ウイルス研究所
2021年08月23日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
8月23日の月曜日でございます。
8月も後半戦に入ってきましたねぇ。
お盆からの大雨で、少し涼しい気はしますが、また今週から暑くなるんだとか…。
そして、いつまで経っても収まる気配のない、新型コロナウイルスですが、さすがにもう慣れてきましたね〜。
危機感はもちろんありますが、緊張感はドンドン薄れている気がします。
それが一番危険なんですけどねぇ…。
もう、2年以上になりますし、さすがに2年続くと慣れるよね(笑)
慣れてる場合じゃないんですけどねぇ。
ここまで強いウイルスですが、そもそもこのウイルス、どっから来たん?って謎がまだハッキリとは解明されてません。
一説では、コウモリが媒介したもんだという話ですが、どこの誰がそのコウモリと接触したんでしょう?
そして人類第一号の新型コロナウイルス患者は誰だったんでしょう?
きっとこの謎は解明されないでしょうけど、もう一つの説に根強くあるのが、某国の研究所からウイルスが漏れたって話ですな。
まぁ、某国って中国ですが、中国のウイルス研究所から漏れたって説や、バイオテロを企てた中国が、感染者を世に放ったとかいう都市伝説レベルの説もあるようです。
ですが、少なくともウイルス研究所にはややこしいウイルス達がウジャウジャいるのは間違いないわけですよね。
中国のウイルス研究所から漏れたかどうかは別として、こういった世界中にある研究所の安全性ってどうなんでしょう。
テロリストの標的にされたりしないもんなんですかね。
ってことで、これを調査した機関があるようなんですよ。
で、最高クラスの安全性を誇るはずの研究所の安全性を評価してみたところ、高く評価されたのはわずか4分の1しかなかったのだそうですから驚きです。
まずは、危険な病原体を扱っている研究所の安全性の評価方法なんですが、以下のようなものらしいです。
1.バイオセーフティレベル
ウイルスや細菌のような病原体は、それぞれに危険性が異なります。
感染してしまった場合の症状の重さや感染力の強さなどに違いがあるからですな。
当然ながら、危険な病原体であればあるほど、それを扱う研究施設はそれだけ高度な安全設備を備えていなければならないわけです。
そうした研究施設の安全性を示す指針の1つとして「バイオセーフティレベル(BSL)」があります。
最高クラスの安全性を備えていると格付けされた「バイオセーフティレベル4」の研究所は、現時点で世界に59か所あるそうです。
武漢病毒研究所もその1つで、日本には国立感染症研究所など3か所あります。
しかしBSL4の研究所であったとして、必ずしも絶対安心なわけではないようです。
2.グローバル・ヘルス・セキュリティ・インデックス
たとえば、アメリカの非営利団体である核脅威イニシアチブが作成した「グローバル・ヘルス・セキュリティ・インデックス」で高スコアを獲得しているのはわずか4分の1でしかないそうなんです。
同インデックスは、195か国それぞれが実施しているバイオセーフティ・セキュリティ関連の法規制、監視機関、政策、訓練などを評価したもの。
この評価が低いということは、ウイルスや細菌の管理体制にまだまだ改善の余地があるということになります。
また、「国際バイオセーフティ・セキュリティ規制専門家会合」に参加しているかどうかも、安全性を測る指標として挙げられています。
この会合は関連分野におけるベストプラクティスの共有を目的としますが、参加しているのはBSL4施設がある国のわずか4割のみであるそうです(日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、シンガポール、スイス、イギリス、アメリカ)。
また参加国であっても、2019年に導入されたバイオリスクの自主管理規格「ISO 35001」を取得している研究施設はまだないんだとか…。
さらにBSL4研究施設がある国の大半が、「デュアルユース研究」や「機能獲得研究」を規制していない点も指摘されています。
「デュアルユース研究」とは、政治、外交、輸出管理において、平和及び軍事、両方の目的に使用できるテクノロジーを指すもので、軍民両用(技術)とも呼ばれます。
「機能獲得研究」とは、実験施設の中で病原体が持つ毒性や拡散の容易性を増強、またはウイルスの宿主の範囲を拡大し、ウイルスの特性を研究し、新しい伝染病として評価することです。
つまり軍事技術として転用可能だったとしても、平和的利用が目的であれば自由に研究でき、病原菌としての力を強化させることを主眼とした研究も行えるということです。
BSL4の研究施設を持つ23か国のうち、デュアルユース研究の監視について何らかの方針を定めているのはアメリカ、カナダ、オーストラリア、ドイツ、スイス、イギリスの4か国のみなんだそうです。
また機能獲得実験は今後増加すると予測されることから特に懸念されるといいます。
というのも、ウイルスの仕組みを解明したり、動物から人間に感染し、さらに人間同士でも感染が広まる恐れのあるウイルス候補を特定したりするために有効と考えられるからです。
現在のような状況では、これまでBSL4の施設を持たなかった国でも、今後その設置を検討する流れになるでしょう。
新型コロナウイルスは、感染症のリスクを嫌というほど思い知らせてくれたわけですから、ウイルス、細菌の研究を進めるのも自然の事でしょうけど、それを研究すること自体もまたリスクを孕んでいることを忘れないようにしないといけませんよね。
悪意なくても、事故は起り得ますからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月23日の月曜日でございます。
8月も後半戦に入ってきましたねぇ。
お盆からの大雨で、少し涼しい気はしますが、また今週から暑くなるんだとか…。
そして、いつまで経っても収まる気配のない、新型コロナウイルスですが、さすがにもう慣れてきましたね〜。
危機感はもちろんありますが、緊張感はドンドン薄れている気がします。
それが一番危険なんですけどねぇ…。
もう、2年以上になりますし、さすがに2年続くと慣れるよね(笑)
慣れてる場合じゃないんですけどねぇ。
ここまで強いウイルスですが、そもそもこのウイルス、どっから来たん?って謎がまだハッキリとは解明されてません。
一説では、コウモリが媒介したもんだという話ですが、どこの誰がそのコウモリと接触したんでしょう?
