(246)サンデーイルネス(仮)腸重積症について
2021年11月14日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
11月14日のサンデーイルネスでございます。
11月も折り返し近くにきて、寒さが厳しくなってきましたねぇ。
11月も約半分ですから、今年も残り1ヶ月半ってことですよ。
そう考えると、何となく慌ただしくなりますよね。
まぁ、結局、年内にってワードで、どこまで何をするかってだけの事なんですが、何となくキリって大事ですからね。
去年の年末年始は、なんだかんだコロナの影響で、自粛気味でしたけど、今年は初詣くらいできそうな雰囲気ですよね。
とか、油断するとまた再拡大しそうですから、初詣も時間帯をずらすとか、日程をずらすとかして密は避けましょうね。
折角ここまできたんですし、もう増やしたくないですもんね。
まだマスクは手放せませんが、それらの感染症対策以外は、ほとんど元の生活に戻ってきています。
何とか、このままシレっと収束させたいですよね。
とは言っても、イギリスなんかでも規制を全面的に解除した後、再拡大してますしねぇ…。
まぁ、マスク着用義務まで撤廃されてましたし、やはりマスク手洗いは大事ですよね。
これ、これからの季節にはインフルエンザも、普通の風邪にも効果絶大ですし、とりあえず続けましょう。
これからの冬場は、マスクもそこまで辛くないですしね。
てか、暖かくていいよね。
慣れてしまえば冬場は快適ですから、感染者数に関係なく、当分の間はマスクは必ず着用しましょうね。
てか、確実に風邪も減ってますよね?
この数年、マスクを常に使うようになってから、かなり効果はあるんだと思いますよ。
諸外国の感染再拡大は、マスク着用の義務も撤廃したことによるものが大きいと思いますし、そこだけは真面目な日本人、続けましょう。
てことで、本題のほうにいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「腸重積症」について解説していきたいと思います。
まずどんな病気かと言いますと、腸重積症とは、本来は口から肛門まで1本のトンネルであるはずの腸管の一部が、肛門に近いほうの腸管に入り込んで重なってしまった病気です。
2歳以下、とくに生後4カ月〜1歳までが起こりやすく、男女比は2対1と男児に多いと報告されています。
では原因は何かという事ですが、多くは原因不明なんですが、ウイルスの腸管感染による腸蠕動(ぜんどう)の異常が原因とする考え方が有力とされています。
メッケル憩室(けいしつ)、ポリープ、悪性リンパ腫やアレルギー性紫斑病(しはんびょう)などの基礎疾患が原因となることがあります。
症状の現れ方として、発症初期には、嘔吐、腹痛や不機嫌がみられます(80%以上)。
それまで元気であった子どもが、急に激しく泣いてはおさまること(間欠的啼泣(かんけつてきていきゅう))が続くようなら、注意が必要です。
感冒様(かんぼうよう)症状を伴うこともあります。
嘔吐が続くと脱水症状を来し、重なっている部分の腸管が炎症を起こして出血を伴い、粘血便やショック症状がみられます。
最悪の場合は腸管が破れて腹膜炎(ふくまくえん)を起こし、命に関わることがある緊急性の高い病気です。
診断は症状、経過のほかに、腹部の診察にて右側上部に押すと痛みのある腫瘤(しゅりゅう)を触れること、超音波検査で特徴的な所見を示すこと、注腸造影(肛門からカテーテルを入れて造影剤を注入し、X線撮影する)などで行います。
では肝心の治療の方法ですが、発症後12時間以内で全身状態が比較的良い場合は、診断を兼ねて注腸造影を行い、整復を試みます。
X線透視下で、造影剤や空気を用いて整復を行うことが一般的ですが、現在では超音波下で整復を行う施設もあります。
整復が成功した場合でも、再発が起こらないかどうか入院して経過を観察します。
発症から長時間経過している、腸閉塞(ちょうへいそく)が高度である、全身状態が著しく悪い、注腸造影で整復できない、すでに腹膜炎を合併しているなどの場合は、手術が必要になります。
再発は、注腸造影による整復例で5〜10%にみられます。
再発例の50%は、初回整復後5日以内にみられます。
手術での整復後の再発は3.5%以下と報告されています。
再発を繰り返す場合は基礎疾患の検索が必要になります。
前記の症状が重なって現れ、続くようなら、夜間でも救急外来を受診する必要があります。
もちろん、日中であれば小児科を受診してください。
なお、腸重積を発症した場合でも、退院後は食生活の制限は必要ありません。
いかがでしたか。
