(248)サンデーイルネス(仮)特発性副甲状腺機能低下症について
2021年11月28日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
11月28日のサンデーイルネスでございます。
11月最後のイルネス辞典ってことで、いよいよ12月ですなぁ。
やはり12月となると、色々気忙しくなりますし、なにより寒くなってきたねぇ。
冬到来って感じでいよいよ年の瀬です。
毎年の事ですが、12月に入ると、大掃除とカーテンの洗濯が最後の大仕事になります。
で、大掃除は大掃除と言いながら、特に大ではなく(笑)、普段できないところを、少しづつ片づけていきます。
あ、エアコンのフィルターも洗いますな。
それ以外は、まぁ、コツコツ片づける感じです。
カーテンの洗濯に関しては、乾かさないといけないので、週に1枚しか洗えません。
全部で5枚ありますから、5週間かかります。
ってことで、昨日からカーテンの洗濯も始まってるわけです。
毎週土曜日に洗って干して、今年は、12月25日に終了ですな。
ですから、当院的には、カーテンの洗濯が始まったら、年末が来たなってサインなわけです。
で、このくらいから、クリスマスモードってことで、うちの骨格標本のスタン君も、サンタの帽子をかぶらされたりします(笑)
去年はコロナで、クリスマスも年末年始も、忘年会も新年会も、何もかも自粛でしたが、今年はちょっとは活気づくんじゃないですかね。
わたくし院長的には、第6波が恐ろしいので、特別なにもしないですし、飲み会等にも当分は参加しない意向なんですが、世の中は徐々に日常を取り戻しつつありますよね。
ですが、イギリスとかロシアとか、ここへきてまた感染の再拡大とか起ってますし、気をつけないと、やっとここまで減ったのに、もっかい増えますよ〜では、目も当てられませんからね。
てことで、みなさんも感染対策だけは怠らないよう、これからの季節を楽しんでください。
言うても、久しぶりですもんねぇ。
もうかれこれ2年位は不自由な暮らしでしたし、少しくらいは浮かれてもいいかなとも思います。
てことで、本題にいきましょう、
今日のイルネス辞典は、「特発性副甲状腺機能低下症」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かと言いますと、副甲状腺ホルモン(PTH)の生成の低下のために、低カルシウム血症、高リン血症を来すものです。
特発性とは原因不明を意味しますが、近年研究が進み、以前では不明だったいくつかの原因が明らかになりました。
(1)免疫異常(HAM症候群、AIRE遺伝子異常)
(2)奇形症候群に伴う副甲状腺の臓器発生の異常(感音性難聴(かんおんせいなんちょう)・腎奇形を伴うもの、心奇形・顔貌(がんぼう)異常を伴うものなど)
(3)カルシウム感受性の異常(カルシウム感知受容体異常、原発性低マグネシウム血症)、(4)PTHの異常などです。
原因が明らかになったものは特発性から除外され、原因不明のもの(自己免疫疾患に合併するものを含む)が特発性と呼ばれるわけです。
症状の現れ方としては、低カルシウム血症の症状として、しびれ感、テタニー(手指の不随意な筋収縮)、けいれん(すべての形)、喉頭けいれん・気管支けいれん、歯牙(しが)発育障害などがあります。低カルシウム血症との関連は必ずしも明らかではありませんが、しばしば認められるものとして、脱毛、皮膚の白斑、カンジダ症、心奇形、顔貌異常、感音性難聴、O脚、X脚などがあります。
血液検査で低カルシウム血症(血清補正値8.5r/dl未満)、高リン血症(4.5r/dl以上)があり、インタクトPTHが30pg/ml以下なら特発性が考えられ、30pg/ml以上なら偽性(ぎせい)が疑われます。
確定診断にはエルスワース・ハワード試験を行います。
低カルシウム血症の検査所見としては、クボステック徴候(顎(がく)関節部を叩いた時の口輪筋の収縮)、トルーソー徴候(上腕部緊縛(きんばく)による助産婦手位:手関節屈曲、母指内転、中手関節屈曲と指の伸展)、心電図異常(QT延長、AVブロック)、大脳基底核(きていかく)石灰化などがあります。
テタニーやけいれんを起こしている時には、カルシウム製剤(カルチコール)を静脈注射により投与します。
明らかな症状がなければ、活性型ビタミンD製剤のアルファカルシドール(アルファロール、1〜4μm/日)やカルシトリオール(ロカルトロール、0.5〜2μm/日)の内服を行います。