そして人類第一号の新型コロナウイルス患者は誰だったんでしょう?
きっとこの謎は解明されないでしょうけど、もう一つの説に根強くあるのが、某国の研究所からウイルスが漏れたって話ですな。
まぁ、某国って中国ですが、中国のウイルス研究所から漏れたって説や、バイオテロを企てた中国が、感染者を世に放ったとかいう都市伝説レベルの説もあるようです。
ですが、少なくともウイルス研究所にはややこしいウイルス達がウジャウジャいるのは間違いないわけですよね。
中国のウイルス研究所から漏れたかどうかは別として、こういった世界中にある研究所の安全性ってどうなんでしょう。
テロリストの標的にされたりしないもんなんですかね。
ってことで、これを調査した機関があるようなんですよ。
で、最高クラスの安全性を誇るはずの研究所の安全性を評価してみたところ、高く評価されたのはわずか4分の1しかなかったのだそうですから驚きです。
まずは、危険な病原体を扱っている研究所の安全性の評価方法なんですが、以下のようなものらしいです。
1.バイオセーフティレベル
ウイルスや細菌のような病原体は、それぞれに危険性が異なります。
感染してしまった場合の症状の重さや感染力の強さなどに違いがあるからですな。
当然ながら、危険な病原体であればあるほど、それを扱う研究施設はそれだけ高度な安全設備を備えていなければならないわけです。
そうした研究施設の安全性を示す指針の1つとして「バイオセーフティレベル(BSL)」があります。
最高クラスの安全性を備えていると格付けされた「バイオセーフティレベル4」の研究所は、現時点で世界に59か所あるそうです。
武漢病毒研究所もその1つで、日本には国立感染症研究所など3か所あります。
しかしBSL4の研究所であったとして、必ずしも絶対安心なわけではないようです。
2.グローバル・ヘルス・セキュリティ・インデックス
たとえば、アメリカの非営利団体である核脅威イニシアチブが作成した「グローバル・ヘルス・セキュリティ・インデックス」で高スコアを獲得しているのはわずか4分の1でしかないそうなんです。
同インデックスは、195か国それぞれが実施しているバイオセーフティ・セキュリティ関連の法規制、監視機関、政策、訓練などを評価したもの。
この評価が低いということは、ウイルスや細菌の管理体制にまだまだ改善の余地があるということになります。
また、「国際バイオセーフティ・セキュリティ規制専門家会合」に参加しているかどうかも、安全性を測る指標として挙げられています。
この会合は関連分野におけるベストプラクティスの共有を目的としますが、参加しているのはBSL4施設がある国のわずか4割のみであるそうです(日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、シンガポール、スイス、イギリス、アメリカ)。
また参加国であっても、2019年に導入されたバイオリスクの自主管理規格「ISO 35001」を取得している研究施設はまだないんだとか…。
さらにBSL4研究施設がある国の大半が、「デュアルユース研究」や「機能獲得研究」を規制していない点も指摘されています。
「デュアルユース研究」とは、政治、外交、輸出管理において、平和及び軍事、両方の目的に使用できるテクノロジーを指すもので、軍民両用(技術)とも呼ばれます。
「機能獲得研究」とは、実験施設の中で病原体が持つ毒性や拡散の容易性を増強、またはウイルスの宿主の範囲を拡大し、ウイルスの特性を研究し、新しい伝染病として評価することです。
つまり軍事技術として転用可能だったとしても、平和的利用が目的であれば自由に研究でき、病原菌としての力を強化させることを主眼とした研究も行えるということです。
BSL4の研究施設を持つ23か国のうち、デュアルユース研究の監視について何らかの方針を定めているのはアメリカ、カナダ、オーストラリア、ドイツ、スイス、イギリスの4か国のみなんだそうです。
また機能獲得実験は今後増加すると予測されることから特に懸念されるといいます。
というのも、ウイルスの仕組みを解明したり、動物から人間に感染し、さらに人間同士でも感染が広まる恐れのあるウイルス候補を特定したりするために有効と考えられるからです。
現在のような状況では、これまでBSL4の施設を持たなかった国でも、今後その設置を検討する流れになるでしょう。
新型コロナウイルスは、感染症のリスクを嫌というほど思い知らせてくれたわけですから、ウイルス、細菌の研究を進めるのも自然の事でしょうけど、それを研究すること自体もまたリスクを孕んでいることを忘れないようにしないといけませんよね。
悪意なくても、事故は起り得ますからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院