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月14日のサンデーイルネスでございます。
11月も折り返し近くにきて、寒さが厳しくなってきましたねぇ。
11月も約半分ですから、今年も残り1ヶ月半ってことですよ。
そう考えると、何となく慌ただしくなりますよね。
まぁ、結局、年内にってワードで、どこまで何をするかってだけの事なんですが、何となくキリって大事ですからね。
去年の年末年始は、なんだかんだコロナの影響で、自粛気味でしたけど、今年は初詣くらいできそうな雰囲気ですよね。
とか、油断するとまた再拡大しそうですから、初詣も時間帯をずらすとか、日程をずらすとかして密は避けましょうね。
折角ここまできたんですし、もう増やしたくないですもんね。
まだマスクは手放せませんが、それらの感染症対策以外は、ほとんど元の生活に戻ってきています。
何とか、このままシレっと収束させたいですよね。
とは言っても、イギリスなんかでも規制を全面的に解除した後、再拡大してますしねぇ…。
まぁ、マスク着用義務まで撤廃されてましたし、やはりマスク手洗いは大事ですよね。
これ、これからの季節にはインフルエンザも、普通の風邪にも効果絶大ですし、とりあえず続けましょう。
これからの冬場は、マスクもそこまで辛くないですしね。
てか、暖かくていいよね。
慣れてしまえば冬場は快適ですから、感染者数に関係なく、当分の間はマスクは必ず着用しましょうね。
てか、確実に風邪も減ってますよね?
この数年、マスクを常に使うようになってから、かなり効果はあるんだと思いますよ。
諸外国の感染再拡大は、マスク着用の義務も撤廃したことによるものが大きいと思いますし、そこだけは真面目な日本人、続けましょう。
てことで、本題のほうにいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「腸重積症」について解説していきたいと思います。
まずどんな病気かと言いますと、腸重積症とは、本来は口から肛門まで1本のトンネルであるはずの腸管の一部が、肛門に近いほうの腸管に入り込んで重なってしまった病気です。
2歳以下、とくに生後4カ月〜1歳までが起こりやすく、男女比は2対1と男児に多いと報告されています。
では原因は何かという事ですが、多くは原因不明なんですが、ウイルスの腸管感染による腸蠕動(ぜんどう)の異常が原因とする考え方が有力とされています。
メッケル憩室(けいしつ)、ポリープ、悪性リンパ腫やアレルギー性紫斑病(しはんびょう)などの基礎疾患が原因となることがあります。
症状の現れ方として、発症初期には、嘔吐、腹痛や不機嫌がみられます(80%以上)。
それまで元気であった子どもが、急に激しく泣いてはおさまること(間欠的啼泣(かんけつてきていきゅう))が続くようなら、注意が必要です。
感冒様(かんぼうよう)症状を伴うこともあります。
嘔吐が続くと脱水症状を来し、重なっている部分の腸管が炎症を起こして出血を伴い、粘血便やショック症状がみられます。
最悪の場合は腸管が破れて腹膜炎(ふくまくえん)を起こし、命に関わることがある緊急性の高い病気です。
診断は症状、経過のほかに、腹部の診察にて右側上部に押すと痛みのある腫瘤(しゅりゅう)を触れること、超音波検査で特徴的な所見を示すこと、注腸造影(肛門からカテーテルを入れて造影剤を注入し、X線撮影する)などで行います。
では肝心の治療の方法ですが、発症後12時間以内で全身状態が比較的良い場合は、診断を兼ねて注腸造影を行い、整復を試みます。
X線透視下で、造影剤や空気を用いて整復を行うことが一般的ですが、現在では超音波下で整復を行う施設もあります。
整復が成功した場合でも、再発が起こらないかどうか入院して経過を観察します。
発症から長時間経過している、腸閉塞(ちょうへいそく)が高度である、全身状態が著しく悪い、注腸造影で整復できない、すでに腹膜炎を合併しているなどの場合は、手術が必要になります。
再発は、注腸造影による整復例で5〜10%にみられます。
再発例の50%は、初回整復後5日以内にみられます。
手術での整復後の再発は3.5%以下と報告されています。
再発を繰り返す場合は基礎疾患の検索が必要になります。
前記の症状が重なって現れ、続くようなら、夜間でも救急外来を受診する必要があります。
もちろん、日中であれば小児科を受診してください。
なお、腸重積を発症した場合でも、退院後は食生活の制限は必要ありません。
いかがでしたか。
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院