ストレスと心身症
2016年05月10日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
5月10日火曜日
昨日から日常モードで仕事全開です。
そしてもちろん、やる気マンマンです。
気持ち的にマンマンでも、身体は違う事言ってませんか?
心と身体は別のもの。
どちらかがマイナスに傾くだけで、色々と問題は起こってきます。
その中でも特に心の問題。
今日は「ストレス」の「感じ方」について…
同じことを同じように行ったとしても、人によって「ストレス」と感じる度合いは、当然違います。
ここに意外な落とし穴があります。
「強いストレスは感じていない」「これくらいは普通…」
毎日忙しく、かなりのストレスがかかっているはずなのに、自分の「つらさ」をはっきり自覚できない状態__。
「最近、疲れてへん?」「無理してへんか?」などと言われても、ピンとこない――。
いまいち身体の疲れを感じられない…
こういった症状、ストレスが原因で発症する「心身症」。
心当たりないですか?
具体的には、心身症はどのように発症するか___
例えば以下のような症状
職場での異動や、上司がかわったなど、仕事環境が変化し、治まっていたアトピー性皮膚炎が悪化した
解決し辛い重大なトラブルが身の周りで起こった結果、胃かいようになった
やむを得ない残業が、数カ月続いた後、本態性高血圧(原因となる疾患が認められない高血圧)と診断された
等…
心身症はその病態が、循環器・呼吸器・消化器・皮膚など、身体のあらゆる部位にあらわれます。
ですから、原因がどこにあるのか突き止めにくいわけです。
まして、自分にストレスがかかっていることに気づきにくい人なら、なおさら原因を特定できません。
そんな心身症ですが、罹りやすい人には性格的な傾向があると考えられています。それが以下のようなものですね。
自己の感情を意識的に認知することを苦手とする。
空想力、創造力が欠如している。
不満や不安などの感情を、意識で認識する代わりに、身体で表現してしまう
上記のような症状を専門的に、失感情症(アレキシサイミア)と呼ぶらしいんですが、この症状が心身症には深くかかわってるそうで…
自分の感情や、身体の感覚に気づくことが難しい(鈍感)という状態なわけですから、本当はストレスでいっぱいなのに、それを充分に感じられない。又は感じているんだけれども、それを言葉に(表現)できない。
あまりにストレスフルな状況の中で、「そうでもしなければやってられない」という心理機制から、アレキシサイミアの状態になることも考えられます。
失感情症の状態にある人々は、過剰なストレス状況下にあっても、つらい感情を意識しにくいため、状況を改善させたり、周りに助けを求めたりせず、頑張り続けてしまう傾向にあります。
まぁ、分からなくもないんですが、誰かに話そうが状況が変わるわけではないし、忙しいのは仕方ない。こういうもんだと、諦めてしまってる…
その結果、身体に負担がかかってしまい、胃潰瘍や潰瘍性大腸炎、狭心症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの「心身症」(心理的因子が影響して発症する身体疾患)を発症してしまうわけです。
こういった症状は意外と誰にでもあることですし、また誰にでも発症するということです。
この一連の症状、自分の辛さやストレスを「当たり前のこと」と捉えてしまうことに問題があるわけです。
「これくらいのストレス誰にでもあるものだ」
「こんな事くらいで、疲れたなどど言ってられない」
「自分が休むとみんなが困る」
こういった状態から、知らず知らずのうちに「心身症」というさらにややこしい症状に陥ってしまうわけです。
そして、まだ「自分には今、ストレスがある」と感じながら、なかなか対処できない(忙しいとか…)場合は良いんですが、それが長く続くとそれはそれで人間は「慣れ」てしまいます。
この「慣れ」が出てしまったら、ちょっとピンチ。
もちろん、運動能力なんかの場合でも、「慣れ」ることによってさらに上のレベルまで能力が上がるという事は十分考えられます。
しかし、どんな事にも限界があります。
特に心の限界は、人によって違うもの。
他人(自分以外の人全て)では決して理解できるものではありません。
つまり、自分の心のケアは、自分にしかできないわけです。
ですから、いつも自分とむきあって、自分の心の問題に目を向けることが大事だと言います。
色々問題がありながらも、日常の忙しさについ後回しにしてしまう…
そうしているうちに、身体の方にとんでもない負担がかかってくるわけです。
そうならないためにも、早めのケアを心がけましょう。
………
なんて話を書きましたが、自分はどうなんやろ?
いや、全然ストレスなんてないわ(笑)
って思うのが悪いんでしょうかね…
書いてる本人も気づかない「心身症」。
まずは、そういうものがあるんだ。
って認識から始めていきましょう。
いつか役に立つ日がくるかもしれませんから…
ってことで、今から辛い日常に戻って頑張ります(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月10日火曜日
昨日から日常モードで仕事全開です。
そしてもちろん、やる気マンマンです。
気持ち的にマンマンでも、身体は違う事言ってませんか?
