食べるワクチン
2021年10月07日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
10月7日の木曜日でございます。
新型コロナも少々落ち着いてきた感が出てきましたかな。
もちろん、油断は禁物ですがワクチン接種もかなり進んできてますしね。
で、それらの接種からわかったことは、ワクチン接種には発症予防効果、重症予防効果があるということ、副反応があるということ、そして注射が嫌いな人は躊躇してしまうということですな。
ですが近い将来に登場するかもしれない植物から作られたワクチンなら、注射を打たないですむかもしれないそうなんです。
それどころかコーンフレークのように、サクサクと美味しく食べられるかもしれないそうなんです。
現在のワクチンは、主にニワトリの卵や培養した動物細胞の中で作られます。
これに対して、植物の中でワクチンを作る方法を「分子ファーミング」というそうです。
ご存知の通り、新しく医薬品を開発するには長い年月がかかります。
分子ファーミング自体は、1986年に提唱されたもので、それほど新しいわけではないのだそうです。
それどころか、2012年にはニンジンの細胞で培養されたゴーシェ病の治療薬がアメリカで認可され、さらに2019年には植物から作られたインフルエンザ・ワクチンが第III相試験(人間の患者で行われる大規模な治験)で有望な結果を残しているそうなんです。
HIVやエボラ出血熱のワクチン開発も行われているそうですし、今年の3月には植物ベースの新型コロナウイルス用ワクチンの治験が開始されているそうです。
植物細胞を利用する分子ファーミングには、従来のワクチン生産法にはない、いくつものメリットがあるといいます。
まずコストが低いことで、植物は日光と水と土があれば育ってくれるわけですし、グリーンハウスを用意したとしても、動物細胞を培養する設備に比べれば安価ですみます。
必要に応じて生産規模を拡大したり、反対に縮小することも容易にできるわけです。
そして何といっても速く作れます。
新しいワクチン候補をたった3週間のうちに用意できるそうなんです。
これは新しい感染症が登場したときには非常に大きな利点となるでしょう。
また、普通の作物を作るのと同じなので、環境にも優しいと良い事ずくめですな。
従来のやり方に比べれば、生産に費やされるリソースはずっと少なく、それでいて大量にワクチンを作り出すことができるそうなんです。
また予防効果の点でも従来のワクチンを上回るのそうですから悪い事がみつからないですな。
植物はさまざまな糖鎖(さまざまな糖が結合した化合物)を発現させるので、そのために動物由来のワクチンよりも強い免疫反応を生じさせることができます。
さらに植物の細胞内では、予防効果を強化する分子まで自然に作られるといわれています。
ですから従来のように、わざわざ免疫補助剤を追加してやる必要もないという事なんです。
今のところ、植物で作られたワクチンの多くは注射によって投与されますが、穀物、トマト、トウモロコシ、お米といった作物から作った食べるワクチンの開発が進められているそうなんです。
これが実現すれば注射による不快な経験は過去のものになるわけです。
また従来のワクチンは精製処理が必要ですが、食べるワクチンならばそうした処理は最小限ですむそうです。
これが生産コストと時間の節約につながるわけですな。
ついでに乾燥させてしまえば、室温で保存することだって可能になるそうなんです。
このことは、現在のように世界的に大流行してしまった感染症に対応するには特に重要なことでしょう。
ワクチンは打ちたいけど、注射がどうしても苦手と言う人にとって、食べられるワクチンは魅力的となるかもしれません。
ですが、食べるワクチンにもまだクリアしなければならない課題があります。
現時点で有効性が完全に証明されたものがないからですね。
てか、そこやん(笑)
一番大事なトコですやん。
2000年頃にいくつもの候補が試されたそうなんですが、従来のワクチンに匹敵する予防効果が得られるものはなかったそうです。
そこで現在、数多くの植物ベースワクチンが開発されています。
その中には、経口(口から摂取)でありながら、きちんとした免疫反応を示す将来的に有望なものがあるそうですから、今後に期待ってとこでしょうかねぇ…。
まぁ、もし完成して、注射と経口とどっちでもいいですよって言われたら、そりゃ経口にするでしょうね。
誰でも注射は嫌ですし、副反応も大きそうですもんね。
今回のコロナ禍により、ワクチンの重要性も見直されましたから、これからはこういった医学も発展していくでしょうね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月7日の木曜日でございます。
