排尿21秒ルール
2021年12月02日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
12月2日の木曜日でございます。
寒くなってきましたね。
そして寒くなるとトイレが近くなりますが、みなさんいかがですか。
この寒くなるとトイレがちかくなるってのは、いくつか理由があります。
まず、寒いと暑いときに比べ、汗や水蒸気となって体から出て行く水分量が減ります。
そうすると、体の水分が多くなりすぎるため、排尿で調整しようとする力が働くからです。
次に、寒さで、手足などの体の末端の血管が縮むので、体の中心の血液量が増えて、それを減らそうとするからという理由もあります。
さらには、寒さが刺激となって、おしっこを出そうとする交感神経の働きが強くなるからとも考えられます。
そして、これはある程度の年齢の方は経験済みだと思うんですが、歳をとるとトイレが近くなります。
これにも色々理由があるんですが、基本的には、高齢になると膀胱の容量が減少し、溜めておける尿の量が減ってしまうため、回数で補うしかなくなるわけです。
つまり、高齢になるとトイレが近くなるのはごく自然なことなんですな。
あと、男性なんかに特に多いんですが、いわゆる「キレ」が悪くなるってヤツ。
つまり、尿意はあるのに出しきれない。
残尿感がある。
とかの症状は、前立腺に問題がある可能性もありますが、これらもある程度は加齢性のものなので、日常生活に支障がない程度なら、まぁ仕方ないところでしょう。
てな、オシッコ話から入りましたが、今日のネタはそんなオシッコの時間についてのお話しでもしようかと思います。
みなさんは、オシッコにかかる時間はどれくらいでしょう?
今日は、「排尿21秒ルール」ってのをご紹介しますので、それを知って健康状態を確認しましょう。
2015年にイグ・ノーベル賞を受賞した「排尿の法則」によれば、体重3キロ以上のほぼすべての哺乳類の平均排尿時間は21秒前後であることがわかったそうなんです。
ちなみに、日本人を対象にした研究でも、排尿時間は男性(20〜40代)、女性(20〜60代)ともに平均21秒前後であることがわかっており、長くても30秒以内なんだそうです。
1回の尿量は200〜400ミリリットルだそうです。
まぁ、尿量ってのはなかなか測れませんが、もし21秒から極端に大きく外れるようなことがあれば、健康状態に問題が潜んでいるかもしれないそうなんです。
2015年度イグ・ノーベル物理学賞は、動物園の動物のおしっこを観察して「排尿の法則」を導き出したアメリカの研究者に送られました。
あ、因みに、この「イグ・ノーベル賞」ってご存知でしょうか。
これ、いわゆる本家の「ノーベル賞」のパロディ版で、「人々を笑わせ、考えさせた研究」に与えられる賞なんですよね。
マーク・エイブラハムズって人が、1991年に創設したものです。
で、この法則によると、体重3キロを超える哺乳類の場合、どんなに大きくても約21秒(±13秒)でおしっこが終わるんだとか…。
たとえ0.5キロの膀胱でも100キロの膀胱でも、不思議なことに用足しの時間は約21秒なんだそうです。
犬や猫も、大型動物のゾウやシロクマも、そして人間も男女関係なく同様だというのだから面白いですな。
その理由は尿道の長さと関係があるそうで、尿道が長くなると、流体を流す重力が大きくなります。
つまり尿道が長いほど、おしっこの流れる量が増えるわけですね。
そのためどんなに体が大きな動物でも、おしっこを出す時間にほとんど差はないんだとか…。
これは「パスカルの原理」に通じるものがあるようで、長く伸びた水密性の高いパイプを樽に差し込み、水を少量注ぎ込むだけで、その圧力によって樽は破壊されてしまいます。
これを利用することで、膀胱の健康診断をすることができるそうなんです。
まず自分のおしっこの時間を定期的にスマホなどのタイマーで計測してみましょう。
もしその平均時間が21秒より極端に長く(40秒以上が目安)かかってしまうのなら、常におしっこを我慢しすぎている可能性があるそうです。
学校や仕事などで、トイレになかなか行けなかったりすると、できるだけ我慢しようと思うかもしれません。
しかし、それでは膀胱にストレスがかかり、肥大化したり、機能障害につながる恐れがあるわけです。
21秒よりやたらと短いなら、過活動膀胱が疑われるそうです。
膀胱におしっこが溜まっていなくても、すぐにトイレに行きたくなってしまう症状ですね。
あるいはもっと大きな病気が隠されているサインかもしれません。
すぐトイレに行きたくなる割にはあまりおしっこが出ないのなら、膀胱結石や膀胱炎の兆候かもしれませんしね。
で、わたくし院長、実際に計ってみました。
すると面白い事に、本当に大体21秒くらいなんですよね(笑)
まぁ、どこから計るかって問題もなくはないんですが、排尿が始まると同時にストップウオッチで計ると、21秒〜23秒くらいです。
ですが、トイレに行っていざ、しようと思ってからとなると、ちょっと話は変わってきます。
出るまでに時間がかるんですよね(笑)
ですが、まぁ、全部合わせても30秒ほどですから、今のところ大丈夫かなと。
まぁ、みなさんも計ってみてください。