心と身体は別のもの。
どちらかがマイナスに傾くだけで、色々と問題は起こってきます。
その中でも特に心の問題。
今日は「ストレス」の「感じ方」について…
同じことを同じように行ったとしても、人によって「ストレス」と感じる度合いは、当然違います。
ここに意外な落とし穴があります。
「強いストレスは感じていない」「これくらいは普通…」
毎日忙しく、かなりのストレスがかかっているはずなのに、自分の「つらさ」をはっきり自覚できない状態__。
「最近、疲れてへん?」「無理してへんか?」などと言われても、ピンとこない――。
いまいち身体の疲れを感じられない…
こういった症状、ストレスが原因で発症する「心身症」。
心当たりないですか?
具体的には、心身症はどのように発症するか___
例えば以下のような症状
職場での異動や、上司がかわったなど、仕事環境が変化し、治まっていたアトピー性皮膚炎が悪化した
解決し辛い重大なトラブルが身の周りで起こった結果、胃かいようになった
やむを得ない残業が、数カ月続いた後、本態性高血圧(原因となる疾患が認められない高血圧)と診断された
等…
心身症はその病態が、循環器・呼吸器・消化器・皮膚など、身体のあらゆる部位にあらわれます。
ですから、原因がどこにあるのか突き止めにくいわけです。
まして、自分にストレスがかかっていることに気づきにくい人なら、なおさら原因を特定できません。
そんな心身症ですが、罹りやすい人には性格的な傾向があると考えられています。それが以下のようなものですね。
自己の感情を意識的に認知することを苦手とする。
空想力、創造力が欠如している。
不満や不安などの感情を、意識で認識する代わりに、身体で表現してしまう
上記のような症状を専門的に、失感情症(アレキシサイミア)と呼ぶらしいんですが、この症状が心身症には深くかかわってるそうで…
自分の感情や、身体の感覚に気づくことが難しい(鈍感)という状態なわけですから、本当はストレスでいっぱいなのに、それを充分に感じられない。又は感じているんだけれども、それを言葉に(表現)できない。
あまりにストレスフルな状況の中で、「そうでもしなければやってられない」という心理機制から、アレキシサイミアの状態になることも考えられます。
失感情症の状態にある人々は、過剰なストレス状況下にあっても、つらい感情を意識しにくいため、状況を改善させたり、周りに助けを求めたりせず、頑張り続けてしまう傾向にあります。
まぁ、分からなくもないんですが、誰かに話そうが状況が変わるわけではないし、忙しいのは仕方ない。こういうもんだと、諦めてしまってる…
その結果、身体に負担がかかってしまい、胃潰瘍や潰瘍性大腸炎、狭心症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの「心身症」(心理的因子が影響して発症する身体疾患)を発症してしまうわけです。
こういった症状は意外と誰にでもあることですし、また誰にでも発症するということです。
この一連の症状、自分の辛さやストレスを「当たり前のこと」と捉えてしまうことに問題があるわけです。
「これくらいのストレス誰にでもあるものだ」
「こんな事くらいで、疲れたなどど言ってられない」
「自分が休むとみんなが困る」
こういった状態から、知らず知らずのうちに「心身症」というさらにややこしい症状に陥ってしまうわけです。
そして、まだ「自分には今、ストレスがある」と感じながら、なかなか対処できない(忙しいとか…)場合は良いんですが、それが長く続くとそれはそれで人間は「慣れ」てしまいます。
この「慣れ」が出てしまったら、ちょっとピンチ。
もちろん、運動能力なんかの場合でも、「慣れ」ることによってさらに上のレベルまで能力が上がるという事は十分考えられます。
しかし、どんな事にも限界があります。
特に心の限界は、人によって違うもの。
他人(自分以外の人全て)では決して理解できるものではありません。
つまり、自分の心のケアは、自分にしかできないわけです。
ですから、いつも自分とむきあって、自分の心の問題に目を向けることが大事だと言います。
色々問題がありながらも、日常の忙しさについ後回しにしてしまう…
そうしているうちに、身体の方にとんでもない負担がかかってくるわけです。
そうならないためにも、早めのケアを心がけましょう。
………
なんて話を書きましたが、自分はどうなんやろ?
いや、全然ストレスなんてないわ(笑)
って思うのが悪いんでしょうかね…
書いてる本人も気づかない「心身症」。
まずは、そういうものがあるんだ。
って認識から始めていきましょう。
いつか役に立つ日がくるかもしれませんから…
ってことで、今から辛い日常に戻って頑張ります(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院