新型コロナも少々落ち着いてきた感が出てきましたかな。
もちろん、油断は禁物ですがワクチン接種もかなり進んできてますしね。
で、それらの接種からわかったことは、ワクチン接種には発症予防効果、重症予防効果があるということ、副反応があるということ、そして注射が嫌いな人は躊躇してしまうということですな。
ですが近い将来に登場するかもしれない植物から作られたワクチンなら、注射を打たないですむかもしれないそうなんです。
それどころかコーンフレークのように、サクサクと美味しく食べられるかもしれないそうなんです。
現在のワクチンは、主にニワトリの卵や培養した動物細胞の中で作られます。
これに対して、植物の中でワクチンを作る方法を「分子ファーミング」というそうです。
ご存知の通り、新しく医薬品を開発するには長い年月がかかります。
分子ファーミング自体は、1986年に提唱されたもので、それほど新しいわけではないのだそうです。
それどころか、2012年にはニンジンの細胞で培養されたゴーシェ病の治療薬がアメリカで認可され、さらに2019年には植物から作られたインフルエンザ・ワクチンが第III相試験(人間の患者で行われる大規模な治験)で有望な結果を残しているそうなんです。
HIVやエボラ出血熱のワクチン開発も行われているそうですし、今年の3月には植物ベースの新型コロナウイルス用ワクチンの治験が開始されているそうです。
植物細胞を利用する分子ファーミングには、従来のワクチン生産法にはない、いくつものメリットがあるといいます。
まずコストが低いことで、植物は日光と水と土があれば育ってくれるわけですし、グリーンハウスを用意したとしても、動物細胞を培養する設備に比べれば安価ですみます。
必要に応じて生産規模を拡大したり、反対に縮小することも容易にできるわけです。
そして何といっても速く作れます。
新しいワクチン候補をたった3週間のうちに用意できるそうなんです。
これは新しい感染症が登場したときには非常に大きな利点となるでしょう。
また、普通の作物を作るのと同じなので、環境にも優しいと良い事ずくめですな。
従来のやり方に比べれば、生産に費やされるリソースはずっと少なく、それでいて大量にワクチンを作り出すことができるそうなんです。
また予防効果の点でも従来のワクチンを上回るのそうですから悪い事がみつからないですな。
植物はさまざまな糖鎖(さまざまな糖が結合した化合物)を発現させるので、そのために動物由来のワクチンよりも強い免疫反応を生じさせることができます。
さらに植物の細胞内では、予防効果を強化する分子まで自然に作られるといわれています。
ですから従来のように、わざわざ免疫補助剤を追加してやる必要もないという事なんです。
今のところ、植物で作られたワクチンの多くは注射によって投与されますが、穀物、トマト、トウモロコシ、お米といった作物から作った食べるワクチンの開発が進められているそうなんです。
これが実現すれば注射による不快な経験は過去のものになるわけです。
また従来のワクチンは精製処理が必要ですが、食べるワクチンならばそうした処理は最小限ですむそうです。
これが生産コストと時間の節約につながるわけですな。
ついでに乾燥させてしまえば、室温で保存することだって可能になるそうなんです。
このことは、現在のように世界的に大流行してしまった感染症に対応するには特に重要なことでしょう。
ワクチンは打ちたいけど、注射がどうしても苦手と言う人にとって、食べられるワクチンは魅力的となるかもしれません。
ですが、食べるワクチンにもまだクリアしなければならない課題があります。
現時点で有効性が完全に証明されたものがないからですね。
てか、そこやん(笑)
一番大事なトコですやん。
2000年頃にいくつもの候補が試されたそうなんですが、従来のワクチンに匹敵する予防効果が得られるものはなかったそうです。
そこで現在、数多くの植物ベースワクチンが開発されています。
その中には、経口(口から摂取)でありながら、きちんとした免疫反応を示す将来的に有望なものがあるそうですから、今後に期待ってとこでしょうかねぇ…。
まぁ、もし完成して、注射と経口とどっちでもいいですよって言われたら、そりゃ経口にするでしょうね。
誰でも注射は嫌ですし、副反応も大きそうですもんね。
今回のコロナ禍により、ワクチンの重要性も見直されましたから、これからはこういった医学も発展していくでしょうね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院