ジャスト21秒で終わった時は、ちょっと感動しますぜ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月2日の木曜日でございます。
寒くなってきましたね。
そして寒くなるとトイレが近くなりますが、みなさんいかがですか。
この寒くなるとトイレがちかくなるってのは、いくつか理由があります。
まず、寒いと暑いときに比べ、汗や水蒸気となって体から出て行く水分量が減ります。
そうすると、体の水分が多くなりすぎるため、排尿で調整しようとする力が働くからです。
次に、寒さで、手足などの体の末端の血管が縮むので、体の中心の血液量が増えて、それを減らそうとするからという理由もあります。
さらには、寒さが刺激となって、おしっこを出そうとする交感神経の働きが強くなるからとも考えられます。
そして、これはある程度の年齢の方は経験済みだと思うんですが、歳をとるとトイレが近くなります。
これにも色々理由があるんですが、基本的には、高齢になると膀胱の容量が減少し、溜めておける尿の量が減ってしまうため、回数で補うしかなくなるわけです。
つまり、高齢になるとトイレが近くなるのはごく自然なことなんですな。
あと、男性なんかに特に多いんですが、いわゆる「キレ」が悪くなるってヤツ。
つまり、尿意はあるのに出しきれない。
残尿感がある。
とかの症状は、前立腺に問題がある可能性もありますが、これらもある程度は加齢性のものなので、日常生活に支障がない程度なら、まぁ仕方ないところでしょう。
てな、オシッコ話から入りましたが、今日のネタはそんなオシッコの時間についてのお話しでもしようかと思います。
みなさんは、オシッコにかかる時間はどれくらいでしょう?
今日は、「排尿21秒ルール」ってのをご紹介しますので、それを知って健康状態を確認しましょう。
2015年にイグ・ノーベル賞を受賞した「排尿の法則」によれば、体重3キロ以上のほぼすべての哺乳類の平均排尿時間は21秒前後であることがわかったそうなんです。
ちなみに、日本人を対象にした研究でも、排尿時間は男性(20〜40代)、女性(20〜60代)ともに平均21秒前後であることがわかっており、長くても30秒以内なんだそうです。
1回の尿量は200〜400ミリリットルだそうです。
まぁ、尿量ってのはなかなか測れませんが、もし21秒から極端に大きく外れるようなことがあれば、健康状態に問題が潜んでいるかもしれないそうなんです。
2015年度イグ・ノーベル物理学賞は、動物園の動物のおしっこを観察して「排尿の法則」を導き出したアメリカの研究者に送られました。
あ、因みに、この「イグ・ノーベル賞」ってご存知でしょうか。
これ、いわゆる本家の「ノーベル賞」のパロディ版で、「人々を笑わせ、考えさせた研究」に与えられる賞なんですよね。
マーク・エイブラハムズって人が、1991年に創設したものです。
で、この法則によると、体重3キロを超える哺乳類の場合、どんなに大きくても約21秒(±13秒)でおしっこが終わるんだとか…。
たとえ0.5キロの膀胱でも100キロの膀胱でも、不思議なことに用足しの時間は約21秒なんだそうです。
犬や猫も、大型動物のゾウやシロクマも、そして人間も男女関係なく同様だというのだから面白いですな。
その理由は尿道の長さと関係があるそうで、尿道が長くなると、流体を流す重力が大きくなります。
つまり尿道が長いほど、おしっこの流れる量が増えるわけですね。
そのためどんなに体が大きな動物でも、おしっこを出す時間にほとんど差はないんだとか…。
これは「パスカルの原理」に通じるものがあるようで、長く伸びた水密性の高いパイプを樽に差し込み、水を少量注ぎ込むだけで、その圧力によって樽は破壊されてしまいます。
これを利用することで、膀胱の健康診断をすることができるそうなんです。
まず自分のおしっこの時間を定期的にスマホなどのタイマーで計測してみましょう。
もしその平均時間が21秒より極端に長く(40秒以上が目安)かかってしまうのなら、常におしっこを我慢しすぎている可能性があるそうです。
学校や仕事などで、トイレになかなか行けなかったりすると、できるだけ我慢しようと思うかもしれません。
しかし、それでは膀胱にストレスがかかり、肥大化したり、機能障害につながる恐れがあるわけです。
21秒よりやたらと短いなら、過活動膀胱が疑われるそうです。
膀胱におしっこが溜まっていなくても、すぐにトイレに行きたくなってしまう症状ですね。
あるいはもっと大きな病気が隠されているサインかもしれません。
すぐトイレに行きたくなる割にはあまりおしっこが出ないのなら、膀胱結石や膀胱炎の兆候かもしれませんしね。
で、わたくし院長、実際に計ってみました。
すると面白い事に、本当に大体21秒くらいなんですよね(笑)
まぁ、どこから計るかって問題もなくはないんですが、排尿が始まると同時にストップウオッチで計ると、21秒〜23秒くらいです。
ですが、トイレに行っていざ、しようと思ってからとなると、ちょっと話は変わってきます。
出るまでに時間がかるんですよね(笑)
ですが、まぁ、全部合わせても30秒ほどですから、今のところ大丈夫かなと。
まぁ、みなさんも計ってみてください。
ジャスト21秒で終わった時は、ちょっと感動しますぜ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院