弘泉堂鍼灸接骨院
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40過ぎたら、「ピロカルピン」!
2021年12月20日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。

12月20日の月曜日でございます。

12月も20日まできましたね〜。

さすがに年末感出てきますよね。

実質、あと1週間程でお休みとなる人も多いですし、「年内に」ってワードも多用されるかと思います。

ま、「年内」じゃなくても大体大丈夫です(笑)

何となく、キリがいいから「年内に」って言っちゃいますけど、無理するとロクな事がないですからね。

気持ちの問題だけで、年内に片づけようってんなら、後回しでも大丈夫。

焦らずいきましょう。

では、今日のネタですが、中年になると誰しもが悩むあの不具合のお話しです。

なんと、老眼による視力低下を改善する点眼薬がアメリカで承認されたそうなんです。

個人差はありますが、40歳前後から現れ始め、「老眼」は、近くの物が見えにくくなる目の老化現象です。

これは、基本的には誰でもいつかは訪れ、年を追うごとに進行していきます。

これまでは老眼鏡やコンタクトなどが一般的でしたが、近年、老眼を改善する治療薬の開発が進められており、このほど、1日1回投与で最大6時間効果が持続する、初めての点眼薬(目薬)が米食品医薬品局(FDA)で承認されたんだそうです。

そもそも老眼とは、近くの物が見えにくくなる進行性の老化現象です。

中高年の人々が目を細めたり、文字を遠くに離しながら見ている姿は、見かける事があるでしょう。

老眼で近くのものが見えにくくなるのは、目のレンズである「水晶体」が固くなったり、筋肉が衰えたりして、近くのものにピントを合わせる力が低下するからです。

個人差はありますが40歳を過ぎれば、人によっては早くもそれを自覚し始めます。

誰でもなる自然な老化現象ではありますが、スマホだのPCだのと小さな文字を追い続けねばならない現代社会では、眼の負担が大きくなるばかりです。

そこで、このほどFDAによって承認された製品名「VUITY(ピロカルピン塩酸塩点眼液1.25%)」は、1日1回の投与で最大6時間効果が持続する画期的な点眼薬です。

開発したのは、アッヴィ社傘下のアラガン社で、すでに緑内障の治療薬として使用されている「ピロカルピン(pilocarpine)」を独自の技術で老眼に最適化したものなんだとか…。

目にたらすと涙のpHに速やかに馴染んで、瞳孔の大きさが縮小し、遠くを見る力を邪魔することな近くと中間を見る視力の改善が期待できるといいますからこれはスゴイですな。

FDAの承認はピロカルピンの有効性、安全性、忍容性を評価した第3相ランダム化比較試験GEMINI1およびGEMINI2のデータ(750例、年齢40〜55歳)に基づいたもので、これらの試験において、ピロカルピン群ではプラセボ群と比べて遠方視力を失うことなく薄暗い中条件の中で近くを見る視力の改善が確認されたそうです。

特に重篤な有害事象はなく、主な有害事象は頭痛と眼の充血だったそうです。

「軽度から中度の老眼」に有効で、点眼から15分ほどで効果が現れるそうです。

なお、コンタクトレンズを装用している場合は外して点眼しますが、10分後に再装用できるそうですから、まぁ何とか使えますよね。

ちなみにピロカルピンはもともと、ブラジル原産のミカン科植物「ヤボランジ」から発見された成分なんだそうです。

眼圧を下げる効果があることから、日本でも緑内障治療薬として保険適用されています。

また涙や唾液などの分泌をうながすために、口の乾燥を防ぐ薬としても利用されているそうなんです。

軽度から中度の老眼に効果があるということは40代から50代のまだ老眼鏡をするのに抵抗がある人にとっては画期的な点眼薬となることでしょう。

いや〜、これはわたくし院長もど真ん中世代ですから、ぜひ試してみたいですねぇ…。

まぁ、1日1回投与で、最大6時間の効果ってトコが微妙に短い気もしますが、再投与もいけるんでしょうか?

6時間しか無理って事なら、投与するタイミングを考えちゃいますよねぇ。

とは言え、こういった薬が出来たこと自体、スゴイ事なんで、これをきっかけに、ドンドン長時間効果があるモノとか出来そうですよね。

そして、誰もがなる症状なわけですから、需要もスゴイでしょうしね。

40過ぎたら、「ピロカルピン」!なんてコマーシャルが目に浮かびますわ(笑)

あとは、この薬が日本で普通に買えるようになるかどうかですが、そこは何とも言えませんよねぇ…。

アメリカで普通に売られている薬でも、日本では買えない薬も結構ありますからねぇ。

是非、日本の中年達のためにも、この薬は日本でも承認して下さい。

切に願います(笑)

ではまた〜。








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