サブウェイの憂鬱
2021年08月10日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
8月10日の火曜日でございます。
当院は、明日から15日までお盆休みってことで、しかも、昨日、一昨日も休んでますから、そりゃ今日と言う日のやる気のなさ(笑)
そんな事はありません。
全力で頑張りますよ(笑)
今日はそんな全力で何事も頑張っちゃうアメリカ訴訟のお話しです。
アメリカという国は、非常に裁判が多い国で、訴訟大国なんて言われています。
よく聞く冗談みたいな訴訟で、マクドナルドのコーヒーが熱すぎて火傷した「マクドナルドコーヒー事件」なんて有名ですが、今日ご紹介するのもそれに近いお話しです。
今回訴えられたのは、日本でも店舗展開している、サンドイッチのファストフード店「Subway」(サブウェイ)です。
女性2名が、サブウェイのツナサンドを購入したところ、「本物のツナが全く入っていない」と500万ドル(約5億2400万円)の損害賠償を求める訴訟を起こしました。
ですがサヴウェイ側はまったくの事実無根であり名誉を棄損しているとして、全面的に戦う姿勢を見せているんだとか…。
まぁ、百歩譲って、ツナが入ってないって怒る気持ちまではいいとして、なんで500万ドル?(笑)
ちなみに、先に紹介した「マクドナルドコーヒー事件」の場合は、実際にコーヒーが膝にこぼれ、第三度の火傷を被害者が負っています。
皮膚移植をするほどの火傷ですし、実害はあったわけですよ。
最終的には、60万ドル以下の賠償金で示談成立してますし、まぁ、6000万円程ですかね。
これでも高いですが、まぁ一応、火傷してますし皮膚移植なんて大変ですしね。
に比べ、なに?ツナが入ってない?(笑)
なんで500万ドル?(笑)
では、順を追ってみていきましょう。
カリフォルニア州北部アラメダ郡に住むカレン・ダノワさんとニリマ・アミンさんは、自宅近くのサブウェイ店を訪れ、ツナサンドを注文しました。
しかし、そのツナサンドには主成分となるはずのマグロが微量たりとも入っていなかったとして、「店側の主張に騙された」と連邦裁判所に500万ドル(約5億2400万円)の損害賠償を求める訴訟を起こしたわけです。
裁判所の報告によると、原告側からは概ね次のような主張がなされたといいます。
・ツナサンドのツナの部分は、マグロではない様々な調合された混合物が使われており、ツナの外観を模倣している。
・製造を低コストに抑えるために、ツナでも本物の魚でもない別の物を使っている。
・独立した検査所で既に繰り返し検査されて確認済みであり、製品はマグロ以外のものから作られている。
・マグロを原料としていると疑わない消費者を犠牲にし、利益を増やすため製品を偽り、ツナとして販売している。
原告2名は、「もし、本物のマグロが使われていないことを知っていれば、購入などしなかった」と述べており、詐欺・故意および不注意の不実表示、会社に対する不当利得の訴えを強調しました。
現在、2名は裁判所に集団訴訟として訴訟を起こすことを許可するよう求めています。
これにより、知らずに購入した他の客たちは、商品とその成分に関する被告の虚偽の表明のために支払った金額の返還を求めることができるといいます。
これに対し、サブウェイの広報担当者は以下の声明文を発表しています。
【まったくもって、軽薄で、不十分な調査の根拠のない訴えです。
この訴訟には、全く真実性がありません。
当社では100%調理されたマグロを使用し、マヨネーズやサラダと混ぜた作り立てを顧客に提供しています。
ツナサンドウィッチは、品質と味において店のメニューの中でも、最も人気のサンドウィッチとなっています。
こうした申し立ては、マグロを含むすべての製品に設定した高い基準を守るためにたゆまぬ努力をしているフランチャイズ経営店に、多大な損害を与える恐れがあります。
残念ながらこの手の訴訟は、指名された原告の弁護士がその分野で自分たちの名を売る、いわば売名行為のために、食品業界を標的にしているという傾向の一部でしかありません。
当社と当社のフランチャイズ加盟店は、カリフォルニアおよび世界中の顧客に提供する高品質の製品を誤解させ、傷つけるためだけに行われるこれらの、またはその他の根拠のない取り組みに対して、積極的に防御し、利用可能なすべての手段を通じてこれら主張と戦うつもりです。】
