アタカマ砂漠のガラス片
2021年12月06日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
12月6日の月曜日でございます。
12月最初の月曜日って事ですが、徐々に年末が近づいてきております。
今年は月曜日も、後3回ですし、そろそろ年内計画をキッチリたてないとね。
そして寒さもかなり厳しくなってきております。
いつの間にか完全に冬になってますなぁ。
てな、年末前ですが、今日のネタは、壮大な宇宙とその歴史に関するお話しです。
チリにアタカマ砂漠ってのがあるそうなんですが、みなさんご存知でしょうか?
チリのアンデス山脈と太平洋の間に広がる砂漠で、全体の平均標高は約2,000mにも達し、その過酷さからアタカマ砂漠への道は「死への道」と恐れられてるんだとか…。
また、世界で最も降水量の少ない地域として知られています。
で、そのアタカマ砂漠に、謎のガラスの破片が散らばっているのが科学者の目に留まったのは10年前のことでした。
ケイ酸と金属酸化物で構成される塩を主体とした「ケイ酸塩ガラス」が、75キロメートルに渡り広大な回廊のように並んでいたそうなんです。
そして今回、このガラスの破片を分析したところ、その成分の一部は宇宙をただよう彗星のものと一致したてなお話しなんです。
どうも、今から1万2000年ほど前、アタカマ砂漠上空で、凄まじい隕石の爆発が起き、その熱で砂地が溶けて、ガラスが形成されたのではないかって事らしいです。
米ブラウン大学のピート・シュルツ名誉教授は、「地表のすぐ上空で隕石が空中爆発し、地表に落下した火球の熱放射と風でガラスが形成されました。
その明白な証拠が見つかったのは今回が初めて」と語っております。
火球は隕石となって地表に落下したものを意味します。
奇妙なガラスは、アンデス山脈と太平洋に挟まれたアタカマ砂漠の東部に集中しています。
濃緑色や黒いガラスが、75キロにわたって回廊のように存在するそうなんです。
数えきれないほどの奇妙なガラスの破片は、様々な形をしており、中には50cmほどの大きな板状のものもあるそうです。
このガラスが火山で作られたという証拠はなく、その起源は謎とされてきました。
一説によれば、草原の大火災が原因ではないかという話もありました。
アタカマ砂漠は最初から砂漠だったわけではありません。
更新世(約258万年〜1万年前)には、山脈から東に流れる川のおかげでオアシスや湿地帯が作られ、そこには草木が生えていたそうなんです。
ここで大規模な火災が起これば、その熱によって砂が溶け、ガラス化するとも考えられるわけですね。
ですが今回の研究では、ガラスの特徴から、ただの火災ではなかっただろうことが明らかなっています。
ガラスには捻れやうねりがあり、溶けたまま飛ばされたような痕跡すらあるそうなんです。
これは大きな隕石が空中爆発し、竜巻のような強風を受けたときのものと同じ特徴なんだとか…。
さらにガラスの化学組成を分析したところ、「ジルコン」という鉱物が熱分解して、「バデレアイト」になっていることが判明しました。
こうした現象は、一般に約1600度以上でなければ起こらないとされています。
単なる草原の火事の熱量よりもずっと高いわけなんです。
さらに地球外の岩石にしか見られない特徴も見つかっています。
ガラスから検出された「キューバ鉱」「トロイリ鉱」「カルシウムとアルミニウムが豊富な包有物」は、NASAの探査機スターダストが地球に持ち帰った彗星のサンプルのものと一致するそうなんです。
こうしたことは、アタカマ砂漠のガラスが彗星の空中爆発によって形成されたことを裏付ける強力な証拠であると、研究グループは述べています。
この爆発が起きたのは約1万2000年前とされていますが、より正確な年代を特定するには今後さらなる調査が必要となります。
しかし今わかっている範囲では、爆発が起きた時期に、奇しくもこの付近で大型哺乳類が姿を消したと考えられるという話しなんです。
「因果関係の判断はまだ時期尚早です。ですが、隕石の爆発と大型動物が消えた時期が同じであるように思われるのは興味深いですね」とシュルツ教授は述べています。
また人類の祖先がそれを目撃した可能性もあるようなんです。
「この地域にやってきたばかりの人間がそれを目撃した可能性もあります。さぞや見ものだったことでしょう。」
シュルツ教授らは今後、爆発が起きたより詳しい年代や、隕石の大きさを明らかにしたいと考えています。
また今回の研究がきっかけで、ほかの地域でも似たような爆発の痕跡発見につながればと期待しているとの話です。
「こうした空中爆発の痕跡はいくつもあるかもしれません。
ですが今までは、それが本当に空中爆発によるものと考えるだけの証拠がありませんでした。
アタカマ砂漠は、衝突モデルを改良する基礎となります。同じような痕跡をほかの地域でも探す際に役立つでしょう。」
ロマンですなぁ。
これをきっかけに、色々な謎が解き明かされれば楽しいでしょうね。
ま、そこまで興味ないですが(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月6日の月曜日でございます。
12月最初の月曜日って事ですが、徐々に年末が近づいてきております。
今年は月曜日も、後3回ですし、そろそろ年内計画をキッチリたてないとね。
そして寒さもかなり厳しくなってきております。
いつの間にか完全に冬になってますなぁ。
てな、年末前ですが、今日のネタは、壮大な宇宙とその歴史に関するお話しです。
チリにアタカマ砂漠ってのがあるそうなんですが、みなさんご存知でしょうか?
