お疲れ様です。院長です。

8月27日の金曜日でございます。

今月も気付けば支払い週間に突入ですがな。

いや、8月も日数少なかったですなぁ。

お盆もあればオリンピック休みもありましたし、7月に続き、苦難を強いられております。

そして今年は暑かったですから、体力的にも随分、削られましたなぁ。

やはり、歳をとるごとに体力が衰えるわけで、暑さに対する耐性も下がってきてるように思います。

それと歳をとるとボンヤリとする時間が増えて、集中力の低下も顕著に現れます。

そしてさらには認知機能の低下ときた日には、歳は取りたくないないですねぇ(笑)

わたくし院長も、年々記憶力が悪くなっていっておりますが、しかしそれは誰にでも起こることです。

歳をとると認知機能が衰え、物忘れも多くなります。

それが老化というものです。

ですが高齢者の中には、いくつになっても記憶力バツグンな人たちがいるそうなんです。

そうした高齢者のことを「スーパーエイジャー」と呼ぶのだそうで、スーパーエイジャーと、一般的な高齢者には脳にどんな違いがあるのでしょう？

アメリカ、マサチューセッツ総合病院の研究グループは「スーパーエイジャー」の記憶力の秘密を探るべく研究に取り組んでいるそうです。

そして明らかになったのは、彼らの神経細胞のネットワークの一部が20代の若者の脳に似ていることや、普通なら歳をとるにつれて縮んでしまう脳が、萎縮しないままであるということらしいんです。

これはまた羨ましいことですが、一体どういうことなんでしょう。

そもそも、歳をとれば物忘れが激しくなるメカニズムは、目で見たものを効率よく処理するために、「視覚野（大脳皮質における視覚に関する領域）」にある神経細胞はさまざまなカテゴリーにグループ分けされています。

これを「神経分化」といいます。

たとえばある神経細胞グループは、顔に特化しており、顔を見たときにだけ記憶をつくり出す働きがあります。

もっと細かく言えば、犬に特化したグループがあり、犬を見たときにだけ記憶をつくり出すなんて事を行ってるそうなんです。

これは記憶を思い出すうえでとても便利なやり方と言えるでしょう。

ところが、歳をとると、せっかく特定のカテゴリーに特化していた神経細胞グループが、ほかのカテゴリーを目にしたときにも反応するようになってしまうんだそうです。

歳をとると記憶力が衰える原因の1つは、こうした神経分化の低下であると推測されています。

反応するカテゴリーがだんだんと曖昧になり、そのせいで記憶を思い出しにくくなるというわけですな。

最新の研究では、スーパーエイジャーが何かを記憶してそれを思い出そうとしているときの脳をfMRIで検査してみました。

実験ではまず、スーパーエイジャー40名に単語とペアになった写真をいくつか見てもらいました。

10分後、今度は同じ写真に別の写真・単語ペアをくわえて提示し、それが前回見たものか、それとも初めて目にしたものか答えてもらいます。

このときの脳活動をfMRIでスキャンし、同じことを行なっている若者の脳と比較してみたところ、スーパーエイジャーの脳は若者と同じような活動を示していることが明らかになったそうなんです。

特に注目されたのは「紡錘状回（側頭葉の脳回）」と「海馬傍回（海馬の周囲に存在する灰白質の大脳皮質領域）」で、これらの活動は25歳の脳に匹敵するものだったそうです。

「スーパーエイジャーは若者と同レベルの神経分化、すなわち選択性を維持しています」と主執筆者の勝見裕太博士は語ります。

「彼らの脳はカテゴリーの異なる視覚情報の表象を個別につくり出すことができ、そのために写真と単語のペアを正確に思い出すことができます」

スーパーエイジャーの脳を知ることは、普通の人が認知機能を維持するヒントにもなるでしょう。

今回の研究は、視覚野の処理メカニズムが訓練可能なものであるとも述べています。

その方法を確立するべく、研究グループは現在、非侵襲的（生体を傷つけない）な電磁気刺激で高齢者の記憶力を改善できないか臨床試験を行なっているとのことです。

すでに記憶力、認知能力がかなりぶっ壊れているわたくし院長ですが、私が高齢になって頭の中の消しゴムがフル稼働してしまう前に、この研究を何とか実用化して欲しいもんです。

果たして間に合いますでしょうか…(笑)

ぜひ頑張って完成させてください。

ではまた〜。




京都　中京区　円町　弘泉堂鍼灸接骨院