夏の終わりとヒマワリ
2021年10月06日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
10月6日の水曜日でございます。
気付けば秋も深まりだし、だいぶ涼しくなってきましたね。
まぁ、まだわたくし院長は真夏の服装で、ウロウロしておりますが、今年は衣替えも早そうな雰囲気です。
夏が終わったという事で、夏に活躍していた植物たちも、来年に向けお休みに入ります。
てことで、今日は夏の植物の代表選手ともいえる、ヒマワリについてのお話しでもしようかと思います。
本当は、もうちょっと暑いうちに書こうと思ってたんですが、なんだかこんな中途半端な時期になってしまいました。
わたくし院長の予定では、もうちょっと残暑が続いて、いつまでも暑いですなぁ〜的にいこうと思ってたんですがねぇ。
で、ヒマワリがどうしたかと言いますと、太陽の動く方向を追うように花が回ることから、ひまわりは「日回り(日廻り)」とも表記されますが、実際に太陽の動きを追うのは生長が盛んな若い時期だけなんです。
完全に開花すると、基本的には東を向いたままほとんど動かなくなるんです。
これまでその理由は諸説あるものの定かではなかったんですが、最新の研究によってついにその謎が解明されたようなんです。
その理由はミツバチと密接な関係があったようです。
夏の風物詩でもあるキク科の黄色い花、ひまわりが、太陽の方向へ顔を向けることはよく知られています。
昼間の間は、太陽の動きにあわせて、花を常にそちらの方向へ向けています。
ですがそれは若い頃の話で、最初は柔軟なひまわりも大きくなると茎が太くなり、徐々に太陽を追いかけることが難しくなってきます。
完全に開花すると、東に花を向けた姿勢で落ち着くことがほとんどなんですね。
ではなぜ成長しきったひまわりは東を向きっぱなしになるのでしょう?
これまで大人になったひまわりが東を向く理由は謎だったんです。
たっぷりと日の光を浴びたいのなら、なんとなく南向きが有利な気がしますよね。
あるいは西向きでもトータルで日差しを浴びる時間はそれほど変わらないはずです。
何かを行っている理由を解明する方法の1つは、状況を変えてみることです。
ひまわりが東を向いているのなら、西に向けてみればいいと…。
そのとき違いがでれば、それが東を向いている理由を説明してくれるはずだと専門家は考えました。
そこで米カリフォルニア大学デービス校をはじめとする研究グループは、実際にそうしてみたわけです。
まず最初に判明したのは、東向きのひまわりの方が、朝にミツバチをたくさん引きつけることでした。
ですがそれ以外の時間帯は特に変わりは見つかりませんでした。
このことは朝の時間帯が鍵であることを示唆しているわけですね。
また東向きのひまわりは30分ほど花粉を放つ時間が早かったそうです。
この時間差は群がるミツバチの数がピークに達する時間帯と一致していたそうです。
さらなる分析によって、こうした違いは花の温度と関係していることが明らかになっています。
花粉が放出されるのは、太陽によって花が暖められたときのようなんです。
試しに西向きのひまわりを人工的に温めてみると、東向きのものと同じように花粉を放出したんだとか…。
ですが面白いのは、人工的に温めても寄ってくるミツバチが増えたりはしなかったことです。
その理由ははっきりしないようですが、研究グループの推測によると、太陽の紫外線が関係していると考えられるとか…。
ミツバチは紫外線を見ることができます。
ですから太陽の光を浴びているひまわりは、ミツバチの目にはより目立って見えると考えられるそうなんです。
こうした違いは、ひまわりにとっては非常に重要であるようで、東向きのひまわりは、西向きのものに比べて、重たい種をたくさん実らせるわけですね。
それだけでなく、放出した花粉も受粉しやすいと思われます。
周辺のひまわりの遺伝子を解析してみたところ、東向きのものの方がたくさん子孫を残していたことがわかったそうです。
そんなわけでひまわりが東を向くのは、子孫を残すために有利な条件を得るためであるようなんですね。
まぁ、植物のやることに意味のない事はないはずですし、何かわけはあるとは思いましたが、意外と奥深い思惑があったわけですねぇ。
ミツバチもヒマワリも、そういった事を教えられたわけでなく行うんですから、自然の力、生物の本能って、やっぱスゴイですね。