サブウェイ側、だいぶ怒ってます(笑)
そりゃ、ツナサンドがマグロを使ってないだけならまだしも、ツナでも本物の魚でもない別の物を使っているとまで言われたら、全面対決は避けられませんよね。
この件に関し、最近アメリカのメディア「The New York Times」の記者が、実際にサブウェイでツナサンドを購入し、中のツナ(マグロ)を取り出し冷凍した上で食品検査会社に送付し、成分調査を行ったそうなんです。
詳細は明かされていませんが、食品検査会社の調査結果によると、冷凍されたツナのサンプルにはPCR検査で確認できるほどのマグロのDNAは発見できず、DNAによる副産物も見られなかったことから、サブウェイのツナが、本当にマグロを使っているのかどうかを確認することができなかったと…。
ただし、調理済みであること、それを冷凍したことでDNAが抽出できない可能性も否定できないそうで、必ずしも「マグロが使用されていない」とは直ちに断言できないとしています。
って、なんか雲行きがあやしくなってきたぞぃ。
まさかのサブウェイ敗訴とかあるん?
と思っていたら、「Inside Edition」誌でも2021年2月11日付の記事で、サブウェイのツナサンドのマグロのDNA検査を行ったことを報告しています。
こちらは、ニューヨーク、クイーンズにある3店舗からサブウェイのツナサンドを購入し、フロリダの食品検査会社「Applied Food Technologies」に送付し魚のDNA検査を行ったところ、受け取った3つのサンプルすべてにマグロが確実に含まれていることが確認できたという結果が出たそうなんです。
まぁ、これらの調査は、マスコミが独自に行ったものですし、裁判的にどこまで証拠能力があるかは別ものですが、まぁ、全くマグロが入ってないってことはないんじゃないのかねぇ…。
わたくし院長はそう思います。
ま、結果は気になりますけどね。
続報が入ればお伝えします。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月10日の火曜日でございます。
当院は、明日から15日までお盆休みってことで、しかも、昨日、一昨日も休んでますから、そりゃ今日と言う日のやる気のなさ(笑)
そんな事はありません。
全力で頑張りますよ(笑)
今日はそんな全力で何事も頑張っちゃうアメリカ訴訟のお話しです。
アメリカという国は、非常に裁判が多い国で、訴訟大国なんて言われています。
よく聞く冗談みたいな訴訟で、マクドナルドのコーヒーが熱すぎて火傷した「マクドナルドコーヒー事件」なんて有名ですが、今日ご紹介するのもそれに近いお話しです。
今回訴えられたのは、日本でも店舗展開している、サンドイッチのファストフード店「Subway」(サブウェイ)です。
女性2名が、サブウェイのツナサンドを購入したところ、「本物のツナが全く入っていない」と500万ドル(約5億2400万円)の損害賠償を求める訴訟を起こしました。
ですがサヴウェイ側はまったくの事実無根であり名誉を棄損しているとして、全面的に戦う姿勢を見せているんだとか…。
まぁ、百歩譲って、ツナが入ってないって怒る気持ちまではいいとして、なんで500万ドル?(笑)
ちなみに、先に紹介した「マクドナルドコーヒー事件」の場合は、実際にコーヒーが膝にこぼれ、第三度の火傷を被害者が負っています。
皮膚移植をするほどの火傷ですし、実害はあったわけですよ。
最終的には、60万ドル以下の賠償金で示談成立してますし、まぁ、6000万円程ですかね。
これでも高いですが、まぁ一応、火傷してますし皮膚移植なんて大変ですしね。
に比べ、なに?ツナが入ってない?(笑)
なんで500万ドル?(笑)
では、順を追ってみていきましょう。
カリフォルニア州北部アラメダ郡に住むカレン・ダノワさんとニリマ・アミンさんは、自宅近くのサブウェイ店を訪れ、ツナサンドを注文しました。
しかし、そのツナサンドには主成分となるはずのマグロが微量たりとも入っていなかったとして、「店側の主張に騙された」と連邦裁判所に500万ドル(約5億2400万円)の損害賠償を求める訴訟を起こしたわけです。