チリのアンデス山脈と太平洋の間に広がる砂漠で、全体の平均標高は約2,000mにも達し、その過酷さからアタカマ砂漠への道は「死への道」と恐れられてるんだとか…。
また、世界で最も降水量の少ない地域として知られています。
で、そのアタカマ砂漠に、謎のガラスの破片が散らばっているのが科学者の目に留まったのは10年前のことでした。
ケイ酸と金属酸化物で構成される塩を主体とした「ケイ酸塩ガラス」が、75キロメートルに渡り広大な回廊のように並んでいたそうなんです。
そして今回、このガラスの破片を分析したところ、その成分の一部は宇宙をただよう彗星のものと一致したてなお話しなんです。
どうも、今から1万2000年ほど前、アタカマ砂漠上空で、凄まじい隕石の爆発が起き、その熱で砂地が溶けて、ガラスが形成されたのではないかって事らしいです。
米ブラウン大学のピート・シュルツ名誉教授は、「地表のすぐ上空で隕石が空中爆発し、地表に落下した火球の熱放射と風でガラスが形成されました。
その明白な証拠が見つかったのは今回が初めて」と語っております。
火球は隕石となって地表に落下したものを意味します。
奇妙なガラスは、アンデス山脈と太平洋に挟まれたアタカマ砂漠の東部に集中しています。
濃緑色や黒いガラスが、75キロにわたって回廊のように存在するそうなんです。
数えきれないほどの奇妙なガラスの破片は、様々な形をしており、中には50cmほどの大きな板状のものもあるそうです。
このガラスが火山で作られたという証拠はなく、その起源は謎とされてきました。
一説によれば、草原の大火災が原因ではないかという話もありました。
アタカマ砂漠は最初から砂漠だったわけではありません。
更新世(約258万年〜1万年前)には、山脈から東に流れる川のおかげでオアシスや湿地帯が作られ、そこには草木が生えていたそうなんです。
ここで大規模な火災が起これば、その熱によって砂が溶け、ガラス化するとも考えられるわけですね。
ですが今回の研究では、ガラスの特徴から、ただの火災ではなかっただろうことが明らかなっています。
ガラスには捻れやうねりがあり、溶けたまま飛ばされたような痕跡すらあるそうなんです。
これは大きな隕石が空中爆発し、竜巻のような強風を受けたときのものと同じ特徴なんだとか…。
さらにガラスの化学組成を分析したところ、「ジルコン」という鉱物が熱分解して、「バデレアイト」になっていることが判明しました。
こうした現象は、一般に約1600度以上でなければ起こらないとされています。
単なる草原の火事の熱量よりもずっと高いわけなんです。
さらに地球外の岩石にしか見られない特徴も見つかっています。
ガラスから検出された「キューバ鉱」「トロイリ鉱」「カルシウムとアルミニウムが豊富な包有物」は、NASAの探査機スターダストが地球に持ち帰った彗星のサンプルのものと一致するそうなんです。
こうしたことは、アタカマ砂漠のガラスが彗星の空中爆発によって形成されたことを裏付ける強力な証拠であると、研究グループは述べています。
この爆発が起きたのは約1万2000年前とされていますが、より正確な年代を特定するには今後さらなる調査が必要となります。
しかし今わかっている範囲では、爆発が起きた時期に、奇しくもこの付近で大型哺乳類が姿を消したと考えられるという話しなんです。
「因果関係の判断はまだ時期尚早です。ですが、隕石の爆発と大型動物が消えた時期が同じであるように思われるのは興味深いですね」とシュルツ教授は述べています。
また人類の祖先がそれを目撃した可能性もあるようなんです。
「この地域にやってきたばかりの人間がそれを目撃した可能性もあります。さぞや見ものだったことでしょう。」
シュルツ教授らは今後、爆発が起きたより詳しい年代や、隕石の大きさを明らかにしたいと考えています。
また今回の研究がきっかけで、ほかの地域でも似たような爆発の痕跡発見につながればと期待しているとの話です。
「こうした空中爆発の痕跡はいくつもあるかもしれません。
ですが今までは、それが本当に空中爆発によるものと考えるだけの証拠がありませんでした。
アタカマ砂漠は、衝突モデルを改良する基礎となります。同じような痕跡をほかの地域でも探す際に役立つでしょう。」
ロマンですなぁ。
これをきっかけに、色々な謎が解き明かされれば楽しいでしょうね。
ま、そこまで興味ないですが(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院