意欲を高める、抗うつ剤です。
これは格調高きラテン語からの命名だそうです。
ラテン語の格言に、「Luctor et Emergo」(冬来たりなば、春遠からじ)
ってのがあるそうで。
意味は、「今は苦労するが、やがて苦境から抜け出す」。
なかなか良い言葉ですね…
向精神薬系の薬は長期にわたって服用することが多いのですが、少しでも早く薬いらずの生活にもどれますようにとの願いが込められているみたいで、ホロっとします。
「メデタックス」
これはいわゆる抗不安薬。脳の活動を抑えることで落ち着かせてくれる薬、精神安定薬です。
この薬、めでたくするから「メデタックス」なんですって。
分かりやすい(^3^)
重くなりがちな精神薬の世界だからこそ、こういう「遊び」ってすごくいいと思うのですが、残念なことに2013年に名前が変わりました。
今は「ロフラゼプ酸エチル サワイ」といいます。
無機質な冷たい感じ…。
絶対、メデタックスのほうがいい。
なぜ名前の変更をしたかというと、そこにはジェネリック業界の事情があるようです。
もともと「メイラックス」という先発薬がMeiji Seika ファルマから発売されまして。これは、『Meiji』と『リラックス』で「メイラックス」と名付けられています。
で、しばらくしてから沢井製薬よりジェネリック医薬品として「メデタックス」が発売。
で、最近、ジェネリック医薬品の紛らわしさをなくすために『一般名』(成分名)に統一する流れがあり、2013年にメデタックスは、「ロフラゼプ酸エチル・サワイ」に名称変更されたということらしいです。
そもそも、薬の名前には『一般名』と『商品名』2つあります。
『一般名』というのは、薬の『成分の名前』を意味しています。発売する会社によらずに、世界共通で伝わる、専門的な名称です。
「ロフラゼプ酸エチル」っていう成分名がこれです。
一方、『商品名』とは、医薬品を発売している会社が販売するにあたって、オリジナルで自由に命名できます。
例えば「メイラックス」とか「メデタックス」。
先週からご紹介してきた面白い名前は、すべて『商品名』です。
うーん、お薬の世界ってややこしいですね。
人が生きていくうえで、どこかでお世話になるものですが、
できるだけお世話にならないように、いたいものです。
お薬の話は、またどこかでしたいと思っています。
今日はこの辺で…
失礼します(^^)
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院