来年の夏は、みなさんヒマワリを眺めてみましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月6日の水曜日でございます。
気付けば秋も深まりだし、だいぶ涼しくなってきましたね。
まぁ、まだわたくし院長は真夏の服装で、ウロウロしておりますが、今年は衣替えも早そうな雰囲気です。
夏が終わったという事で、夏に活躍していた植物たちも、来年に向けお休みに入ります。
てことで、今日は夏の植物の代表選手ともいえる、ヒマワリについてのお話しでもしようかと思います。
本当は、もうちょっと暑いうちに書こうと思ってたんですが、なんだかこんな中途半端な時期になってしまいました。
わたくし院長の予定では、もうちょっと残暑が続いて、いつまでも暑いですなぁ〜的にいこうと思ってたんですがねぇ。
で、ヒマワリがどうしたかと言いますと、太陽の動く方向を追うように花が回ることから、ひまわりは「日回り(日廻り)」とも表記されますが、実際に太陽の動きを追うのは生長が盛んな若い時期だけなんです。
完全に開花すると、基本的には東を向いたままほとんど動かなくなるんです。
これまでその理由は諸説あるものの定かではなかったんですが、最新の研究によってついにその謎が解明されたようなんです。
その理由はミツバチと密接な関係があったようです。
夏の風物詩でもあるキク科の黄色い花、ひまわりが、太陽の方向へ顔を向けることはよく知られています。
昼間の間は、太陽の動きにあわせて、花を常にそちらの方向へ向けています。
ですがそれは若い頃の話で、最初は柔軟なひまわりも大きくなると茎が太くなり、徐々に太陽を追いかけることが難しくなってきます。
完全に開花すると、東に花を向けた姿勢で落ち着くことがほとんどなんですね。
ではなぜ成長しきったひまわりは東を向きっぱなしになるのでしょう?
これまで大人になったひまわりが東を向く理由は謎だったんです。
たっぷりと日の光を浴びたいのなら、なんとなく南向きが有利な気がしますよね。
あるいは西向きでもトータルで日差しを浴びる時間はそれほど変わらないはずです。
何かを行っている理由を解明する方法の1つは、状況を変えてみることです。
ひまわりが東を向いているのなら、西に向けてみればいいと…。
そのとき違いがでれば、それが東を向いている理由を説明してくれるはずだと専門家は考えました。
そこで米カリフォルニア大学デービス校をはじめとする研究グループは、実際にそうしてみたわけです。
まず最初に判明したのは、東向きのひまわりの方が、朝にミツバチをたくさん引きつけることでした。
ですがそれ以外の時間帯は特に変わりは見つかりませんでした。
このことは朝の時間帯が鍵であることを示唆しているわけですね。
また東向きのひまわりは30分ほど花粉を放つ時間が早かったそうです。
この時間差は群がるミツバチの数がピークに達する時間帯と一致していたそうです。
さらなる分析によって、こうした違いは花の温度と関係していることが明らかになっています。
花粉が放出されるのは、太陽によって花が暖められたときのようなんです。
試しに西向きのひまわりを人工的に温めてみると、東向きのものと同じように花粉を放出したんだとか…。
ですが面白いのは、人工的に温めても寄ってくるミツバチが増えたりはしなかったことです。
その理由ははっきりしないようですが、研究グループの推測によると、太陽の紫外線が関係していると考えられるとか…。
ミツバチは紫外線を見ることができます。
ですから太陽の光を浴びているひまわりは、ミツバチの目にはより目立って見えると考えられるそうなんです。
こうした違いは、ひまわりにとっては非常に重要であるようで、東向きのひまわりは、西向きのものに比べて、重たい種をたくさん実らせるわけですね。
それだけでなく、放出した花粉も受粉しやすいと思われます。
周辺のひまわりの遺伝子を解析してみたところ、東向きのものの方がたくさん子孫を残していたことがわかったそうです。
そんなわけでひまわりが東を向くのは、子孫を残すために有利な条件を得るためであるようなんですね。
まぁ、植物のやることに意味のない事はないはずですし、何かわけはあるとは思いましたが、意外と奥深い思惑があったわけですねぇ。
ミツバチもヒマワリも、そういった事を教えられたわけでなく行うんですから、自然の力、生物の本能って、やっぱスゴイですね。
来年の夏は、みなさんヒマワリを眺めてみましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院