活性型ビタミンDにより高カルシウム尿症による尿路結石を来しやすいので、尿中カルシウム/クレアチニン比の定期的検査が必要です。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月28日のサンデーイルネスでございます。
11月最後のイルネス辞典ってことで、いよいよ12月ですなぁ。
やはり12月となると、色々気忙しくなりますし、なにより寒くなってきたねぇ。
冬到来って感じでいよいよ年の瀬です。
毎年の事ですが、12月に入ると、大掃除とカーテンの洗濯が最後の大仕事になります。
で、大掃除は大掃除と言いながら、特に大ではなく(笑)、普段できないところを、少しづつ片づけていきます。
あ、エアコンのフィルターも洗いますな。
それ以外は、まぁ、コツコツ片づける感じです。
カーテンの洗濯に関しては、乾かさないといけないので、週に1枚しか洗えません。
全部で5枚ありますから、5週間かかります。
ってことで、昨日からカーテンの洗濯も始まってるわけです。
毎週土曜日に洗って干して、今年は、12月25日に終了ですな。
ですから、当院的には、カーテンの洗濯が始まったら、年末が来たなってサインなわけです。
で、このくらいから、クリスマスモードってことで、うちの骨格標本のスタン君も、サンタの帽子をかぶらされたりします(笑)
去年はコロナで、クリスマスも年末年始も、忘年会も新年会も、何もかも自粛でしたが、今年はちょっとは活気づくんじゃないですかね。
わたくし院長的には、第6波が恐ろしいので、特別なにもしないですし、飲み会等にも当分は参加しない意向なんですが、世の中は徐々に日常を取り戻しつつありますよね。
ですが、イギリスとかロシアとか、ここへきてまた感染の再拡大とか起ってますし、気をつけないと、やっとここまで減ったのに、もっかい増えますよ〜では、目も当てられませんからね。
てことで、みなさんも感染対策だけは怠らないよう、これからの季節を楽しんでください。
言うても、久しぶりですもんねぇ。
もうかれこれ2年位は不自由な暮らしでしたし、少しくらいは浮かれてもいいかなとも思います。
てことで、本題にいきましょう、
今日のイルネス辞典は、「特発性副甲状腺機能低下症」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かと言いますと、副甲状腺ホルモン(PTH)の生成の低下のために、低カルシウム血症、高リン血症を来すものです。
特発性とは原因不明を意味しますが、近年研究が進み、以前では不明だったいくつかの原因が明らかになりました。
(1)免疫異常(HAM症候群、AIRE遺伝子異常)
(2)奇形症候群に伴う副甲状腺の臓器発生の異常(感音性難聴(かんおんせいなんちょう)・腎奇形を伴うもの、心奇形・顔貌(がんぼう)異常を伴うものなど)
(3)カルシウム感受性の異常(カルシウム感知受容体異常、原発性低マグネシウム血症)、(4)PTHの異常などです。
原因が明らかになったものは特発性から除外され、原因不明のもの(自己免疫疾患に合併するものを含む)が特発性と呼ばれるわけです。
症状の現れ方としては、低カルシウム血症の症状として、しびれ感、テタニー(手指の不随意な筋収縮)、けいれん(すべての形)、喉頭けいれん・気管支けいれん、歯牙(しが)発育障害などがあります。低カルシウム血症との関連は必ずしも明らかではありませんが、しばしば認められるものとして、脱毛、皮膚の白斑、カンジダ症、心奇形、顔貌異常、感音性難聴、O脚、X脚などがあります。
血液検査で低カルシウム血症(血清補正値8.5r/dl未満)、高リン血症(4.5r/dl以上)があり、インタクトPTHが30pg/ml以下なら特発性が考えられ、30pg/ml以上なら偽性(ぎせい)が疑われます。
確定診断にはエルスワース・ハワード試験を行います。
低カルシウム血症の検査所見としては、クボステック徴候(顎(がく)関節部を叩いた時の口輪筋の収縮)、トルーソー徴候(上腕部緊縛(きんばく)による助産婦手位:手関節屈曲、母指内転、中手関節屈曲と指の伸展)、心電図異常(QT延長、AVブロック)、大脳基底核(きていかく)石灰化などがあります。
テタニーやけいれんを起こしている時には、カルシウム製剤(カルチコール)を静脈注射により投与します。
明らかな症状がなければ、活性型ビタミンD製剤のアルファカルシドール(アルファロール、1〜4μm/日)やカルシトリオール(ロカルトロール、0.5〜2μm/日)の内服を行います。
活性型ビタミンDにより高カルシウム尿症による尿路結石を来しやすいので、尿中カルシウム/クレアチニン比の定期的検査が必要です。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院