裁判所の報告によると、原告側からは概ね次のような主張がなされたといいます。
・ツナサンドのツナの部分は、マグロではない様々な調合された混合物が使われており、ツナの外観を模倣している。
・製造を低コストに抑えるために、ツナでも本物の魚でもない別の物を使っている。
・独立した検査所で既に繰り返し検査されて確認済みであり、製品はマグロ以外のものから作られている。
・マグロを原料としていると疑わない消費者を犠牲にし、利益を増やすため製品を偽り、ツナとして販売している。
原告2名は、「もし、本物のマグロが使われていないことを知っていれば、購入などしなかった」と述べており、詐欺・故意および不注意の不実表示、会社に対する不当利得の訴えを強調しました。
現在、2名は裁判所に集団訴訟として訴訟を起こすことを許可するよう求めています。
これにより、知らずに購入した他の客たちは、商品とその成分に関する被告の虚偽の表明のために支払った金額の返還を求めることができるといいます。
これに対し、サブウェイの広報担当者は以下の声明文を発表しています。
【まったくもって、軽薄で、不十分な調査の根拠のない訴えです。
この訴訟には、全く真実性がありません。
当社では100%調理されたマグロを使用し、マヨネーズやサラダと混ぜた作り立てを顧客に提供しています。
ツナサンドウィッチは、品質と味において店のメニューの中でも、最も人気のサンドウィッチとなっています。
こうした申し立ては、マグロを含むすべての製品に設定した高い基準を守るためにたゆまぬ努力をしているフランチャイズ経営店に、多大な損害を与える恐れがあります。
残念ながらこの手の訴訟は、指名された原告の弁護士がその分野で自分たちの名を売る、いわば売名行為のために、食品業界を標的にしているという傾向の一部でしかありません。
当社と当社のフランチャイズ加盟店は、カリフォルニアおよび世界中の顧客に提供する高品質の製品を誤解させ、傷つけるためだけに行われるこれらの、またはその他の根拠のない取り組みに対して、積極的に防御し、利用可能なすべての手段を通じてこれら主張と戦うつもりです。】
サブウェイ側、だいぶ怒ってます(笑)
そりゃ、ツナサンドがマグロを使ってないだけならまだしも、ツナでも本物の魚でもない別の物を使っているとまで言われたら、全面対決は避けられませんよね。
この件に関し、最近アメリカのメディア「The New York Times」の記者が、実際にサブウェイでツナサンドを購入し、中のツナ(マグロ)を取り出し冷凍した上で食品検査会社に送付し、成分調査を行ったそうなんです。
詳細は明かされていませんが、食品検査会社の調査結果によると、冷凍されたツナのサンプルにはPCR検査で確認できるほどのマグロのDNAは発見できず、DNAによる副産物も見られなかったことから、サブウェイのツナが、本当にマグロを使っているのかどうかを確認することができなかったと…。
ただし、調理済みであること、それを冷凍したことでDNAが抽出できない可能性も否定できないそうで、必ずしも「マグロが使用されていない」とは直ちに断言できないとしています。
って、なんか雲行きがあやしくなってきたぞぃ。
まさかのサブウェイ敗訴とかあるん?
と思っていたら、「Inside Edition」誌でも2021年2月11日付の記事で、サブウェイのツナサンドのマグロのDNA検査を行ったことを報告しています。
こちらは、ニューヨーク、クイーンズにある3店舗からサブウェイのツナサンドを購入し、フロリダの食品検査会社「Applied Food Technologies」に送付し魚のDNA検査を行ったところ、受け取った3つのサンプルすべてにマグロが確実に含まれていることが確認できたという結果が出たそうなんです。
まぁ、これらの調査は、マスコミが独自に行ったものですし、裁判的にどこまで証拠能力があるかは別ものですが、まぁ、全くマグロが入ってないってことはないんじゃないのかねぇ…。
わたくし院長はそう思います。
ま、結果は気になりますけどね。
続報が入ればお伝えします。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院